【世界の航空便増減まとめ8月】JAL、24年夏に羽田~ドーハ線開設 日本の航空会社で中東への直行便は初

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

世界各国で航空便の新規路線開設や再開、増便の動きが相次いでいます。

日本航空(以下、JAL)と全日本空輸(以下、ANA)はともに、2023年6月の国際線旅客数が、前月に続き50万人を突破しました。国際線の利用率はJALが80.9%、ANAが79.2 %でした。

2023年のお盆期間(8月10日~20日)の予約状況は、両社ともハワイ方面のほかアジア路線の予約が好調で、国内線もコロナ前の9割以上まで回復しています。

※この記事では、2023年8月10日時点における世界の航空便の運航情報をまとめています。以降の運行状況は変更されている場合があります。

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)


【東アジア】各国で新規路線の開設や再開が相次ぐ

東アジアでは、JALが2024年夏に羽田~ドーハ線を開設すると発表しました。日本の航空会社で初となる中東への直行便となります。

中国や韓国でも、新規路線の開設や再開が相次いでいます。

日本 JAL、羽田~ドーハ線を24年夏に開設 中東への直行便は日本の航空会社で初

ANAは7月19日、羽田空港第2ターミナル国際線施設の運用を、3年3か月ぶりに再開しました。羽田発ロンドンのほか、上海虹橋、香港、台北松山(2便)行きの計5便が第2ターミナルから出発します。

またANAグループの新しい国際線の航空ブランド「AirJapan」は8月2日、成田とバンコクを結ぶ路線を2024年2月9日から就航すると発表しました。アジアを中心とした訪日需要をメインターゲットに週6往復で開設。機内食は日本食を中心とした13種類を提供する予定です。

JALは7月18日、羽田~ドーハ線を2024年の夏ダイヤから週7往復で開設すると発表しました。日本の航空会社としてはじめて、中東への直行便を運航することとなります。

なおANAが7月28日に発表した4~6月期の連結決算は、純利益が306億8,600万円でした。一方、JALが8月1日に発表した2023年同期の連結決算は、最終利益が230億6,300万円となりました。

またピーチ・アビエーションは7月12日、和歌山・紀の川市の桃を訪日客にプレゼントする「Share Peach Day」を関西国際空港第2ターミナルで開催しました。2012年から恒例となっていましたが、コロナ禍で関西国際空港では3年ぶりの開催となりました。

関西国際空港など関西3空港を運営する関西エアポートは7月5日、ジェットスター航空が2024年2月2日に関西~ブリスベン線を週4往復で開設すると発表しました。

また中部国際空港セントレアでは8月1日、コロナの影響で臨時休業していたセントレア到着免税店「Centrair Duty Free ARRIVAL SHOP」が営業を再開しました。

<参照>

JAL:JALグループ輸送実績
JAL:JAL、羽田=ドーハ線の新規開設を決定
JAL:2024年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
ANA:ANAグループ輸送実績
ANA:AirJapan 2月9日就航!成田=バンコク便 週6往復
ANA:ANA国際線が羽田空港第2ターミナルから3年ぶりに運航を再開!
ANA:2024年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
関西エアポート:関西国際空港 ジェットスター航空 関西=ブリスベン線を運航開始!
PR TIMES:セントレア到着免税店、8月1日に営業再開!
紀の川市:和歌山県紀の川市×JA紀の里×Peach共同企画 『Share Peach Day 2023』 を開催!
朝日新聞デジタル:旬の桃を味わって ピーチ健在もPR 関西空港

中国 中国国際航空、広島~大連・北京線を運航再開

広島空港を運営する広島国際空港は7月25日、中国国際航空が8月25日から、広島~大連・北京線の運航を週2往復で再開すると発表しました。

約3年6か月ぶりの中国本土路線となり、広島空港では2023年以降、台湾、韓国に続き3路線目の運航再開となります。

関西空港を運営する関西エアポートは7月24日、厦門(アモイ)航空が8月5日から、関西~重慶線を週3往復で新設すると発表しました。同社の関西線はすでに2路線が運航中で、8月6日に再開した福州線を含めて4路線週21往復となります。

福岡空港を運営する福岡国際空港は7月12日、春秋航空が7月15日から福岡~寧波線を週3往復で開設すると発表しました。さらに同社は8月1日、春秋航空が8月4日から福岡~大連線を週1往復で就航し、9月1日からは週2便に増便する予定と発表しました。

また中国国際航空も8月8日から、福岡~上海/浦東線の運航を再開しています。

<参照>

広島空港:広島~大連・北京線 2023年8月より運航再開
関西エアポート:関西国際空港 厦門航空が関西=重慶線を新規就航!
福岡空港:春秋航空が7/15(土)より寧波線に就航します(国際線)
福岡空港:春秋航空が8/4(金)より大連線に就航します(国際線)
中国国際航空:日中国際線運航再開と増便のお知らせ(8月4日付け)

韓国 新興LCCのエアロK、清州(チョンジュ)~成田線を開設

成田空港を運営する成田国際空港は8月1日、韓国新興LCCのエアロKが8月3日に、成田~清州(チョンジュ)線を1日1往復で開設すると発表しました。成田~清州間の直行便は初就航となります。

韓国LCCのエアソウルは8月3日、中秋節連休に合わせて、9月28日から10月11日までの2週間、高松~仁川線を1日1往復から1日2往復に臨時増便すると発表しました。

