IATA(国際航空運送協会)は12月6日、世界の航空業界の純利益が2023年に47億ドル(約6,419億円)にのぼり、4年ぶりに黒字転換するとの見通しを明らかにしました。
中国では新型コロナウイルス規制の影響が継続しているものの、米国を中心に旅行需要が回復してきています。
総収益は7,790億ドル(約106.4兆円)と予測されており、純利益率は0.6%となります。
コロナ禍で大きな損失が発生するなか、業界全体でコスト削減に向けた取り組みが加速したことが寄与しました。
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IATA、世界の航空会社の収益見通しを発表
IATA(国際航空運送協会)は12月6日、世界の航空会社の収益に関する見通しを発表しました。
2022年のコロナ影響の損失は69億ドル(約9,446億円)、需要回復で上振れ
新型コロナウイルスの影響による損失は、2020年に1,377億ドル(約18.8兆円)、2021年に420億ドル(5.8兆円)が計上されていました。
2022年は、需要の増加により旅客収入が増えたことなどで、新型コロナウイルスの影響による損失は69億ドル(約9,446億円)まで削減するとみられます。
6月の見通しでは97億ドル(約1.3兆円)の損失が予想されていましたが、需要回復により上振れしました。
2023年は4年ぶり黒字化、旅客数はコロナ前の86%まで回復
2023年は、売上高は7,790億ドル(約106.4兆円)の売上高と、47億ドル(約6,419億円)の純利益が見込まれており、2019年以来4年ぶりに黒字化するとみられます。
世界のGDP成長率は鈍化しているものの、原油価格の下落や潜在需要の継続などにより改善が見込まれています。
旅客数は42億人と、2019年以来40億人を超える見通しで、コロナ前の86%まで回復する見込みです。
ただし世界各地での回復は、まだら模様になるとみられています。
北米の航空会社の利益は114億ドル(1.5兆円)と、世界的な予測水準の2倍以上が見込まれ、欧州と中東も利益が期待される一方で、アジアの航空会社は、中国が2023年下期に本格的に国際線の運航を再開したとしても66億ドル(約9,034億円)の赤字が予想されています。
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<参照>
IATA:Airlines Cut Losses in 2022; Return to Profit in 2023
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