【現地レポート】世界最大級の旅行イベント「ツーリズムEXPOジャパン2017」と「インバウンド・観光ビジネス総合展」21日開幕

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昨日9月21日(木)から、旅行や観光に関する世界最大級イベント「ツーリズムEXPOジャパン2017」が開幕しました。場所は東京ビッグサイトで24日(日)までの4日間の開催で、今年度は、日本政府観光局JNTO)が主催に加わり、日本観光振興協会日本旅行業協会JATA)の3団体の共催となります。また、同日から23日(土)まで、フェアinフェアの形で訪日観光の展示商談会「インバウンド・観光ビジネス総合展」(日本経済新聞社共催)も開催されています。今回は、こちらの「インバウンド・観光ビジネス総合展」について現地レポートをご紹介します。

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「インバウンド・観光ビジネス総合展」とは

インバウンド・観光ビジネス総合展」とは、世界最大級の旅行・観光イベント「ツーリズムEXPOジャパン2017」内で開催される商談会です。今年2月に、日本経済新聞社が初開催したインバウンド業界イベント「インバウンドビジネス総合展2017」を前身としており、今回はツーリズムEXPOジャパンと日本経済新聞社が共催するという形に。

インバウンドビジネス総合展2017に行ってきました:現地の模様と展示をピックアップしてレポート

2/1(水)〜2/3(金)の3日間、インバウンドビジネス総合展2017が東京ビッグサイトにて開催されています。今回は初日の様子と、各種展示をピックアップしてレポートします。インバウンドビジネス総合展2017とはインバウンドビジネス総合展2017インバウンドビジネス総合展2017とは日本経済新聞社が主催、観光庁、経済産業省、日本政府観光局(JNTO)後援のインバウンドビジネスに特化した産業展です。本展では、62社の企業・団体展示による、翻訳や多言語対応、ICT技術の活用、映像・コンテンツ・ア...

ツーリズムEXPOジャパン」には130以上の国・地域から1300超の企業・団体が参加しており、その中のインバウンドビジネスの展示・商談会に特化した格好の「インバウンド・観光ビジネス総合展」には、観光ビジネスを支援するマーケティング、多言語・ICTソリューション、映像・ウェブコンテンツ、関連機器・インフラ支援、空間設計・インテリア、人材支援、物販・体験企画などの約80社が出展しています。

開催場所は「ツーリズムEXPOジャパン」と同会場の東京ビッグサイトは東展示棟6ホールで、期間は23日(土)までとなっております。なお、本日22日(金)までは事前登録が必要な業界向けの開催で事前登録(21日まで)が必要なので、今から参加を希望する場合には23日(土)の当日受け付けのみとなっています(入場料1,300円)

出展社ピックアップ

それでは、「インバウンド・観光ビジネス総合展」の展示より、今回は インバウンド受け入れ環境整備 をテーマにいくつかの出展をピックアップしてご紹介します。今回取り上げるのは手ぶら観光を推進するJTB、スマート外貨両替機を提供するアクトプロ、インバウンド向けにICTを推進するおもてなしICT協議会よりインバウンド向け情報アプリについてご紹介。

JTB:インバウンド向け手ぶら観光サービス「LUGGAGE-FREE TRAVEL」

株式会社ジェイティービー(以下、JTB)は、インバウンド向け手ぶら観光サービス 「LUGGAGE-FREE TRAVEL」 の海外向け販売を8月8日より開始しています。「LUGGAGE-FREE TRAVEL」はJTB、ヤマトグループ、パナソニックの3社での提供となり、ヤマトグループが物流を、パナソニックがシステムを、そしてJTBが訪日外国人向けのサービス販促を担当しています。

サービスのスキームは図の通り。訪日外国人観光客は、JTB海外支店や予約サイトを通じて「LUGGAGE-FREE TRAVEL」サービスを購入し、QRコードを取得します。日本に到着後、取次店となる空港カウンターや宿泊施設等でQRコードを提示すると、事前登録した情報を活用して簡単に宿泊先や空港への荷物配送手続きができる、といったものです。

進むインバウンド業界のICT:パナソニックとJTBが協業、多言語案内と手ぶら観光領域でインバウンド対策支援

日本は、増え続ける訪日外国人観光客の受け入れにおいて、「外国語対応」や「荷物保管場所の増設」など、未だに多くの課題を抱えています。その一方で、外国語対応に関しては、以前ご紹介した「接客指さし会話」や「スマイルコール」など、一般企業による新たな訪日外国人観光客向けサービスが提供され始めています。また、「荷物保管場所の増設」においては、国土交通省による、具体的な計画案も出されており、訪日外国人観光客受け入れ環境の整備へ、官民一体となったインバウンド対策が、少しずつ進んでいることがわかります。大...

アクトプロ:自動外貨両替機「SMART EXCHANGE」

株式会社アクトプロは、自動外貨両替機 「SMART EXCHANGE」 の提供をしています。日本では海外諸国と比較してクレジットカードの普及が進んでおらず、決済に関しては「現金主義」である一方で、街中に外貨両替ができる場所が少ないという状況があります。海外のガイドブックでは 「日本への旅行の注意点として、両替ができる場所がほとんどない」と書かれているほど です。それに伴い、訪日外国人観光客だけでなく、国内事業者からも需要が高まっているのが 「外貨を円貨に簡易的に両替できるサービス です。

この需要に対応するのが、自動外貨両替機「SMART EXCHANGE」です。外国語対応可能・簡単な操作で利用者の利便性が高いという特徴があり、また両替機オーナーや設置場所の提供者にとって煩わしい保守作業もアクトプロが提供しています。前述の両替ニーズから、外貨両替機は強力なインバウンド集客ツールになり、またカードが利用できない場所でも高い売上転換率が期待できます。

おもてなしICT協議会:多言語対応の観光クラウドサービス「Japan2Go!」

インバウンド向けにICTの普及を進める「おもてなしICT協議会」は、総務省の「2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会」のアクションプランを指針として設立されました。現在、千葉県にて行われているおもてなしICTの実証実験にも参画している、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)が提供する多言語対応の観光クラウドサービス「Japan2Go!(ジャパン・トゥー・ゴー)」についてご紹介します。

「Japan2Go!」は低コストで容易に ご当地観光アプリケーション が開発できる本格的なクラウド型のアプリケーション開発・配信プラットフォームです。地方自治体やインバウンド向け事業者などは、「Japan2Go!」の提供するフォーマットに合わせて画像やテキストといったコンテンツを登録することで、簡単・低コストでスマホ向け「ご当地アプリ」を作成することができます。また、ユーザーとなる訪日外国人観光客のスマホに、GPS位置情報をもとに周辺のスポット情報を配信 できるほか、ユーザーの利用履歴データを分析 することも可能となっています。

まとめ:イベントや展示会でインバウンド市場や業界の最新情報をキャッチアップ

今回は「インバウンド・観光ビジネス総合展」の開催概要と、出展よりインバウンド受け入れ体制に関するサービスをピックアップしてご紹介しました。このようなイベントに参加することで、最新のインバウンド向けソリューションを実際に体験したり情報収集したりすることができるだけではなく、ブースに立つ担当者と情報交換することで、業界全体の最新情報をキャッチアップすることができるでしょう。

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バーコードやQRコードを活用した多言語ソリューション「多言語化表示サービス」の資料をDLして詳しく見てみる

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短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。

今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。

今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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