東京五輪に向け国土交通省が開設した「防災ポータル」とは:インバウンド向けにも英・中・韓3ヶ国語に対応しているものの、その実態には疑問が…?

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2020年に東京オリンピックが開催されますが、これを機に日本を訪れる訪日外国人観光客が増えることが予想されています。国土交通省ではこうした背景から 防災に役立つ各種情報をまとめた情報サイト を開設しました。この度開設された「防災ポータル 」は、英語中国語、韓国語に対応。東京都の防災情報や国交省のハザードマップなど、これまで別々に運営していた75のサイトを一挙にまとめたリンク集と言えるものです。

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「防災ポータル」とは?:東京オリンピックに向けたインバウンド環境整備の一環

「防災ポータル」は2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で会場等に来訪される方が、首都圏で起こりうる災害に関する情報や、もしものときに役立つ防災情報を入手することができる災害情報ポータルサイトです。国土交通省では2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けて、総力をあげて取り組んでおり、今回の「防災ポータル」の整備に関してもその一環と言えるでしょう。

「防災ポータル」 では災害が起こる前から知っておいたほうが良い情報について「今から知っておくべき情報」としてサイト内でまとめられています。また同様に、災害が起きた場合に役立つ情報について「災害時に見るべき情報」としてサイト内でまとめています。

防災ポータル内容:「今から知っておくべき情報」

【被害想定】

首都圏で起こりうる自然災害について、想定される被害状況やハザードマップ等を見ることができます。

【身の守り方】

災害の基礎知識や、災害時に身を守るための知識を見ることができます。

【路線情報】

都内近郊の路線図を見ることができます。

【私たちの取り組み】

国土交通省をはじめ、行政が取り組む災害対策などの情報を見ることができます。

防災ポータル内容:災害時に見るべき情報

【被害状況】

リアルタイム情報や速報等により、災害発生後、いち早く被害の状況を調べることができます。

【気象状況】

気象庁による気象情報のほか、国土交通省東京都による雨量や放射線測定結果などを調べることができます。

【逃げるための情報】

避難所等の防災施設を検索できます。

【交通状況】

通行可能な道路情報や交通規制などの道路交通情報をはじめ、鉄道・航空各社の情報を調べることができます。

【被災者支援情報】

被災企業の経営サポート、避難所や防災センターの基礎知識、行政の防災情報、防災施設を検索できる防災マップを見ることができます。

【安否情報】

災害用伝言サービスや安否情報検索サービスから、知人の安否情報を調べることができます。

「防災ポータル」は訪日外国人観光客目線で、実際に使いやすさは考えられているか?

この度開設された「防災ポータル」ですが、これまで別々に運営されていた75もの防災に関するサイトを一挙にまとめ、ポータルサイト自体は英語中国語、韓国語に対応 しています。しかし、この中で日本語以外の言語に対応している(英語もしく、英語中国語、韓国語)サイトは40しかありません。

防災に関するサイトをまとめて訪日外国人観光客にも防災の情報を提供するというコンセプトは素晴らしいのですが、個別のサイトごとに取り組みに差が出てしまっているのが残念と言えます。今後よりいっそうの使いやすさを実現するためには、外国語対応が出来ていないサイトを外国語対応することからでしょう。

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<参考>

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
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  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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