日本ではGoogleやYahoo!が特に利用者が多い検索エンジンとなっていますが、訪日主要国の検索エンジンのシェア率はどのようになっているのでしょうか。検索エンジン経由で旅行に関する情報を探す外国人は多いため、インバウンド業界に携わるマーケターにとって訪日主要国でよく使われている検索エンジンを把握しておくことは重要でしょう。今回はヨーロッパの訪日主要国(イギリス・フランス・ドイツ・スペイン・イタリア・ロシア)の検索エンジン市場のシェア率をStatcounterの数値からご紹介します。
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訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)<イギリス>①Google 91% ②bing 6% ③Yahoo! 2%

イギリスの検索エンジン市場ででもっとも大きなシェアを獲得しているのは、Google です。全体の約90%をGoogleが占めています。その後は、bing、Yahoo! と続きます。
<フランス>①Google 93% ②bing 5% ③Yahoo! 1.47%

フランスの検索エンジン市場でもっとも大きなシェアを誇るのは Google です。全体の約93%を占めています。この他にも5%のシェアを誇る bing 、1.5%の Yahoo! などのユーザーもフランス国内には一定数存在しているようです。シェアこそ少ないですが、Qwant は、フランス企業のQwantが提供する検索エンジン。1日に1,000万以上の検索件数を誇ります。
<ドイツ>①Google 93% ②bing 5.2% ③Yahoo! 1.08%

ドイツの検索エンジン市場で利用率が最も高いのは Google です。Googleがドイツの検索エンジン市場のうち約93%のシェアを獲得しています。その他には、Yahoo! のシェア率が全体の5%と比較的高くなっている点にも着目するべきでしょう。5番目のシェア率を誇る t-online は、主にドイツで利用されている検索エンジンであり、1カ月に間に4,700万人のユーザーにリーチしているともいわれます。
<スペイン>①Google 96% ②bing 2.87% ③Yahoo! 1.08%

スペインでもっとも使われている検索エンジンは Google です。市場のおおよそ96%を占めています。そのほかにも bing や Yahoo! 、DuckDuckGo などの検索エンジンも利用されていますが、シェア率は小さい模様。
<イタリア>①Google 95% ②bing 2% ③Yahoo! 1%

イタリアの検索エンジン市場で最も多くのシェアを獲得しているのは Google です。Googleのシェアは全体の約94%を占めます。bing が占める割合は市場の約4%となっています。
<ロシア>①YANDEX RU 51% ②Google 45% ③Mail.ru 3%

ロシアの検索エンジン市場は、Googleの圧倒的優勢が目立つほかのヨーロッパとは違う結果になっています。ロシアでもっとも大きなシェアを獲得しているのは、YANDEX RU という検索エンジンです。YANDEX RUはロシアのポータルサイトの一つであり、独自の検索エンジンも兼ね備えています。YANDEX RUの検索件数は、世界4位 とのデータもあり、ロシアのみならず級ソビエト圏を中心に大きなユーザー数を誇る検索エンジンです。
まとめ:ヨーロッパの訪日主要国に情報発信するなら検索エンジン市場に関しても理解を深めよう
今回は、Statcounterのデータを基にヨーロッパの訪日主要国(イギリス・フランス・ドイツ・スペイン・イタリア・ロシア)の検索エンジンのシェア率をご紹介しました。どこの国においてもGoogleが占める割合は大きなものにはなっていますが、フランスのQwant、ドイツのt-online、ロシアのYANDEX RUなどその国独自の検索エンジンのユーザーも一定数おり、この点は頭に入れておくべきでしょう。 ヨーロッパ出身の訪日客を集客・誘致する際には、その国のネット事情にも精通しておくことが求められます。
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<参照>
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