銀座エリア最大級・大規模複合施設「GINZA SIX」新たな東京名所になれた理由に”ラグジュアリー””文化の観光拠点””体験”の三拍子

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2017年のオープン以来、銀座エリア最大級の大規模複合施設「GINZA SIX」が本物志向の高い富裕層訪日外国人観光客でにぎわっています。

2019年には開業2周年を迎え、銀座のランドマークとして定着してきています。この記事では「GINZA SIX」のみどころやインバンド対策について紹介します。



【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

GINZA SIXとは

「GINZA SIX」は、東京都銀座6丁目の「松坂屋」跡地に建つ、銀座地区最大の大規模複合施設です。

館内は、ゆとりを持ったスペースに国内外のハイクラスブランドが揃ったショッピング&食事スポットのほか、文化・交流施設の「観世能楽堂」、銀座エリア最大の屋上庭園「GINZA SIXガーデン」そして1フロアの賃室面積が都内最大級を誇るオフィスなどから構成されています。

銀座のシンボル

地下3階から6階、13階、屋上など全11エリアが楽しめる「GINZA SIX」は、ショッピング施設だけでなく、アートや能といった文化や観光拠点としての設備の充実など、楽しみ方が多岐にわたり、銀座のシンボルとして注目されています。

年間を通して多くのプロモーションが企画され、たとえば地下3階の「観世能楽堂」では、毎週能や狂言などの公演のほか、ファッションショーなどが開催され、地上約56メートルに位置する屋上庭園「GINZA SIXガーデン」では、週末にヨガ教室が開催されています。

8月6日(火)~10月31日(木)までは、サカナクション・山口一郎が発起人である『NF』プロデュースによるサウンド・インスタレーション「ROOF TOP ORCHESTRA -音を奏でる庭園-」が開催されていました。

銀座駅から近いラグジュアリーモール

銀座中央通りに面した「GINZA SIX」は、東京メトロ銀座駅・東銀座駅・日比谷駅・銀座一丁目駅、都営地下鉄東銀座駅、JR有楽町駅・新橋駅と、複数の駅からアクセスが可能な利便性の高い商業施設です。

なかでも東京メトロ銀座駅・東銀座駅、都営地下鉄銀座駅と「GINZA SIX」B2Fは、地下連絡通路で直結しているため、天候に左右されずショッピングや食事が楽しめます。

キーワードは「高級感と国際性」

「GINZA SIX」は「銀座に新たな価値と歴史を創り出す」というポリシーのもと、「ここにしかないもの、ここでしか味わえない体験」を提案し続けています。国内外問わずクオリティの高い商品が揃う店内は、日本人だけでなく、訪日外国人観光客によるインバウンド需要の獲得にもつながっています。

また「GINZA SIX」にしかない店舗や「GINZA SIX」限定アイテム・限定サービスは希少価値があり、非常に人気が高いです。

施設案内 

「GINZA SIX」は、ショッピング以外にも、アート・食・サービスにおいて楽しめるスポットが充実しています。たとえば身近に楽しめる世界的なアート作品やいろいろなジャンルのフード、オリジナルの空間、ワンランク上のサービスなど、まさにハイクラスな複合施設といえます。

アート

「GINZA SIX」では、お客様が身近にアートと触れ合えるように、ショーウインドウや中央の吹き抜け空間、通路、エレベーターホールなどにさまざまな作品を展示しています。

なかでも「GINZA SIX」の象徴とも言える館内中央の吹き抜け空間には、巨大な作品が展示されており、各階から鑑賞できます。過去には、草間彌生、ダニエル・ビュレン、ニコラ・ビュフといった世界で活躍するアーティストの作品が展示され、2月27日(水)からは、塩田千春氏の「6つの船」が展示されています。

5階フロアにある「アールグロリュー ギャラリー オブ トーキョー」でも、世界的に評価が高いアート作品や海外でも活躍している若手人気作家の作品を紹介しています。

フード

「GINZA SIX」はフード関連のショップやカフェ、レストランが充実しています。

なかでも注目したいのが、6階フロアにある1,000㎡を超える開放的な空間の銀座大食堂です。ここでは、席にいながら日本食・焼鳥・ステーキ・牛しゃぶなど選りすぐりの7つの名店の味がオーダーできます

