日本ではGoogleやYahoo!が特に利用者が多い検索エンジンとなっていますが、訪日主要国の検索エンジンのシェア率はどのようになっているのでしょうか。検索エンジン経由で旅行に関する情報を探す外国人は多いため、インバウンド業界に携わるマーケターにとって訪日主要国でよく使われている検索エンジンを把握しておくことは重要でしょう。今回は 東南アジアの訪日主要国(シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・インド)の検索エンジン市場のシェア率 をStatcounterの数値からご紹介します。
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- <シンガポール>Googleが96.5%でトップ Yahoo!、bingは1%台
- <マレーシア>Googleが約97%のシェアを獲得 Yahoo!、bingは1%台
- <インドネシア>Googleの一強状態:全体の98%がGoogleを使用
- <ベトナム>Googleが占める割合は93%、CocCocや Yahoo!、bingの利用者も一定数いる模様
- <フィリピン>Googleが占める割合は95%:Yahoo!やbing、Baiduのユーザーも一定数存在
- <インド>Googleが97%のシェアを獲得:bingが約2%
- まとめ:東南アジアの検索エンジン市場 いずれもGoogleのシェア率が高い結果に
目次
<シンガポール>Googleが96.5%でトップ Yahoo!、bingは1%台
シンガポールの検索エンジン市場では、Googleが占める割合が全体の約96% を占めています。そのほかには Yahoo! や bing 、中国で大きなシェア率を誇る Baidu なども利用されていますが、いずれもわずかな割合を占めるにとどまります。
<マレーシア>Googleが約97%のシェアを獲得 Yahoo!、bingは1%台
マレーシアの検索エンジン市場では、Googleが占める割合が全体の約97% を占めています。そのほかには Yahoo! や bing 、中国で大きなシェア率を誇る Baidu 、DuckDuckGo なども利用されていますが、いずれもわずかな割合を占めるにとどまります。
<インドネシア>Googleの一強状態:全体の98%がGoogleを使用
インドネシアの検索エンジン市場では Googleが占める割合が全体の約98% を占めており、他の東南アジアの国々よりも一強状態が目立つ結果になっています。 Yahoo! や bing 、 Baidu なども利用はされていますが、全体のほんの一握りを占めるにとどまっています。
<ベトナム>Googleが占める割合は93%、CocCocや Yahoo!、bingの利用者も一定数いる模様
ベトナムでももっとも利用されている検索エンジンは Google です。全体の 約93% を占めます。このほかにも CocCoc を利用するユーザーも存在しています。CocCoc は、ベトナムの首都ハノイに本社を置くベトナム企業CocCocによって開発・運営されている検索エンジンです。文字のスペリングや発音が複雑なベトナム語で調べたいものを検索をするのには、他の検索エンジンであれば手間と手間がかかっていましたが、CocCoc では、ベトナム語に完全対応。ベトナム人にとって使い勝手が良いサービスとして現地で人気がじわじわと上昇しています。
<フィリピン>Googleが占める割合は95%:Yahoo!やbing、Baiduのユーザーも一定数存在
フィリピンの検索エンジン市場では、Googleが占める割合が全体の約95%を占めています。そのほかには Yahoo! や bing 、中国で大きなシェア率を誇る Baidu 、DuckDuckGo なども利用されていますが、いずれもわずかな割合を占めるにとどまります。0.06%を占めている WebCrawler は、上記で挙げたGoogle、 Yahoo!、bingのような有名検索エンジンを混合して活用することができる検索エンジンを指します。
<インド>Googleが97%のシェアを獲得:bingが約2%
インドの検索エンジン市場では 約97%がGoogle を利用しています。そのほかには bing が約2%を占めていますが、インドの検索エンジン市場においてもGoogleがずば抜けたシェアを獲得していることが把握できます。Seznam は、チェコで生まれた検索エンジンであり、インドだけでなくインドネシアでもわずかなシェアを獲得している検索エンジンです。
まとめ:東南アジアの検索エンジン市場 いずれもGoogleのシェア率が高い結果に
Statcounterのデータによると、東南アジアでは、中国を除きGoogleが主要な検索エンジンになっている模様です。しかし、ベトナムのCocCoc のようにその国にあった検索エンジンも開発されており、人気も上がってきているのでこういったポイントは頭に入れておくべきでしょう。多くの訪日外国人は検索エンジンを経由して訪日旅行に関する情報を収集しているため、インバウンドを誘致・集客する際には各国の検索エンジン市場に関して理解を深めておくことは重要なことです。
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