コロナ禍を経て、今後入国制限が緩和されるに伴い、インバウンド需要の回復が見込まれています。
売上拡大も期待できるインバウンド需要を取り込むためには、十分なインバウンド対策が欠かせません。
本記事では、インバウンド対策について解説するとともに、インバウンド対策に役立つコンサルティングサービスを紹介します。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
インバウンドとは何か
日本語で「内向きの」や「外から中に入ってくる」といった意味を持つ「インバウンド(Inbound)」は、旅行業界では「外国人が観光で日本に来る」という意味で使用されます。
ここでは、インバウンドの基本的な事柄について説明していきます。
インバウンドの基本
インバウンドという言葉自体は「外から中に入ってくる」という意味があり、外国人が日本に入ってくることを指します。
ただし実際にはインバウンドという言葉は、以下のようにより多くの使い方がなされています。
- インバウンド観光:外国人が日本に観光をしに来ること
- インバウンド対策:訪日外国人観光客を対象にしたさまざまな施策のこと(多言語メニューなど)
- インバウンド消費:訪日外国人観光客による日本国内での消費活動を指す観光用語
- インバウンド需要:日本に訪れた外国人の日本国内で生み出された商品やサービスへの需要(爆買いなど)
インバウンド需要・対策の重要性とは
インバウンド対策は、対策の有無によって集客に大きな差が生じます。
インバウンド市場は2020年から現在にかけては、コロナ禍で一時的に縮小しているものの、渡航制限の緩和に伴って回復が見込まれます。
観光庁の和田長官は2022年1月19日の会見で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けても、インバウンドの重要性には変わりがないとの見解を示しました。
インバウンド需要は今後も高まりが予想されており、十分な対策が必要となります。
売上拡大も期待できるインバウンド需要を取りこぼさないためにも、「コンサルティング」サービスを利用した取り組みは重要となるでしょう。
関連記事:観光庁和田長官「インバウンドの重要性は変わらない」生産性向上やデジタル化推進にも言及
訪日インバウンド「コンサルティング」サービスの実施
ここでは、実際に訪日インバウンドに向けた戦略コンサルティングを提供している企業とそのサービスを5つ紹介します。
1. 株式会社mov「訪日ラボ」のコンサルティング
株式会社mov「訪日ラボ」のコンサルティングサービスは、以下のような「こういった取り組みは可能か」などの声に対応しています。
- インバウンドに関するデータ収集で困っている...
- 訪日外国人向けのプロモーションをしたい...
- 急にインバウンド担当者になったものの、何からはじめたら良いのかわからない...
取引実績には、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、京阪ホールディングス株式会社、松竹株式会社株式会社、東急ハンズ、株式会社ロフト、環境省などがあります。
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2. 株式会社iNTO「インバウンド/海外進出企業様向けサポート」
株式会社iNTOは、訪日インバウンドに取り組んでいる自治体や企業、海外現地で活動している日系企業のプロモーションを行っています。
グローバルマーケティング専門家ならではの効果的なプランニングで、豊富な訪日リピーター向け施策実績があります。
観光系事業者、地方自治体などへの豊富なコンサルティング実績が、業界問わず国内外で高い評価を得ています。
訪日コム:株式会社iNTO「インバウンド/海外進出企業様向けサポート」
3. TTU株式会社「インバウンドサポート」
TTU株式会社は、中国、台湾、香港、ASEAN、欧州豪州など世界各国における「訪日観光(インバウンド)」のマーケティングを事業としています。
現地PR、インフルエンサーによるPR、プレスリリースといったSEO対策などインバウンド事業を実施している自治体をメインとして、自社開発した商品やソリューションを元にサポートしています。
経験豊富なプロフェッショナルチームは、中国、台湾での起業経験、フロント社員全員が海外での生活・ビジネス経験があり、現地のビジネス展開を熟知したメンバー構成がフロントで支援します。
情報発信や招請、イベント事業、屋外広告、調査、サンプリングなど、さまざまな形でインバウンド支援が可能となっています。
訪日コム:TTU株式会社「インバウンドサポート」
4. 株式会社アレンジ「インバウンド(訪日外国人)のプロモーション」
株式会社アレンジは、インバウンドに関する課題解決を総合的に提案します。
サポート内容は広告や海外支援、飲食、小売り、メディア、Wechat問い合わせ代行など多岐にわたります。
多様なソリューションを通じて、クライアント企業や、広告代理店・PR会社などのパートナー企業が抱える課題を解決します。
訪日コム:株式会社アレンジ「インバウンド(訪日外国人)のプロモーション」
5. JTBグローバルマーケティング&トラベル「インバウンドマーケティング」
JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)は、日本のリーディングDMCとして世界各国の訪日外国人を迎えています。
その豊富な経験で培われた専門性や広範囲にわたる実績を活かし、来日ゲストやオーガナイザーを取り巻く全領域のトータルソリューションを提案します。
経験豊富な専門スタッフによる入念なヒアリングの上、カスタマイズされた最適なサービスを総合的に提案します。
訪日コム:JTBグローバルマーケティング&トラベル「インバウンドマーケティング」
アフターコロナに向けた「インバウンド対策」が必要
インバウンド対策としてコンサルティングサービスを活用することで、より効果的なインバウンドの集客につながります。
今後、入国規制緩和に伴って見込まれるインバウンド需要を取り込むため、前広にしっかりとした対策を進めることが重要です。
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<参照>
京都ホテル観光ブライダル専門学校:インバウンドとはどういう意味?どういう時に使うの?
空間広告マガジン:インバウンド対策で需要の取り込みを!成功のポイントやすべきことを解説
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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