お得なチケットや情報盛りだくさん オーストラリア・メルボルンの旅行博「World Travel Expo 2019」現地レポート

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オーストラリアのメルボルン Convention And Exhibition Centreで、2019年2月9日~10日に世界旅行博World Travel Expo 2019が開催されました。

オーストラリア各主要都市開催されたこの展示会には、旅行代理店はじめ、航空会社やクルージング会社、その他旅行関連の企業を含め約170団体が出展し、各都市合計で約2万~5万人の来場者が集まりました。

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World Travel Expo 2019:会場はクラウンホテルの目の前、トラムでシティ直結

World Travel Expo 2019の会場は、クラウンカジノの目の前にあり、シティ中心部から徒歩またはトラムで来場できます。World Travel Expo初日の朝には、メキシコの音楽を演奏する楽団マリアッチが、来場者を迎えてくれました。

▲World Travel Expo 2019の様子:メキシコの音楽を演奏する楽団マリアッチ
▲World Travel Expo 2019の様子:メキシコの音楽を演奏する楽団マリアッチ

会場に入場する際には、事前に登録して受け取ったチケットを提示して入場しました。チケットを持っていない来場者も入口付近に用意されたデバイスで当日登録して無料で入場できます。

▲World Travel Expo 2019の様子:会場を囲むようにFlight Centreの旅行予約デスク
▲World Travel Expo 2019の様子:会場を囲むようにFlight Centreの旅行予約デスク

入場して驚いたのが、会場を囲むようにFlight Centreの旅行予約デスクが設置されていたことです。日本の旅行博ではあまり見ない光景でしたが、来場者は慣れた様子で、旅行の行程を決めた上で来場する人が多かった印象です。

このイベントでは通常の価格より安く航空券、ツアーチケットが購入可能なため旅行代理店の人と話して即日予約、支払いという一連の流れができています。

事前に読んでいたWorld Travel ExpoのBlogにも「会場に着く前に、どこに行きたいか、何をしたいか決めましょう」と書いてあったので納得でした。バケージョンの日程がわかっていれば、この展示会中に予約してしまうのが一番お得です。

ファミリーフレンドリーで来場者への配慮が行き届いている

▲World Travel Expo 2019の様子:フェイスペイント、アートバルーンに並ぶ子供達
▲World Travel Expo 2019の様子:フェイスペイント、アートバルーンに並ぶ子供達

午前中は年配のお客さんが多かった印象ですが、午後からは子供連れの方も多く参加していました。会場にはフェイスペイントやキッズコーナーが設けられており、家族で楽しめるファミリーフレンドリーな雰囲気でした。各ブースの間の道も広いためベビーカーや車椅子での移動が可能で、家族で旅行を考えている来場者にとって移動しやすかったのではないでしょうか。

また各所にウォーターサーバーが設けられていて、いつでも水分補給ができました。会場内には広い飲食スペースもあり、休憩しながら、手に入れたリーフレットを広げて旅行計画をしている来場者もいました。

▲World Travel Expo 2019の様子:水分補給スポット
▲World Travel Expo 2019の様子:水分補給スポット
▲World Travel Expo 2019の様子:飲食スペースの様子
▲World Travel Expo 2019の様子:飲食スペースの様子

出展者と来場者との会話ベースで観光情報を交換

▲World Travel Expo 2019の様子:バックに配布物
▲World Travel Expo 2019の様子:バックに配布物

会場内の配布物はさほど多くはないため、自分からもらいに行かないともらえません。各ブースの人と「こういう旅をいつ計画している」「この都市にちょっと興味がある」などと話をすると出展者の方も積極的におすすめの観光スポットを教えてくれました。

「LITTLE HOI AN GROUP」のブースでは、実際に HOI AN のホテルに宿泊したことのある一般客の方と話をすることができ、現地の観光スポット、どの季節に行ったらいいかなど有力な情報を得られました。

出展者だけでなく、来場者同士でも話ができるフレンドリーさはオーストラリアならではだと思います。実際に旅行をした人が出展ブースにいることによって、旅行者目線の話が聞けるので、良いサービスだと思いました。

学生、家族、高齢者向けなど、各年齢層向けの旅行プランが用意されている

▲World Travel Expo 2019の様子:学生向けの格安セール
▲World Travel Expo 2019の様子:学生向けの格安セール

「contiki」は、18~35歳までの学生をターゲットにヨーロッパ周辺のパッケジツアーを販売している旅行代理店です。学生をターゲットに通常より安く設定しており、ツアー内容に宿泊、交通手段、食事が全て含まれているため大変お得なサービスと言えるでしょう。

販売スタッフも実際にツアーに参加した人や学生が担当するなど、ブースの雰囲気も明るく、積極的なPRをしていました。

その他、家族旅行にピッタリなレンタルキャンピングカー関連の企業やのんびり旅行ができるクルージングの企業など、各年齢層向けの旅行プランがありました。

日本からはJTB、北海道、沖縄県が出展

日本企業の出展者数は3社と多くありませんでしたが、JTBの日本旅行ブースも広く設けられており出展者の方も「YOKOSO! JAPAN」の半被を着て積極的にプロモーションをしていました。

来場者の方も「日本には行きたいけど、予算が高い」という方が多いため、いかにお得なプランを作成して惹きつけるかがポイントかなと感じました。

入場券をスキャンして値引きチケットや旅行券をゲット

会場内の指定されたブースで、入場券をスキャンすると、値引きチケットや旅行券の当たる企画を開催していました。

他にも、Flight Centreで当日予約をした来場者はさらに旅行資金を当てる抽選に参加できるなど、お得に楽しみながら会場を回るような設計になっていました。

▲World Travel Expo 2019の様子:SCAN and WINを楽しむ来場者
▲World Travel Expo 2019の様子:SCAN and WINを楽しむ来場者

会場独自の企画が充実していたため、他イベントで多いSNSキャンペーンはあまり見かけませんでした。客層が幅広いためSNSでの販促は最小限だったのかもしれません。

旅行中に便利なサービスも紹介

▲World Travel Expo 2019の様子:「SKYE」のパンフレット
▲World Travel Expo 2019の様子:「SKYE」のパンフレット

出展者の中で、旅行中のクレジットカード支払いの海外為替手数料が無料になる「SKYE」や、旅行中のアプリケーションを使ってオーストラリアの銀行アカウントから旅行用カードにお金を安全に送金できる「Travel Money OZ」などのサービスが面白いと思いました。

その他会場ではカードのスキミング防止ができるiPhoneケースやスーツケース、旅行本のLonely Plaetなどが安売りされていました。

まとめ:オーストラリアでの旅行博は来場者主体

World Travel Expo 2019と日本の旅行博の違いは、会場内での配布物や販促よりも、販売商品の大幅な値引きで来場者を惹きつけていることでした。日本企業が出展する場合には、いかに魅力的な旅行行程を安値で販売できるかが鍵となるのではないでしょうか。

来場者も、どこの国に行くか、何がしたいかを具体的に決めている人が多く、いかにお得にその旅行を実現できるか知りたいようでした。

イベント名:World Travel Expo 2019

  • 開催国・都市:メルボルン
  • 開催日:2019年2月9日~10日
  • 会場:Convention And Exhibition Centre
  • 対象:一般  
  • 来場者数:2万〜5万人(オーストラリア開催の旅博合計)

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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