地方誘致の鍵は鉄道会社が握る?東武鉄道が取り組むインバウンド対策が面白い!東武鉄道から学べる訪日客誘致法4選

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訪日外国人観光客の地方誘致が本格化してる近年のインバウンド市場。都会では楽しめない体験を求めてリピーターを中心とした訪日外国人観光客は地方部へ向かっています。その際、「鉄道」は訪日外国人観光客にもっともよく使われている交通手段です。

こういった背景から鉄道会社ではインバウンド対策を進めており、訪日外国人観光客が地方部を周遊しやすい環境を整備しています。

東京都・埼玉県・千葉県・栃木県・群馬県の1都4群馬県の1都4県を結ぶ東武鉄道ではどのようなインバウンド対策を実施しているのでしょうか。いくつかの事例を確認してみましょう。

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東武鉄道のインバウンド対策

1. 多言語表示に注力:8言語対応の自動券売機を導入

日本経済新聞の記事によると、東武鉄道は訪日外国人観光客の増加を理由に、23の駅にて 8言語対応の自動券売機を導入 したとのこと。

以前であれば、東武鉄道の自動券売機は日本語・英語の2言語のみで利用可能でしたが、今後は 中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、フランス語、スペイン語、タイ語でも利用できるように なります。

また、特急券を購入した訪日外国人観光客が座席を指定できる機能や購入済みの特急券を指定列車に変更できる機能なども新しく搭載します。

2. 京成電鉄と提携 相互にインバウンド向け乗車券を販売

東武鉄道では、京成電鉄と提携して訪日外国人観光客向けの特別乗車券を相互販売 しています。

これは、京成電鉄が提供する東京都心~成田空港間を約30分で結ぶインバウンド向け乗車券「スカイライナーバリューチケット」を東武鉄道浅草駅で、東武鉄道が提供する日光・鬼怒川温泉周辺を周遊可能な鉄道パス「NIKKO KINUGAWA DISCOUNT PASS」を京成電鉄の空港第2ビル駅にて販売するというものです。

訪日外国人観光客の利用が多い成田空港にて自社が販売するインバウンド向け鉄道パスを販売することで、日光・鬼怒川方面に訪日外国人観光客を呼び込んでいます。

3. 公式Facebookページを2016年から運用:16万件の「いいね」を獲得

藤棚
▲藤棚の美しさを伝えるFacebook投稿:編集部スクリーンショット

Facebook:東武グループの投稿(https://www.facebook.com/tobugroup.en/posts/587960994870368)

東部鉄道では、2016年より公式Facebookページ 「Asakusa, Tokyo Skytree Town, Nikko, Kawagoe & Ikebukuro: Welcome to Tobu!」 を運営しています。

公式Facebookページのアカウント名に関して「東武鉄道ブランド」ではなく、浅草」「東京スカイツリー」「日光」「川越」「池袋」など訪日外国人観光客からの知名度が高い観光スポットの名前を前面に押し出している 点がポイントです。

2018年3月1日時点で 162,811件のいいねを獲得。 主に東武線沿線の観光地に関する情報が写真や動画とともに配信してあります。

4. 観光案内所を設置:インバウンドの利用が多い日光駅 手ぶら観光や無料Wi-Fiなどを提供

東武日光線東武日光駅 観光案内所の様子:東武グループ プレスリリースより引用

東武日光線東武日光駅 観光案内所の様子:東武グループ プレスリリースより引用

東武鉄道では、日光市観光協会と東武バス日光と提携し、東武日光線東武日光駅にて インバウンド向け観光案内所を設置 しています。

2017年には観光案内所のサービス内容を拡大し、訪日外国人観光客手ぶら観光 を促進するためにヤマト運輸の宅配カウンターを設置しました。

また、英語対応可能なスタッフが常駐するほか、無料Wi-Fiの利用も可能となっています。

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まとめ:多岐にわたるインバウンド対策に取り組む東武鉄道

東武鉄道沿線には、東京の下町や日光・鬼怒川温泉など訪日外国人観光客に人気を集める観光スポットが多く位置しています。

こうした背景から東武鉄道では上記でご紹介したような多岐にわたるインバウンド対策を実施しています。訪日外国人観光客にとってもっとも主要な交通手段を提供する鉄道会社がインバウンド受け入れ体制を整備することで、訪日外国人観光客の地方周遊はさらに進む でしょう。

電車・鉄道におけるインバウンド対策

電車・鉄道は、その安さや手軽さなどが注目を浴びて、訪日外国人に広く利用されています。そこでは、無料Wi-Fi導入や、多言語対応の他にも、様々なインバウンド対策が取り入れられています。では、具体的にはどのような施策がなされているのでしょうか。電車・鉄道における実際のインバウンド対策について、ご紹介いたします。

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<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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