米・ブルームバーグがまとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」で、2021年4月はシンガポールがニュージーランドを抜いて首位に浮上しました。
日本は、ワクチン接種が遅れていることなどが評価に影響し、7位となりました。
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「世界で最も安全な国・地域の番付」シンガポールが首位
2021年ブルームバーグの「世界で最も安全な国・地域の番付」によると、シンガポールが首位となりました。
この番付では、 死亡率や検査率、ワクチンへのアクセス、移動の自由などが勘案されており、GDP2,000億ドル(約21兆6,000億円)以上の国・地域を毎月比較しています。
シンガポールが1位となった理由として、感染を抑える措置が的確だったことや、アジア太平洋地域の中では迅速なワクチン接種が行われていることが評価されました。
現在、シンガポールでは国境管理と厳しい隔離プログラムによって、国内で感染した人をほぼゼロまで抑え込んでいます。日常生活もほぼ通常通りとなり、コンサートや周遊クルーズを楽しむこともできます。
また、シンガポールでは国民の約20%に当たる人がワクチン接種を終えています。
なお、同じアジア太平洋地域でランキング上位のニュージーランド、オーストラリア、台湾ではワクチン接種が進んでおらず、順位が前回の3月版よりも下落しました。
日本は7位に。ワクチン接種率の低さが評価に影響
日本は同番付で7位でしたが、ワクチン接種率が国民の1%ということもあり、大きく順位をさげる要因となっています。
アジア太平洋地域以外の主要国については、変異株の影響があり順位を落としつつあります。
インドでは感染が急激に拡大しており、新規感染者数が連日30万人を超えています。この点で3月から10位後退し30位となりました。
アメリカ、イギリスは順位上昇
アメリカは4つ順位をあげ17位でした。ワクチン接種率が高いため死亡者は減少していますが、感染者は警戒のゆるみから増えつつあります。
イギリスも、7つ順位を上げ18位となり、ロックダウンが解除されました。ワクチン接種と並行して国境管理厳格化によって新たな変異株の侵入を防ごうとしており、別の変異株が出現したインドからの渡航を禁止した。
ポーランドではワクチン普及率が13%と高いものの、イギリス由来の変異株が新規感染の90%を占めるようになり、感染者と死者数の急増につながりランクを下げました。
中南米では、ブラジルで見つかった変異株が猛威を振るっており、国民の約33%近くが必要な接種を終えたチリでさえ感染拡大を引き起こしてしまいました。
イスラエルなどはワクチン接種が進んでいるため感染者が顕著に減少し、4月の順位は4位となりました。
5月は経済再開への取り組み、ワクチン接種、感染押さえ込み状況が焦点
ブルームバーグは、変異株にはワクチンがあまり効かないことを指摘したうえで、「ワクチンだけではパンデミックを終わらせられないが、ワクチンの供給が不十分だったり感染抑制の取り組みが失敗している地域で順位を下げる結果となった」と分析しています。
また、5月のランキングについては、経済再開への取り組みや、ワクチン接種と変異株が広がるスピードが鍵となると報じています。
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<参照>
Bloomberg:シンガポールが首位浮上-新型コロナ時代の安全な国ランキング
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