日本ではまだあまり知られていないイスラム教徒のトイレ事情とは
TOTO株式会社は、12月9日、「排泄後は排泄部位を水で洗わなければならない」という規範のあるイスラム教徒をターゲットに実施した「訪日ムスリム旅行者のトイレ利用調査」の結果を発表しました。

ムスリムの「温水洗浄便座」認知度は99%
調査結果によれば、ムスリムは、自国ではトイレ個室内に設置されているハンドシャワーを、68%の人が使用していることがわかりました。
旅行中でも、教義は厳格に守られており、トイレ利用後に排泄部位を必ず洗うことが判明。洗うのを我慢する人は0%であり、95%が「温水洗浄便座の利用経験あり」とし、そのうち、内82%が「あれば必ず使う」と回答しました。
一方、温水洗浄便座が無い場合を考え、あらかじめ「ペットボトル」を用意し、持ち歩く人が22%。ハンドシャワーの代用を準備していることもわかりました。
また、訪日中における「今後好んで使いたい公共トイレ」と「今後二度と使いたくない公共トイレ」を尋ねたところ、その共通理由は、“清潔性”と“温水洗浄便座付き洋式トイレの有無”。
さらに、排泄後は99%が手洗いを実施しており、うち89%は手洗い時に必ず石けんを使用して、公共トイレの洗面台で手洗いを行っていることが判明しました。
今回の調査から、これまであまり日本では知られていなかったムスリムのトイレ習慣が明らかになりました。トイレ環境の整備は、インバウンドへの「おもてなし」のひとつ。同社は今後も、誰もが気持ち良く過ごせるきれいなトイレの普及に努める考えです。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
TOTO株式会社 プレスリリース
https://jp.toto.com/company/press/2019/12/09_009246.htm
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