Eコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(以下:ショッピージャパン)は、2021年8月より、越境販売可能な国にフィリピンを追加しました。
フィリピン市場では購買意欲のある若者によりEC市場が拡大しています。その市場規模は、2025年には120億ドル(約1兆3,179億円)に達すると見込まれています。
また今回の追加にあわせ、ショッピージャパンは日本のセラーがフィリピン市場で成功する可能性のある商品カテゴリーを「ホーム&リビング」など9つとりあげています。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)Shopee、日本からフィリピンに越境販売可能に
Shopeeはフィリピンでも人気のあるECプラットフォームの一つであり、2020年にマーケットリサーチ会社のYouGovが発表したフィリピン市場におけるブランドランキングでは7位になっています。
Shopeeは今回のフィリピン追加について、若年層の人口が多いこと、経済成長率が高いこと、日本との関係の深さをあげました。
若年層の人口については、総人口1億800万人のうち28%が10~24歳で占めており、越境ECの市場規模も2025年には120億ドル(約1兆3,179億円)に達する見込みです。
またJETROによると、2021年第2四半期のフィリピンのGDP成長率は11.8%と、経済も急速な成長を遂げています。さらにフィリピンの日本人在住者は約3万人、フィリピンから日本への入国者数は年間約5万人と推定されており、フィリピンは日本との関わりも深いことから今回販売対象地域として追加されました。
「ホーム&リビング」が高いポテンシャル、ニッチな日本商品が売れるカテゴリーも
またフィリピン市場を対象にしたことに際し、Shopee Japanでは、日本のセラーがフィリピン市場で成功する可能性のある商品カテゴリーを以下の通り9つ挙げています。- ホーム&リビング
- ヘルスケア&パーソナルケア
- 化粧品
- ホビー&文具
- 玩具
- ベビー用品
- 家庭用品
- ゲーム機器
- 食料品
特に「ホーム&リビング」が高いポテンシャルを持ち、「ヘルスケア&パーソナルケア」及び「ホビー&文具」は、ニッチな日本商品が売れるカテゴリーになると予測されています。
またShopeeはフィリピン市場での販促機会も提供するとしています。
Shopeeのテレビ番組を通じた販促、露出機会の増加により紹介された日本商品は通常時平均と比較して7倍の売上アップが期待できるとしています。
加えて日本セラーの商品は越境セラーの商品やプロモーションを紹介する「Global Deals」と呼ばれるShopee Philippines上の常設ページでまとめて紹介されます。
さらに日本セラーの商品は、トップページの「Flash Deals」セクションでも販売することが可能で、ショップや商品の認知度を高める施策・販促プログラムが多く存在しているとしています。
変異株などによりコロナ禍が長引く中、若年層が多く経済成長も見込まれるフィリピン市場へ、越境EC参入が進むかどうかが注目されます。
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<参照>
JETRO:2021年4~6月のGDP成長率は11.8%
Shopee Japan:Shopee Japan が日本から越境販売可能なマーケットを追加
YouGov:YouGov Best Brands 2020 The Philippines
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