訪日ラボ編集部が、中国現地ニュースから注目のトピックを紹介します。
先週の記事
中国の覇権着々と…ECで世界をつなぐ「サイバー一帯一路」
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
1. ディズニー映画「実写版 ムーラン」の最新イメージビジュアル公開!
キーワード:ディズニー映画、春休み映画![▲[作品のポスターデザイン決定を大きく伝える現地ニュース]:猫眼娱乐 2019年12月5日 ▲[作品のポスターデザイン決定を大きく伝える現地ニュース]:猫眼娱乐 2019年12月5日](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5316/main_6dd475544afe9107a9b93905a1d3828f.png?auto=format)
主演女優の刘亦菲(Liu Yifei、リウ・イーフェイ)が中国伝統の紅の武人風の衣装を身にまとい、剣黒髪をなびかせながら華麗に闘う様がイメージビジュアルになっています。作品は香港地区で2020年3月26日公開予定、日本では2020年4月17日に公開予定です。
刘亦菲(リウ・イーフェイ)は中国の80年代生まれを代表する女優です。2006年には日本で『All My Words』という音楽アルバムをリリースしています。
中華圏のエンタメは国際市場に存在感を強めています。日本にゆかりのある中国人俳優やタレントの起用は、インバウンド誘致にも大きく貢献するはずです。ターゲット市場のエンタメ領域にも、今後注意を払っていくべきでしょう。
2.春節期間「特別運行列車」(春運)のスケジュール発表
![▲[特別運行列車(春運)の運行日程とチケットの販売開始日]:新浪科技 2019年12月4日 ▲[特別運行列車(春運)の運行日程とチケットの販売開始日]:新浪科技 2019年12月4日](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5317/main_0a9fbda067144b29b667d47bb1841489.png?auto=format)
このようにして毎年販売される春節期間の特別運行列車は「春運」と呼ばれ、春節当日の前15日、後25日が運行期間です。
今年は1月25日が春節当日であり、対象期間は1月10日から2月18日となります。帰省ラッシュや海外旅行の出国のピークは1月23日と予測されています。訪日中国人をターゲットにしたインバウンド商戦も、この日を目指して準備するべきでしょう。
3. 「中国女子は拝金主義」思春期教育の教科書が炎上
キーワード:思春期教育、拝金主義
![▲[問題となったテキスト]:中央人民广播电台 2019年12月6日 ▲[問題となったテキスト]:中央人民广播电台 2019年12月6日](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5318/main_542b97bdb71077bec905c95a4b61b5f4.png?auto=format)
12月3日、深セン市の思春期に関する教育の教材の内容が「差別的」としてネットユーザーを中心に炎上しました。
特にテキストの中の「女子はどんな男子を好きになるか?→お金持ち」「男子はどんな女子が嫌いか?→拝金的」という問答が問題視されています。こうした記述は、子供に間違ったジェンダー観(社会的性役割)を教えこむとして批判され、深セン市の関係各所はこの問題解決に向けた対応に追われたそうです。
ただし、ネットユーザーの中には「中国社会の拝金主義を小中学生の段階から押し付けるのか?」といった苦言だけでなく「成年になって結婚する時は経済状況を考えるのは当然だ」として肯定するような意見も見られました
中国社会における「お金」「家族」「性別役割分担」に対する考え方がうかびあがるようなニュースと言えるでしょう。
4. 英語は度胸!?中国人女優の下手な英語プレゼンに反響
キーワード:英語、英語の発音、外国語教育、中国人の英語![▲[今年で11回目を迎える『2019 Mnet Asian Music Awards』での英語スピーチの様子を伝える]:中国网2019年12月5日 ▲[今年で11回目を迎える『2019 Mnet Asian Music Awards』での英語スピーチの様子を伝える]:中国网2019年12月5日](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5319/main_afb221f01e49002eb1fe012de0bfd52b.png?auto=format)
グローバル化するビジネス環境や成長するインバウンド市場を前に、「外国語の一つや二つ使えるようになりたい」「社員に外国語教育を!」と考えるビジネスマンや企業も少なくありません。
ただし、英語に関して苦手意識やトラウマを持っている日本人も少なくありません。実は、中国人も英語に関して一種のコンプレックスを抱えているといいます。特に発音に関して、自らの英語を「チャイニーズ+イングリッシュのチングリッシュ」と自嘲することもあります。
アジア最大級の音楽授賞式で、今年で11回目を迎える『2019 Mnet Asian Music Awards』が、愛知県で開催されました。ここで中国の女優が行った英語のスピーチに中国ネットユーザーの注目が集まっています。このステージ上での英語スピーチの発音は、お世辞にも上手いとはいえず、ネットユーザーからひんしゅくを買いました。
同女優はSNSのWeiboで「あまりの会場の熱量でやられてしまった」と釈明、英語の発音や英会話の度胸に関する議論にまで発展しています。日本では英語の表現力にシビアな評価を下されるのを恐れ、発話のハードルが高くなってしまうことが起こりがちです。中国でも人によっては同じような悩みを抱えているのかもしれません。
5. 2019年の中国映画業界全体の収益が600億元(約9,422.7億円)を突破
キ―ワード:中国映画業界、コンテンツ
![▲[映画作品の収益ランキングトップ5]:网易财经 2019年12月7日 ▲[映画作品の収益ランキングトップ5]:网易财经 2019年12月7日](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5320/main_c0a2b7547ece62a661ad57ed5d41811d.png?auto=format)
今年度の中国映画の収益が600億元(約9,422.7億円)を突破しました。この数字は昨年の570億元に比べて5.2%の増加率となります。
今年度の映画作品の収益ランキングは、上から『ナタ~魔童降臨』、『流転の地球』、『アベンジャーズ4 インフィニティ―・ウォー』、『我和我的祖国』(私と私の祖国)、『高度一万メートルの奇跡』です。「アベンジャーズ」シリーズ以外は全て中国国産の映画が占めました。
特に『ナタ』は中国国産のCGアニメで収益トップを記録し、『流転の地球』は今まで不毛と言われていた中国国産のスペースSFで収益を記録しました。
また今年は映画以外でも、中国産のSFコンテンツの飛躍が報じられています。今後、中国の映画発展史やエンタメコンテンツ発展史を語る際、2019年は一つの大きなポイントになりそうです。
インバウンド戦略策定のポイントと、組織に必要な意思決定の仕組み化
訪日外客統計によると、2024年年間推計値は過去最高となる3,687万人を記録。またインバウンド消費動向調査においても、旅行消費額は年間速報値で8兆1,395億円となり、これまで過去最高であった2023年の5兆3,065億円から53.4%増となりました。
今回のセミナーでは、株式会社識学の長島様とともに、これからもしくは現状のインバウンド事業を企業に正しく取り入れるために必要なトレンド情報から仕組みのポイントまで解説します!
<本セミナーのポイント>
- 今からできる組織づくりのヒントが得られる!
- インバウンドを事業に取り込むポイントが分かる!
- 100万部突破の書籍を数多く出版する「意識構造学」の識学とともに、最新情報を解説!
詳しくはこちらをご覧ください。
→インバウンド戦略策定のポイントと、組織に必要な「意思決定の仕組み化」とは?
【インバウンド情報まとめ 2025年1月後編】中国春節突入、百貨店の訪日プロモーション活発化 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に1月後編のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国春節突入、百貨店の訪日プロモーション活発化 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年1月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!