Googleが米現地時間5月7日に開催した開発者向けカンファレンス「Google I/O 2019(以下、I/O)」では、様々なGoogleの新サービス、機能追加、新テクノロジーが発表されました。今回の「I/O」では、2018年のギークな内容から々方向転換し、より実用的・応用的な内容が多かった印象となりました。
インバウンド担当者や観光業界の方々にとって最も衝撃的な発表は「Googleレンズ」の機能拡張でしょう。今回は、2019年の「I/O」で発表された内容の中で、インバウンド担当者・観光業界の人向けに必ず知っておくべき発表内容についてピックアップしてご紹介します。
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1. 検索に3D AR(拡張現実)機能がリリース/眼の前に調べたものの実物サイズが
基調講演で最初に紹介されたのが、検索結果のAR(拡張現実)機能です。特定の検索ワードの検索結果に3Dモデルが表示されます。この3Dモデルをタップすると、ARを使って現実世界に実物大の3Dモデルが表示される、といったものです。
会場ではデモとして「Great white shark」と検索。観客側にカメラを向けると、スマホの画面内では会場を浮遊する実物大(約5.5メートル)のホオジロサメが出現します。
この機能が実際にどのようにリリースされていくのかはアナウンスされていませんが、仮にこれがグーグルマイビジネスのように企業や事業者側が登録できるようになれば、例えば、名古屋城の鯱をAR表示させプロモーションに使うなどの観光での活用法も考えられるでしょう。
2. 「Duplex」WEB版がリリース/音声コマンドだけでレンタカーが簡単に予約できるように
▲「Duplex」WEB版のデモ
「Duplex」とは、昨年の「I/O」で発表されたGoogleのAI(人工知能)による自動通話予約機能です。今年はWEB版として発表され、Android端末のChromeブラウザやカレンダー、Gmailで連携したことで、更に賢くなりました。
デモではWEB上でレンタカーを予約する手順が紹介されました。ユーザーが「OK Google、次の旅行のためにNationalでレンタカーを手配してくれ」というと、「Duplex」は即座に「National」をレンタカー屋だと識別し、「nationalcar.com」を開き始めます。
さらに、「次の旅行」もGmailやカレンダーの情報から、行き先がシカゴで日程は6月3日〜7日だと自動的に割り出します。すると、この日程、場所、さらにユーザーの過去のレンタカー履歴から利用可能な車種の候補まで提示します。
この機能は年内に英米の英語で利用可能になる見込みで、日本向けのリリースはまだまだ先になりそうですが、予約が必要なサービスにとってはリリース直後に確実に対応が必要になる機能となるでしょう。
3. 「Googleレンズ」アップデートでスマホをかざすだけで文字をスキャン・翻訳音声読み上げ
最後が先日も取り上げた「Googleレンズ」のアップデートです。今回のアップデートでは
- 「Google Maps」との連携で、レストランのメニューを識別し、人気のメニューをハイライトし、写真を表示してくれる
- 読み上げ機能「Google Go」との連携で、カメラでスキャンした看板などのテキストをその場で翻訳し読み上げてくれる
といった機能が追加となりました。特にレストランのメニュー識別&料理のレコメンドは、今後のインバウンド対応においてかなり影響力の大きいアップデートとなる見込みです。
詳しくは以下の記事にて
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まとめ:インバウンドと言えど、新テクノロジーへのアンテナは高く
AIやAR、音声認識など、WEBやガジェットに関するテクノロジーは日進月歩で進化し続けています。
特に、昨今Googleが力を入れている言語の壁を取り払うようなテクノロジー(Google翻訳の精度改善、「Word Lens」、「Pixel Buds」)はインバウンド対応にとっても追い風となるでしょう。
例えば、中国市場でおこった「爆買い」は、円安などの環境的要因もさることながら、中国SNS上で「買い物リスト」が広まったことも後押しがあるでしょう。その時、中国SNSやKOLに詳しければ、自社の商品を「買い物リスト」に自然に入れることができたかもしれません。
そのため、やはり”次に来る”可能性のある新しいトレンドやテクノロジーは常にウォッチしておくべきです。そうすることで、他社から一歩先んじた戦略を実行することができます。
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