2018年ごろから日本でも利用者が増えているQRコード決済。皆さんはもう使っていますか?QRコード決済はもともと中国で爆発的に普及している決済手段です。訪日外国人の4分の1を占めす中国人向け決済としては2016年ごろから関心を集めており、家電量販店やコンビニなどを中心に全国で使えるお店が増えています。
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QRコード決済とは
QRコード決済はスマホアプリでコードを読み取り支払いを完了させるシステムです。中国では偽札が横行する社会的背景やスマホの普及に伴い、利用者が急増しました。財布を持たずに出かける人や、首からQRコードをぶら下げて物乞いをするホームレスの姿が世界中に報じられるなど話題になっています。
1つのアプリで管理できるStarPay(スターペイ)
日本では複数のQRコード決済が使える環境を整えていないと、店舗の販売機会を損なう可能性が高まりつつあります。とはいえ、個別に契約を結んでいては時間と労力を損ないかねません。なるべく手間をかけずに複数のQRコード決済を導入するなら、1契約結ぶだけでさまざまなブランドが使えるようになるStarPayの利用がオススメです。
StarPay(スターペイ)で使えるブランドは6種類
StarPayはQRコード決済に特化したマルチ決済サービスです。中国人に人気の「支付宝(アリペイ)」「微信支付(ウィーチャットペイ)」に加え、日本の主要なQRコード決済である「LINE Pay」「d払い」「PayPay」「楽天ペイ」の計6種類に1契約で対応します。
SterPay専用端末は誰にでも操作しやすいタッチパネル式。レシートプリンタを内蔵しているため、お客様への明細発行が可能です。もしお手元にiPadやiPhoneがあるなら、専用アプリをダウンロードするだけで端末として使うこともできます。お客様が希望するアプリを選択し、金額を入力してQRコードを生成したり、背面のカメラでお客様のスマホに表示されたQRコードを読み取ったりするだけで決済が完了します。
1. 支付宝(アリペイ)
中国でいち早くQRコード決済を普及させた支付宝(アリペイ)。芝麻信用(ゴマスコア)という信用評価制度があり、その人の社会的信用度がAIによって評価されています。支付宝による支払い実績が多いほど芝麻信用の評価が高まり、スコアが高くなるとさまざまな優遇が受けられます。
2. 微信支付(ウィーチャットペイ)
中国版LINEと言われるWechatの決済システムです。中国のお年玉のような風習にちなんだ「紅包(ホンバオ)」という送金機能が人気を呼び、普及したとも言われています。微信支付にも信用評価制度が搭載され、支付宝とのシェア争いを繰り広げています。
3. LINE Pay
日本で若者に人気のメッセージアプリLINE。LINE PayはLINEアプリに搭載されている決済機能で、アカウントにチャージした残高で支払うプリペイド方式を採用しています。アプリによるQRコード決済機能だけでなく、プリペイドカードを発行することもできます。
4. d払い
モバイルキャリア大手のドコモが展開するスマホ決済サービスです。ドコモユーザーでなくても取得できるdアカウントがあれば使えます。支払いはアプリに登録したクレジットカードから行なうほか、ドコモのスマホユーザーは携帯料金との合算なども可能です。ドコモのポイントサービス「dポイント」と連携し、d払いの決済額に応じてdポイントが付与されます。
5. PayPay
2018年12月の100億あげちゃうキャンペーンで知名度を上げたPayPayは、Yahoo!アカウントに紐づけて使うプリペイド式QRコード決済です。登録した銀行口座やクレジットカードからチャージするほか、主にヤフオク!で利用されるYahoo!マネーとの連携も可能です。
6. 楽天ペイ
ネットショップモール最大手の楽天が展開する楽天ペイは、楽天アカウントと連携し、スマホアプリを使ってクレジットカードからの決済を可能にします。決済額に応じて楽天スーパーポイントが還元されます。
決済手数料は3%台とお手頃
QRコード決済を利用すると店舗には決済手数料が発生します。SterPayの場合、支付宝と微信支付の決済手数料は一律3.25%です。売り上げは決済時のレートで換算して日本円で振り込まれるため、両替手数料などを考慮するとかなり良心的ではないでしょうか。LINE Payなど日本のQRコード決済については対応が分かれるため、申し込み時に確認が必要です。
まとめ:QRコード決済導入時の注意点
QRコード決済はお客様のスマホに対応アプリがダウンロードされており、初期設定が完了していることが利用の前提となる決済手段です。また決済時にはインターネットへの接続が必須です。携帯電話回線に接続しにくい環境では決済に失敗する可能性があり、お客様満足度を損なう可能性があります。QRコード決済を導入する際にはフリーWifiなどを用意し、快適な通信環境を整備しておくと良いでしょう。
<参考>
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