大韓航空は7月18日、中部~釜山線を1日1往復、福岡~釜山線を1日2往復で、9月27日に再開すると発表しました。

大韓航空系LCCのジンエアーは9月15日、中部~ソウル/仁川線を1日2往復で開設します。

ティーウェイ航空は9月8日から、佐賀〜ソウル/仁川線の運航を週3往復で再開します。

<参照>

成田国際空港: Aero K、2023年8月3日より 成田=清州線に新規就航!
聯合ニュース:エアソウル 中秋節連休に合わせ仁川―高松線を増便=1日2往復
大韓航空:福岡↔釜山、中部↔釜山路線運航再開のご案内(9月27日付)
セントレアグループ:ジンエアーが仁川(ソウル)線の就航を発表

【東南アジア】シンガポールのジェットスター・アジア航空、那覇~シンガポール線再開へ

東南アジアでは、シンガポールのジェットスター・アジア航空が那覇~シンガポール線を11月30日から週3往復で再開すると発表しました。

タイやバングラデシュでも新規路線が開設されるほか、ベトナムでは年末年始に関空~ダナン線が運航される予定で、往来が活発化しています。

シンガポール ジェットスター・アジア航空、那覇~シンガポール11/30再開

ジェットスター・アジア航空は7月12日、那覇~シンガポール線を11月30日から3年8か月ぶりに再開すると発表しました。この路線は那覇~シンガポール間の唯一の直行便で、火・木・日曜の週3往復で運航します。

また11月24日からは、関西発マニラ経由シンガポール行きの運航を週5便で再開します。

<参照>

ジェットスター・アジア航空:沖縄(那覇)とシンガポール、大阪(関西)とマニラを結ぶ日本路線 を再開

タイ タイ・ライオン・エア、成田〜台北/桃園〜バンコク/ドンムアン線開設へ

タイ・ライオン・エアは9月16日から、成田〜台北/桃園〜バンコク/ドンムアン線を開設することを計画しています。

週5往復で、台北/桃園~バンコク/ドンムアン線の運航便数は、全体で週10往復から週12往復へ増えることになります。

<参照>

タイ・ライオン・エア:2023年9月中旬より台北-東京線を追加

ベトナム ベトナム航空、年末年始に関空~ダナン線運航へ

ベトナム航空は8月3日、年末年始の旅行需要に合わせて、関空~ダナン線の一部運航再開を決定したと発表しました。

期間は2023年12月29日、30日、2024年1月2日、3日の4日間で、定期便の本格的な再開は2024年2月を予定しています。同路線はコロナ禍で運休中でしたが、2023年3月末に運航再開した成田~ダナン線の予約が好調なことから、定期便の再開に先がけて、年末年始の運航を決定したものです。

<参照>

PR TIMES:ベトナム航空、年末年始の旅行需要に合わせ関空=ダナン線の一部運航再開を決定

インドネシア ガルーダ・インドネシア航空、日本2路線を増便

ガルーダ・インドネシア航空は7月4日、羽田~ジャカルタ線を8月7日から週4往復に、成田~デンパサール線を8月9日から週5往復に増便すると発表しました。

コロナ禍で減便や運休が続いていましたが、日本とインドネシア双方向での需要が順調に回復していることから、増便を決定したとしています。

<参照>

ガルーダ・インドネシア航空:2023年8月より「羽田-ジャカルタ」線を週4便に、「成田-デンパサール(バリ島)」線を週5便に増便決定

バングラデシュ ビーマン・バングラデシュ航空、成田~ダッカ線開設へ

ビーマン・バングラデシュ航空は9月1日に、成田〜ダッカ線を開設します。

火・木・土曜に成田発、月・水・金曜にダッカ発の週3往復を、ボーイング787型機で運航します。

参照

ビーマン・バングラデシュ航空:Explore Japan with state-of-the-art Boeing 787 Dreamliner of Biman Bangladesh Airlines

【オセアニア】エアタヒチヌイ、成田~タヒチ線を10月再開へ

オセアニアでは、エアタヒチヌイが、10月30日から成田~タヒチ線を再開する予定です。

フランス領ポリネシア エアタヒチヌイ、成田~タヒチ線を10月再開へ

南太平洋・仏領ポリネシアのタヒチを本拠地とする航空会社であるエアタヒチヌイは、成田~タヒチ線を10月30日から再開する予定です。

なお同社は7月下旬、リニューアルしたウェブサイトを公開しました。新しいフライト検索エンジンを導入し、1年先までの航空券検索が可能となりました。ベストレートの検索ができるほか、ピークシーズンを外しての検索にも対応しています。

<参照>

エアタヒチヌイ:成田路線の運航について / Travel updates on Japan route
エアタヒチヌイ:エア タヒチ ヌイ、新ホームページを公開

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】


2024年も残りわずかとなりました。来年2025年は大阪・関西万博が開催されるほか、中国市場の回復などもあり、今年以上の盛り上がりが予想されています。2025年に向けて、訪日旅行者へ向けたマーケティング戦略を強化していきたいと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、株式会社movが毎月開催している「訪日ラボトレンドLIVE」をスペシャルver.としてお届け。今こそ知っておきたい「インバウンド×デジタルマーケティング戦略」を徹底解説します!

<本セミナーのポイント>

  • 観光・インバウンドに詳しい専門家3名が登壇!
  • 2025年に向けた「インバウンド×デジタルマーケティング」の戦略や施策について、「深掘り」した情報を「いち早く」「無料で」学べる!
  • 質疑応答の時間もご用意。インバウンドに関する疑問・お悩みについて、専門家から直接「ヒント」を得られる!

詳しくはこちらをご覧ください。

2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】

【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる


完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに