「ユニークベニュー」って知ってますか?街全体の地域活性化に貢献&国際会議参加者が絶賛!今注目の地域巻き込み型のユニークベニューは今後のインバウンドにおいてどのような効果があるのか?

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ユニークベニューという言葉をご存知でしょうか。お城や寺院などの歴史的建造物や美術館、博物館などの文化施設、歩道などの公的スペースを使って、会議やレセプションを開催し、参加者に特別感や地域の特性を体験してもらう会場のことをいいます。

国際会議において、開催国が魅力的なユニークベニューを準備することは、参加者同士の交流の活性化に役立つだけでなく、会議の満足度向上や開催地・開催国のイメージアップにもつながります。各国間での競争が激しくなっている国際会議や展示会などのMICE誘致を実現するために、日本ではユニークベニューの開発と利用が求められています

近年は、ユニークであることに加え、地元の人たちと交流できる「体験型プログラム」の要望が高まりつつあります。今回は、国際会議の参加者をもてなすユニークベニューの具体的な事例をご紹介します。

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歴史的建造物や神社仏閣を使ったユニークベニューとは

ユニークベニュー利用促進協議会が2015年に作成した「ユニークベニューベストプラクティス集」には、歴史的建造物や神社仏閣を使ったユニークベニューが紹介されています。

歴史的建造物や神社仏閣を使ったユニークベニュー事例その①:高松城跡玉藻公園「披雲閣」(香川県・高松市)

公園や庭園はライトアップされ、国の重要文化財に指定されている披雲閣内で伝統工芸の「匠の器」で、瀬戸内の料理をジャズの演奏を聴きながら五感で楽しむプログラムです。

高松市観光交流課が主催で高松城跡玉藻公園「披雲閣」を利用して実施されたイベント(ユニークベニューベストプラクティス集より引用)

高松市観光交流課が主催で高松城跡玉藻公園「披雲閣」を利用して実施されたイベント(ユニークベニューベストプラクティス集より引用)

歴史的建造物や神社仏閣を使ったユニークベニュー事例その②:厳島神社(広島県・廿日市市)

世界文化遺産宮島で、厳島神社への参拝や浴衣を着る日本文化体験宮島表参道商店街での「食事や買い物」を通じて地元住民と交流するプログラムです。

IPEC実行委員会が主催で厳島神社を利用して実施されたイベント(ユニークベニューベストプラクティス集より引用)

IPEC実行委員会が主催で厳島神社を利用して実施されたイベント(ユニークベニューベストプラクティス集より引用)

東京都も力を入れているユニークベニュー 

2020年の東京オリンピックに向けて東京都も積極的なユニークベニューの活用を始めています。美術館や博物館だけでなく、神社仏閣、テーマパークなど多様な魅力をもつ38施設を紹介した「ユニークベニューPRパンフレット」の作成やユニークベニュー利用者への「補助金」、「利用者支援窓口」の開設などを行っています。

東京都が作成したユニークベニューPRパンフレット

東京都が作成したユニークベニューPRパンフレット

東京都のユニークベニューの1つである浜離宮恩賜庭園(TOKYO Unique Venuesより引用)

東京都のユニークベニューの1つである浜離宮恩賜庭園(TOKYO Unique Venuesより引用)

地元住民と一緒に創るユニークベニュー

国際会議が開催されるユニークベニューは、歴史的建造物や神社仏閣の他に、公共のスペースを活用したプログラムが企画されることもあります。地元の人たちとの交流を通して日本文化への理解促進を目的に実施されています。

福岡市博多区で最も歴史のある川端商店街では、400mにも及ぶアーケードに土産物屋や博多名物を出す料理店が84店舗も並び、その内の18店舗が飲食提供する、新しいスタイルのレセプションが2012年に実施されました。参加人数は2,100名。飲食はスタンプラリー方式で6,000食も提供されました。

日本泌尿器科学会が主催で福岡市川端商店街を利用して実施されたイベント(ユニークベニューベストプラクティス集より引用)

日本泌尿器科学会が主催で福岡市川端商店街を利用して実施されたイベント(ユニークベニューベストプラクティス集より引用)

横浜野毛地区のユニークベニュー開発

世界最大級の国際会議場と展示ホールからなるパシフィコ横浜は、2018年6月28日に野毛手形を活用したバークルーズ企画「野毛 横浜おもてなしナイト」を実施しました。地元企業を中心に180名が集まった本企画のモニター会の様子をご紹介します。

野毛 横浜おもてなしナイトの様子

野毛 横浜おもてなしナイトの様子

「野毛 横浜おもてなしナイト」の思い:東京へ流れる会議参加者に横浜の魅力を堪能してほしい

国内トップの国際会議開催件数の実績があるパシフィコ横浜。大型国際会議に向けて、横浜の魅力の詰まった新たなユニークベニューを提案していきたい、会議参加者に夕食後も飲み屋街や夜景を見ながらの街歩きナイトライフを楽しんでもらうことで、横浜の隠れた良さを発見してほしい、という思いで実施されました。

「野毛 横浜おもてなしナイト」の特徴:昭和の下町風情が残る野毛地区

野毛地区はかつて横浜の3大商店街のひとつと呼ばれていました。今でも600店近い店が集まっている地域で、なつかしい昭和の下町風情を体験することができます。

約30年前に誕生した新しい街、パシフィコ横浜があるみなとみらい21地区から、徒歩で15分。ビル群から野毛に入り込むと、雑多なダウンタウンの街並みが広がり、そのギャップがとても新鮮に感じられます。近年は、若い店主のお店も増えているそうです。

この続きから読める内容

  • 「野毛 横浜おもてなしナイト」の取組:組合が発行する70店舗で使える野毛手形を活用
  • 「野毛 横浜おもてなしナイト」の成果:180名も集まったことで分かる開発の必要性
  • 「野毛 横浜おもてなしナイト」参加者の反応
  • 「野毛 横浜おもてなしナイト」のお店の人の反応
  • 野毛手形を活用したバークルーズ企画 「野毛 横浜おもてなしナイト」詳細
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この記事の筆者

日本コンベンションサービス株式会社(JCS)

日本コンベンションサービス株式会社(JCS)

MICE都市研究所メンバーによる執筆。JCSは、国際会議や企業ミーティングの企画・運営、通訳・翻訳サービス、大型カンファレンス施設の運営等を展開しています。いま注目されている「MICE」の最新トレンドや事例、ビジネスネタを幅広くご紹介します。

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