インバウンド消費拡大へのカギは夜間のアクティビティ
JTBは、12月4日、インバウンドによる夜間の消費行動に着目した「ナイトタイムエコノミー」に関する各国市場の動向を紐解きました。
観光庁によれば、夜間とは具体的に「18時から翌日朝6時まで」。日本で「ナイトタイムエコノミー」はまだ拡大展開の余地があり、今後の経済効果への高まりに期待が寄せられています。

イベント・コンサート参加は「コト消費」の代表
「JTB訪日旅行重点15カ国調査2019」によれば、訪日旅行滞在中に「ナイトエンターテイメント」を経験した国・地域は、中国では40%と、15市場で最多。また、フィリピン(30.5%)、ベトナム(28.3%)、タイ(25.5%)と、アジア全般で、「ナイトタイムエンターテイメント」が人気であることもわかりました。
しかし、欧米豪は20%前後にとどまっていることも判明。考えられる要因としては、「ナイトエンターテイメントの魅力が十分に伝わっていない」「他国でのナイトエンターテイメントのほうが魅力的」が挙げられます。
インバウンドが旅マエに収集した情報は、「イベント・コンサート」が多く、2018年は、フィリピン(52.5%)やタイ(51.3%)は50%以上、ドイツに至っては、過去2年間は前年比3倍近い約30%にのぼっていたことが判明しました。
イベント参加や景観は、言語や文字を介さない「ノンバーバル」による感動を与えます。また、主催地側にとっては、「地域活性化」につながります。「ナイトエンターテイメント」を通じて、インバウンド消費を狙うためには、インバウンドが親しみやすいと感じるコンテンツの開発が重要になると考えられます。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
JTB プレスリリース
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