観光庁、インバウンドの消費額増を目的に「ロングストーリー」造成事業公募

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インバウンド需要が回復に向かうなか、観光庁は「地域のコンテンツの連携促進(ロングストーリー造成)事業」の公募を開始しました。申請締切は7月7日(金)13:00必着となっています。

インバウンド客の長期滞在化と消費額の増加を促進することを目的に、地域の各コンテンツを一連のつながりの中で旅行者に体験してもらえるツアー商品を造成し、地域の周遊を実現する取り組みを支援するとしています。

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目的は「インバウンドの消費額増」と「滞在長期化」

地域経済を支える観光産業は、新型コロナウイルス感染拡大によって大きな打撃を受けました。

そんななか、観光庁は「観光立国推進基本計画」を閣議決定し、インバウンド消費の年間5兆円超の目標を掲げています。

関連記事:観光庁、「観光立国推進基本計画」を決定

コロナ禍以前にあたる2019年のインバウンド消費額が4兆8000億円ほどだったことを考えると、訪日外国人旅行者のさらなる消費額の増加と滞在の長期化促進が重要となり、地方部への誘客を図りつつ各地域の周遊を促進させる必要があります。

とくに旅全体を通じて一貫したストーリーを有する「ロングストーリーツアー」は、多くの観光客を魅了し長期滞在を促すものと期待されます。

観光庁ではロングストーリーツアーについて、1週間以上にわたり、ひとつのテーマ・魅力的なコンセプトのもと、単に同一のテーマに紐づく体験を散りばめたものではなく、旅行者が旅を通じて一貫したストーリーを体感できるツアーと定義しています。

  • ロング:1週間以上
  • ストーリーツアー:旅を通じて一貫したストーリーを体感できるツアー

観光庁は本事業で、訪日外国人旅行者の観光需要を捉え、消費額の増加と滞在長期化に資するロングストーリーツアーを造成する事業者を支援する予定としています。

▲出典:観光庁「ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」

公募スケジュール

「ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」の公募は、以下のスケジュールにて進められます。    

  • 5月17日(水) 公募申請開始
  • 6月14日(水) 質問会
  • 7月 7日(金) 公募申請締め切り
  • 7月中旬 ヒアリング対象者への連絡
  • 7月25日(火) 2次審査(ヒアリング)
  • 8月上旬 採択事業の決定通知

公募申請は特設Webサイトからの手続きが必要です。

  • ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査 事務局Webサイト:https://longstory.jp/

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<参照>

観光庁:地域のコンテンツの連携促進(ロングストーリー造成)事業
観光庁:ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査
観光庁:公募説明会資料
観光庁:「観光立国推進基本計画」を閣議決定

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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