マカオ政府旅遊局(MGTO)は8月26日、同月25日のインバウンド旅客数が2万1,000人を記録したと発表しました。
8月初旬の新型コロナ防疫措置引き締め以降、初めて2万人台にまで回復しました。
ただし、現在のところ入境可能なのは中国本土、香港、台湾に限られています。
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マカオ、市中感染確認から1か月以内でインバウンド回復へ
マカオでは、8月3日に約490日ぶりに市中で新型コロナの感染確認例が出現しました。感染力の強いデルタ株だったことから、水際措置及び域内における防疫措置の強化、全市民対象のPCR検査実施などの対策が講じられました。
全市民対象のPCR検査結果は全員陰性で、市中における伝播がなかったことがわかり、潜伏期間にあたる14日間を経過した現在まで新たな感染確認例も出現していません。
またマカオ政府統計調査局(DSEC)によると7月の入境者数は78万9,407人となりました。8月については市中感染の影響により大幅な減少がみられますが、6月の52.9万人より増加していることから、人々の旅行意欲は高いまま堅持されていることが分かります。
そして6月は1日当たり2.2万人という水準でしたが、今回の発表は徐々にその水準にまでインバウンド客が回復していることを示しています。
そして目下、再び状況が落ち着いたことを受けて、各種防疫措置の緩和が進んでいます。
水際措置については、8月23日から中国本土からマカオへの隔離検疫免除での入境条件のひとつとなるPCR検査陰性証明の有効期間が従前レベルの「7日以内」に戻りました。
またこれを受け、MGTOが各種チャンネルを通じた中国本土旅客に向けプロモーションを再開しています。
ただし香港では、ワクチン接種を完了した日本人の入境、また海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書、いわゆる「ワクチンパスポート」の利用が認められていますが、マカオでは共に認められていません。
観光目的での相互往来に向けて、香港の例なども参考にしながら徐々に対応していくべきだと考えられます。
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<参照>
マカオ新聞:マカオ、単日インバウンド旅客数が2万人台回復
DSEC:Visitor arrivals
MGTO:Single-day visitor arrivals rebounded to over 20,000 in Macao yesterday (25 August)
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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