同じく6階フロアにある銀座 蔦屋書店では、スターバックス コーヒーが併設されており、本を読みながらスターバックス リザーブバーを併設した限定店舗でしかオーダーできないメニューが楽しめます。

オリジナルの空間

「GINZA SIX」の4階フロアにある「#0107 PLAZA」は、上質な素材とこだわりの商品を集めたライフスタイル提案型のセレクトストアです。店内にはスタンドカフェが併設されていて、ゆっくりとお買い物が楽しめます。

「GINZA SIX」の5階フロアにある「LOUNGE SIX」は、クレジットカードの上級ステージ会員が利用できるラウンジです。ここではコンシェルジュサービスやGINZA SIX内の飲食店と共同で開発したオリジナルのフード&ドリンクサービス、文化人を講師に招いたVIP会員限定のイベント、体験会への招待といった数々のサービスが提供されます。

インバウンド対策を紹介 

今までの百貨店にはないビジネスモデルの導入や国際水準にあわせたコンセプト、銀座観光の拠点への取り組みなどを展開している「GINZA SIX」のインバンド対策をみていきます。

「消化仕入れ」を採用しない

「GINZA SIX」では、百貨店業界では一般的と言われる「消化仕入れ」ではなく家賃をとる形の契約方法を採用しています。

この「消化仕入れ」とは、売り場の商品が売れた時点で初めて仕入れとみなし、売上の一定割合を百貨店側へ計上するというものです。在庫リスクを抱えないというメリットの一方で、買取仕入れに比べ、通販などに取って代わられてしまっている風潮の中では販売利益率が低いとされていました。

「消化仕入れ」ではなく、ショッピングモールのような入店したテナントに家賃などを請求するビジネスモデルを取り入れ、商品の販売数に左右されない契約方法を採用しています。これにより、安定して収益を上げられます。

国際路線×国際水準

「GINZA SIX」は「Life At Its Best 最高に満たされた暮らし」のコンセプトのほかに、「Where Luxury Begins 世界が次に望むものを」というブランドスローガンを打ち出しています。

ファッションや生活スタイル、サービス、環境など、単に高価で高級なものではなく、人生を豊かに充実させてくれる、最高に価値のあるモノや体験ができる場として、新たな価値観を提案しています。

銀座観光の拠点

「GINZA SIX」では、店舗を拠点として、新たな東京観光の玄関口をつくる取組みをしています。

館内1階フロアにはツーリストサービスセンターが設けられ、観光案内や外貨両替、土産を扱うコンビニエンスストア免税カウンター、手荷物預かりのサービスを提供しています。

また「GINZA SIX」裏手に位置する三原通りには、観光バスの乗降所を設置し、銀座エリア全体の観光ができるようにしています。

GINZA SIXインバウンド対応については次の記事にも書いてあるので合わせて読んでください。

銀座松坂屋跡地にオープンした「GINZA SIX」のインバウンド対策3つのポイントを解説

平成29年(2017年)4月20日、東京都銀座「松坂屋」跡地に、大規模商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」がオープンしました。銀座らしい高級路線で国内の富裕層に加え、訪日外国人観光客によるインバウンド需要の獲得も目指しているようです。今回は東京都銀座の新名所「GINZA SIX」のインバウンド対策についてご紹介します。 目次「高級感」「国際性」を打ち出す「GINZA SIX」「GINZA SIX」のインバウンド対策「GINZA SIX」のインバウンド対策その1:従来の百貨店とは...

銀座の顔 GINZA SIX

百貨店業界は年々厳しさを増していると言われていますが、銀座らしい高級路線を維持しつつ、独自の路線を走る「GINZA SIX」は、開業2年目も売上は順調に推移しています。

これは、「GINZA SIX」を文化発信の拠点とした取り組みや、銀座の街と連動した取り組みを積極的に行って、日本人のみならずインバウンド需要を見込んだショップ展開を充実させている結果といえます。

東急プラザ銀座銀座プレイス、東京ミッドタウン日比谷といった、近隣の大型複合施設との差別化に今後のさらなる期待が高まります。


【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

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  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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