インバウンドの困りごとを解決
観光庁は、4月3日、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した「多言語音声翻訳システム」の効果検証事業を、全国規模にて初めて実施した結果を発表しました。
これまで、インバウンドによる旅ナカの困りごととして、「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」が、多く挙げられてきました。この課題を解決するための有効な手段として、「多言語音声翻訳システム」に期待が寄せられました。
観光施設もインバウンドも満足の結果に
今回実施された検証事業は、平成30年8月~平成31年2月、約500の観光関連施設と、約270名のインバウンドを対象に、「多言語音声翻訳システム」を利活用して行われました。
観光関連施設では、インバウンドとの接客を通じた多言語コミュニケーションの改善性・有効性についての質問をし、インバウンドには、接客時におけるコミュニケーションの成立度やシステムの利用拡大に伴う満足度についてアンケート調査を実施。
その結果、「インバウンドへの対応がしやすくなった」と回答した施設が、全体の80%を超え、満足度も約90%にのぼりました。
一方、インバウンドの90%以上が、「コミュニケーションが成立する」「システム利用が拡大することで満足度が向上する」と回答しました。
これを受け、今後、観光庁では、「多言語音声翻訳システム」の有効性の周知に努めるとともに、同システムの導入促進を図る方針です。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
観光庁 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001283911.pdf
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