渋谷区観光協会は、「Sustainable Shibuya Project(サステナ シブヤ プロジェクト)」を立ち上げたと発表しました。
観光客の急速な増加に伴って渋谷は再び活気を取り戻していますが、その一方で「オーバーツーリズム」が課題となっています。
持続可能な観光と環境に焦点を当て、新たな観光のスタイルを提案して地域の魅力を再認識させることで渋谷の環境と文化を守り、地域経済を活性化することを目指しています。
オーバーツーリズム解決へ向け「サステナシブヤPJ」始動、持続可能な観光目指す
渋谷区観光協会が展開する「Sustainable Shibuya Project」、通称サステナシブヤPJの主な目的は、渋谷を「Conscious Travel City(コンシャストラベルシティ)」に育て上げることです。
コンシャストラベルとは「コンシャス(=意識的な)」と「トラベル(=旅・旅行)」を組み合わせた言葉で、地球環境や地域社会など、あらゆるサステナビリティを意識した新たな旅の形のことをいいます。
観光客の増加が再び渋谷に活気をもたらしましたが、同時にオーバーツーリズム問題が浮上しています。
持続可能な観光を促進して地域の魅力を再評価し、環境への負担を最小限に抑えるためのさまざまな取り組みを紹介することで、新たな観光のスタイルを提示するとともにコンシャストラベルシティの実現を目指すとしています。

ヴィーガン対応やスローツーリズムなど推進
サステナシブヤPJは、持続可能な観光の実現に向け、いくつかのアプローチを取っています。
たとえば、食の多様化を促進するために「Shibuya Vegan Friendly公認ロゴマーク」の推進や、「THE TOKYO TOILET」を起点とした観光インフラの整備などを行っています。
今後はサステナブルツーリズムと親和性の高い「スローツーリズム* 」を推奨したり、地域の文化や自然に触れる機会を提供することで観光客の地域への愛着心を醸成し、地域経済の活性化を支援したりするとのことです。
* スローツーリズム…新しい観光のニーズに応えながら地域の自然、文化、生活を守り、地域経済の活性化に資する観光の形態。
さらにサステナシブヤPJの公式サイトを立ち上げ、関連団体や成功事例などを紹介する予定です。
「サステナシブヤPJ×コアレックスチャレンジ」:紙ゴミのリサイクル実施
第一弾として、ものづくり・環境保全・社会貢献の3つの事業を展開するコアレックスの協力のもと「サステナシブヤPJ×コアレックスチャレンジ」を推進。
渋谷区が主催、後援する各種イベントへ出店し、家庭で出た紙パック(アルミ付き含む)をオリジナルトイレットペーパーと無料交換するほか、渋谷区を訪れる観光客向けに、渋谷を探索しながらゴミ拾いをしてトイレットペーパーに交換する「渋谷ゴミ拾いツアー」を計画しているとのこと。
また渋谷区の小学校と中学校を対象にコアレックス信栄工場見学ツアーや体験イベントを開催し、リサイクルの仕組みを理解する機会を提供します。

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<参照>
一般財団法人 渋谷区観光協会プレスリリース:地域のために、地域とともに、今できること。"持続可能なまちづくり・観光" の実現に向け「Sustainable Shibuya Project」始動!
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訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
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参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
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