近年、数多くの訪日外国人が日本全国の宿泊施設に訪れています。しかしながら宿泊施設では、人手不足が深刻で従業員の確保に苦労されているのではないでしょうか。そこで今回IoTを活用し宿泊施設運営の業務効率化や多言語によるインバウンド対応が可能となる、株式会社TABICTが提供する“IoTサービス”「bnb kit」を紹介します。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
- 人件費は年々増加、外国語対応も難しくなってきている
- 株式会社TABICTが提供:人件費削減、多言語によるインバウンド対応、予約から清掃までワンストップで対応するbnb kitとは?
- 無人で宿泊施設を運営できるbnb kitとは?
- bnb kitに含まれているサービス1
- 鍵いらずで管理ができるSMART LOCK
- bnb kitに含まれているサービス2
- 非対面チェックインタブレットCHECK-IN PAD
- bnb kitに含まれているサービス3
- 24 時間 5 言語チャット対応のTRIP CONCIERGE
- bnb kitに含まれているサービス4
- クラウド型 PMSのbnb BOOK
- bnb kitに含まれているサービス5
- スマート清掃代行サービスbnb CLEANING
- bnb kitの導入事例とは?
- アナログ的な手間が省け、オペレーションが楽になった。STAY in the City AMEMURA
- 「TRIP CONCIERGE」を訪日外国人旅行者へのおもてなしに活用
- コンパクト、シンプルなデザイン、直感的操作でチェックインが可能。リファレンス
- まとめ:bnb kitを活用し宿泊施設の運営を効率化してみては?
目次
人件費は年々増加、外国語対応も難しくなってきている
近年、アルバイトに支払う人件費が高騰しています。株式会社リクルートジョブズの調査研究機関「ジョブズリサーチセンター」が発表する2019年2月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると前年同月に比べ25円増加の1,046円、増減率+2.4%となっています。その中でも販売・サービス業は増減率+3.0%で、「事務系」に次ぐ2番目の伸びでした。販売・サービス業の中には宿泊施設関連のスタッフが含まれています。このように人件費が高騰しており、特に宿泊施設関連も人件費が増加しています。

さらに、2018年は訪日外国人が3,000万人を突破。

日本各地に訪れ、宿泊する訪日外国人が以前よりも増えています。多言語対応などの受け入れ対策をしなければ行けない宿泊施設が増加傾向にあると考えられます。人件費を削減し、もっと効率よく宿泊施設を運営したい。訪日外国人が訪れるようになったが満足のいくおもてなしができていない。訪日外国人に言葉が通じず、うまくコミュニケーションが取れない。訪日外国人が泊まり始めてきたのでインバウンド需要をさらに取りたい。と考えている宿泊施設の担当者は多いのではないでしょうか。
株式会社TABICTが提供:人件費削減、多言語によるインバウンド対応、予約から清掃までワンストップで対応するbnb kitとは?
株式会社TABICTは宿泊施設の人件費削減、多言語によるインバウンド対応、予約から清掃までワンストップで対応するサービス「bnb kit」を提供しています。それでは株式会社TABICTが運営している「bnb kit」について説明します。
無人で宿泊施設を運営できるbnb kitとは?

「bnb kit」とは、鍵の管理や受付管理、予約管理、部屋の清掃など民泊運営に必要なサービスをまとめてパッケージ化しているIoTサービスです。「bnb kit」は無人での宿泊施設運営をサポートしており、下記の5つのIoTサービスが利用できます。
- 鍵いらずで管理ができるSMART LOCK
- 非対面チェックインタブレットCHECK-IN PAD
- 24 時間 5 言語チャット対応のTRIP CONCIERGE
- クラウド型 PMSのbnb BOOK
- スマート清掃代行サービスbnb CLEANING
上記のサービスを活用することにより、今まで人で管理していた部分をIoTを駆使し無人化できます。それではこれらの「bnb kit」に含まれる5つのサービスを紹介します。
bnb kitに含まれているサービス1
鍵いらずで管理ができるSMART LOCK

