「訪日外国人がリピートしている場所」ランキングまさかの1位に「ゲームセンター」!? そのワケとインバウンド対策とは

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「コト消費」の熱が高まる昨今、訪日外国人観光客から人気を集めているのが日本のゲームセンターです。海外、例えば台湾などにもクレーンゲームはありますが、種類が豊富な日本のゲームセンターは世界的に見ても人気の高い観光スポットのひとつとなっています。

日本といえば和食や着物を連想する人が多いかもしれませんが、それだけではありません。ゲームセンターやカラオケなども、訪日外国人観光客は魅力的な日本の文化としてとらえられています。

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外国人リピーターが多い場所はダントツで秋葉原のクレーンゲーム専門店

以前放送されたテレビ朝日のバラエティ番組「世界が驚いたニッポン! スゴ~イデスネ!!視察団」で、日本に2回以上来ている訪日外国人観光客に日本のどこへリピートして行っているかを調査しました。その結果、何度も通いたくなる魅力的な名所の第1位になったのが、秋葉原のゲームセンターでした。

<ランキング結果>

第1位 「秋葉原」の「ゲームセンター」
第2位 「成田」の「ラーメン店」
第3位 「原宿」の「ロリータショップ」
第4位 「福島」の「エビスサーキット場」
第5位 「かっぱ橋」の「包丁専門店」
第6位 「原宿」の「明治神宮」
第6位 「東京・大塚」の「ライブハウス」
第7位 「河口湖」の「レイクヴィラ河口湖」
第8位 「渋谷」の「コーヒーショップ」
第8位 「京都」の「古民家カフェ」
第9位 「鎌倉」の「長谷寺」
第9位 「渋谷」の「109」
第9位 「香川」の「直島」
第10位 「群馬」の「宝川温泉」など7か所
第10位 「秋葉原」の「串焼き店」
第10位 「新宿」の「ゴールデン街」
第10位 「石垣島」の「川平湾」
第10位 「日光」の「江戸村」
第10位 「山梨」の「富士急ハイランド」
第10位 「宮崎」の「お倉ヶ浜」
出典:テレビ朝日 世界が驚いたニッポン! スゴ~イデスネ!!視察団:バックナンバー

訪日外国人観光客はゲームセンターの遊び方がわからない?

中国、台湾、韓国、香港などのアジア圏から日本を訪れた人のなかには、「お金を入れる場所がわからない」「どうやってクレーンを動かせばいいのかわからない」「ボタンの指示がわかりづらい」というように、操作の仕方がわからず困る人が非常に多いようです。

こうした需要の高まりを受け、日本全国のゲームセンターでは「多言語表記のパンフレットを設置する」「操作方法を書いたパネルを置く」などの対策が必要となります。

音声通訳などのサービス向上で口コミを呼ぶ

音声通訳サービスを導入することで、日本語以外の言語を話せないスタッフも安心して接客ができます。

また、ゲームセンターを訪れる訪日外国人観光客はリピーターである可能性が高いため、「日本語が話せなくても安心して遊べる」「あそこのゲームセンターは英語対応ができてよかった」と口コミが集客に結びつく可能性もあります。

このほか、英語、中国語、韓国語に対応したホームページを作成することによって、気になるゲームセンターのおすすめ情報や新着情報もチェックできるようになります。

訪日外国人観光客からもカラオケは高い人気を誇る

日本独自の文化のカラオケも、訪日外国人観光客が興味を持つ「コト消費」のひとつです。2016年、カラオケ業界最大手のシダックスでは、カラオケ業界初となるモバイル決済を導入しています。防音性の高い部屋の中で家族や友達と一緒に歌って踊って盛り上がることで、ストレスの発散にもなります。

訪日外国人観光客の増加に伴い、ゲームセンター大手の株式会社セガエンタテイメントでは、電子マネー決済を導入しています。現在全国にあるセガのゲームセンター70店舗で電子マネー決済が可能だということです。

セガは電子マネー導入

訪日外国人観光客の増加に伴い、ゲームセンター大手の株式会社セガエンタテイメントは、電子マネー決済を導入しました。現在は全国にあるセガのゲームセンター70店舗電子マネー決済が可能です。

利用できる電子マネーの種類は、「交通系電子マネー」、「楽天Edy」、「nanaco」、「WAON」、「iD」、「PASELI」の6種類で、電子マネー決済導入店舗には電子マネーのチャージができる機械も設置しているということです。

セガは今後、全国190店舗あるすべてのゲームセンターに電子マネー決済を導入していく方針です。

まとめ

アミューズメント施設は、気軽に楽しむことができる場所として、「コト消費」の新たな人気ジャンルとなっています。

ゲームセンターといえば、以前は利用客のほとんどが日本人でした。そのため、近年の訪日外国人からの需要増加にインバウンド対応が追いついていないという現状があります。日本語が話せない人でも楽しめるよう対策が求められます。

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<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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