政府の国内観光支援事業「Go Toトラベル」キャンペーンへの注目が高まる中、たびぱるというバスツアー会社から、Go Toトラベル事業をフル活用した「日本一周バスの旅」の販売が開始されました。
本記事では、その内容とGo Toトラベル事業の今後の展望について考察します。
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Go Toトラベル事業を“フル活用して“日本一周バスの旅
大阪を拠点としてバスツアーを主催する株式会社たびぱるは、バスで日本一周するツアー「夢の日本一周28日間の旅」を販売しています。
東京都・沖縄県を除く45都道府県で観光地に立ち寄るもので、ツアーは東日本編・西日本編にわけて開催されます。
泊数無制限で利用できるGo Toトラベルをフル活用し、日本一周旅行を割安な価格で提供するものです。
東日本編・西日本編合わせて28日間の旅行となり、通常であれば旅行代金98万円のところ、旅行代金35%の支援を活用し63万7,000円となり、さらに地域共通クーポン14万7,000円が付与され、実質49万円で日本一周できることになります。
![▲[たびぱる「夢の日本一周28日間の旅」Go Toトラベル事業の活用プラン]:PR TIMES ▲[たびぱる「夢の日本一周28日間の旅」Go Toトラベル事業の活用プラン]:PR TIMES](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/7434/main_d63813-2-303754-0.png?auto=format)
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ツアーでは、バスの座席を1人あたり2席利用しソーシャルディスタンスの確保に努めるほか、検温などの対策を取るとしています。
新しい旅のエチケットに基づき感染防止への配慮を求めつつ、紅葉の名所めぐりや、各地の旬の食材を活かした食事などが楽しめるツアーとなる予定です。
ツアーには発売直後から多数の問い合わせがあり、出発に向けた準備が進められているということです。
たびぱるでは、このほかにも、温泉やグルメなど多種多様なテーマのもと、Go Toトラベル事業を活用する多数のバスツアーを企画・販売しています。
さらなる需要の促進なるか
Go Toトラベル事業とは、国内旅行を対象に、宿泊・日帰り旅行代金の半額相当額を支援するもので、支援額のうち7割は旅行代金の割引に、3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。
1人1泊あたり2万円が上限(日帰り旅行については1万円が上限)で、連泊制限や利用回数の制限はありません。
Go Toトラベル事業をフル活用した魅力ある旅行商品が登場することによって、Go Toトラベルを利用しての旅行需要がさらに高まる可能性があります。
Go Toトラベル事業を利用して宿泊した人は、割引商品の販売が始まった2020年7月27日から8月27日までの1か月で、少なくとも延べ556万人に上るとされています。
宮城県の村井知事がGo Toトラベルについて「やって良かった」と評価するなど、すでに一定の貢献を認識している自治体もあります。
「Go To Travel」キャンペーンとは?徹底解説:仕組み・対象をおさらい/期待と不安交じる事業者の声
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Go To「やって良かった」と政府・自治体:200万人利用のうち感染者1人、近隣旅行に活気
国内観光需要の喚起を目的とした「Go Toトラベルキャンペーン」は、7月22日開始から1か月経過しました。施行直前に東京発着の旅行が対象外になるなど、一部で混乱を招くこともありましたが、施行によって一定以上の効果が現れていると、政府や自治体関係者がコメントしています。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!訪日ラボに相談してみる目次利用者数200万人・420万人泊、宮城県知事:「やって良かっ...
Go Toトラベル事業で観光産業の復活なるか
新型コロナウイルス感染の収束のめどが依然として立たない中、観光産業は厳しい状況に立たされています。
かつてない規模の旅行商品の割引によって観光需要を喚起しようとする、官民一体のGo Toトラベル事業には、観光産業の再起がかかっているといえるでしょう。
今回取り上げた「日本一周バスの旅」は、そのユニークさから高い注目を集めています。
Go Toトラベルというチャンスを生かすには、いかに消費者にとって魅力的かつ話題性のある商品を造成できるかも重要となりそうです。
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<参照>
PR TIMES:GOTOトラベル事業を"フル活用して"日本一周バスの旅
時事通信社:「GoTo」556万人宿泊 赤羽国交相
観光庁:Go To トラベル事業
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【インバウンド情報まとめ 2025年11月前編】中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか

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この記事では、主に10月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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