「bnb kit」に含まれている1つ目のサービスは「SMART LOCK」です。こちらはICカードや暗証番号を利用して部屋の鍵を開け締めできるサービスです。暗証番号は数字 4~12 桁で登録することができ、チェックインごとに暗証番号を設定できるため、セキュリティが高く、安心です。「SMART LOCK」を活用することにより、実物のカギを持ち歩く必要がないため、鍵の受け渡しも不要になり、鍵の管理コストを大幅に削減できます。
さらに、ICカードでの解錠もできる仕様になっています。実物での鍵管理をしたい場合でも活用できます。
bnb kitに含まれているサービス2
非対面チェックインタブレットCHECK-IN PAD

「bnb kit」に含まれている2つ目のサービスは「CHECK-IN PAD」です。CHECK-IN PADは5言語(日本語、英語、中国語(繁・簡)、韓国語)に対応しており、宿泊者が自分で、部屋付のCHECK-IN PADからチェックインできます。CHECK-IN PADでは、チェックイン時の宿泊者台帳記録ほか、パスワード情報の取得、キー発行、本人認証機能など宿泊施設運用に必要なチェックイン機能を提供しています。(※本人認証機能は、物件地域の条例の条件により方法が異なります。)
つまり「CHECK-IN PAD」を活用することで、非対面でのチェックインが可能になり、人件費の削減につながります。
bnb kitに含まれているサービス3
24 時間 5 言語チャット対応のTRIP CONCIERGE

「bnb kit」に含まれている3つ目のサービスは「TRIP CONCIERGE」です。「bnb kit」のサービスでは、宿泊者へ「TRIP CONCIERGE」を内蔵したスマートフォンの貸出も行っています。宿泊者が「TRIP CONCIERGE」に質問を投げかけると、チャットを通じて返答する仕組みになっています。
施設周辺のおすすめ飲食店などの紹介や予約、交通機関の案内やタクシーの予約など滞在中のさまざまなご要望を「TRIP CONCIERGE」が解決します。また、チャット機能やMAPなどの利用履歴などをデータエクスチェンジすることで、宿泊者のニーズを把握し、より効率的な民泊運用へ活用できます。
また、5言語(日本語、英語、中国語(繁・簡)、韓国語)に対応しているため、訪日外国人からの質問にもスムーズに回答。「TRIP CONCIERGE」を活用すれば言語対応ができるスタッフを雇う必要がありません。そのため、人件費削減にも繋がるでしょう。
bnb kitに含まれているサービス4
クラウド型 PMSのbnb BOOK

「bnb kit」に含まれている4つ目のサービスは「bnb BOOK」です。「bnb BOOK」は、クラウド型のホテル管理システム(PMS)です。予約受付から清掃、確認までワンストップて管理・運営が可能になります。エクセルなどファイルによる宿泊管理、清掃業者への個別連絡など煩雑な業務も、bnb BOOKを利用すれば、大幅に時間を短縮できます。さらに1部屋あたり99円/月という業界最高基準の価格となっており、業務の効率化だけではなく大幅にコスト削減も実現します。
bnb kitに含まれているサービス5
スマート清掃代行サービスbnb CLEANING

「bnb kit」に含まれている5つ目のサービスは「bnb CLEANING」です。「bnb CLEANING」とは低コストで高品質の清掃ができるサービスです。WEB上で登録した清掃のチェックポイントに従ってクリーナーが清掃をします。クリーナーも担当した施設をWEBにて一覧で確認ができるため効率の良い清掃が可能です。
例えば、あるホテルでは数百という部屋の清掃チェックをするために、数名の清掃チェッカーを雇っていますが、時間の都合上、100%チェックができないため清掃漏れがあり、クレームに繋がることがあるそうです。しかしながら「bnb CLEANING」を活用すると清掃チェックが効率化されているため、清掃漏れを限りなくゼロに近づけることができます。
「bnb CLEANING」は東京都、大阪府、京都府、奈良県、福岡県などのエリアで利用できます。さらに、対応エリアを順次拡大中です。
bnb kitの導入事例とは?
宿泊施設運営をIoTを活用し飛躍的に効率化してくれる「bnb kit」。「bnb kit」を導入している宿泊施設の事例を紹介します。
アナログ的な手間が省け、オペレーションが楽になった。STAY in the City AMEMURA

大阪心斎橋にあるアメリカ村。大阪の若者が集まり新しい文化が生み出され、多くのストリートカルチャーが集まる場所とされており、通称アメ村と言われています。そんなアメ村で、ハイセンスな人が集える場所として「STAY in the City AMEMURA」は誕生しました。「STAY in the City AMEMURA」はおしゃれな客室で連日、日本人や訪日外国人の宿泊利用者で埋まっているそうです。
「STAY in the City AMEMURA」では、「bnb kit」に含まれる「SMART ROCK」、「CHECK-IN PAD」、「bnb BOOK」を利用しています。利用している理由としては、受付アプリシステムと「bnb BOOK」を連携することでの予約管理の効率化、チェックイン・チェックアウト等受付でのオペレーション効率化が可能になるため導入したとのこと。
これらのサービスを利用することで、個人情報やパスポート情報取得のアナログ的な手間が省け、オペレーションが楽になったと「STAY in the City AMEMURA」では話していました。
「TRIP CONCIERGE」を訪日外国人旅行者へのおもてなしに活用
京都市内に町家小宿をかまえる宿泊施設でも利用されています。その宿泊施設は京都を感じるどこか懐かしく居心地がいい町家として日本人旅行者を含め訪日外国人に支持をされています。特に訪日外国人の利用が多いようです。そこで「bnb kit」の中に含まれている「TRIP CONCIERGE」を活用しています。
訪日外国人宿泊者からの質問を「TRIP CONCIERGE」が代わりに答えてくれたり、宿泊施設の周りの観光情報を伝えてくれたりします。ゲストが外出先に持ち歩けていつでも気軽に問い合わせができ、サポートを受けることができるツールとして活用しているようです。
「TRIP CONCIERGE」を導入してから訪日外国人宿泊者の方々にさらに満足した宿泊体験を提供できるようになったとのこと。
コンパクト、シンプルなデザイン、直感的操作でチェックインが可能。リファレンス
不動産業を営む株式会社リファレンスは、一事業として民泊運営事業を行っています。運営している民泊施設にて「bnb kit」を導入しています。「bnb kit」を導入した決め手は多言語対応、本人認証確認等のサービス充実度、導入価格が他社よりも優位性があったからとのこと。
「bnb kit」のなかでも「CHECK-IN PAD」を活用。施設のオープン当初より「CHECK-IN PAD」を導入し、非対面のチェックインを実現したことによりオペレーションコストの削減につながったようです。さらに今後は継続的な機能追加や改善に期待をしているとのこと。また、タブレットのユーザーインターフェースがコンパクトかつシンプルなデザインなので、直感的操作によるチェックインが可能な点も株式会社リファレンスは評価しています。
まとめ:bnb kitを活用し宿泊施設の運営を効率化してみては?

IoTを活用し宿泊施設運営の効率化を図る「bnb kit」。宿泊施設運営に必要な機能をワンストップで提供しているため、様々な業者に問い合わせて、全てのサービスを自分で揃える必要がありません。さらに、多言語によるコンシェルジュ機能である「TRIP CONCIERGE」があるため、インバウンド受け入れ対応も実現します。
また、「bnb kit」は個別に導入が可能です。例えば「インバウンド対応を強化したい」という場合であれば、多言語によるコンシェルジュ機能である「TRIP CONCIERGE」だけを導入する。「受付業務を効率化したい」であれば非対面チェックインタブレット「CHECK-IN PAD」だけを導入することができます。
もし宿泊施設を運営されている担当者の方であれば、IoT活用による人件費の削減やインバウンド対応に「bnb kit」が活用できるのではないでしょうか。
- 鍵いらずで管理ができるSMART LOCK
- 非対面チェックインタブレットCHECK-IN PAD
- 24 時間 5 言語チャット対応のTRIP CONCIERGE
- クラウド型 PMSのbnb BOOK
- スマート清掃代行サービスbnb CLEANING
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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