JTB、新たなインバウンド観光ルートのツアー販売を開始、「北海道アドネイチャールート」「東北ディスカバリールート」

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JTBは3月5日から、「北海道アドネイチャールート」と「東北ディスカバリールート」の2つのインバウンドルートのツアー販売を開始したと発表しました。

地方誘客に向けた人流の創出を目指し、2022年から各エリアで進めてきたインバウンドルートとあわせ、全部で5つのルートが出そろったかたちです。

地域経済の活性化に寄与し、持続可能な新しい観光の実現を目指すということです。


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JTB、新たなインバウンド観光ルートのツアー販売開始

▲新たなインバウンド観光ルート:JTBプレスリリースより

インバウンド旅行を専門に扱うJTBグローバルマーケティング&トラベルは、2つの新たなインバウンドルートを開発しました。

名称はそれぞれ「北海道アドネイチャールート」と「東北ディスカバリールート」で、3月5日からツアーとして販売を開始しています。

「北海道アドネイチャールート」、アドベンチャー×ネイチャーで広大な北海道各地へ

北海道アドネイチャールート」は、 “北海道の大自然を冒険しよう!”をコンセプトに、アドベンチャー(冒険)とネイチャー(自然)を掛け合わせた造語が用いられました。アドベンチャーツーリズムの要素である「自然」「文化体験」「アクティビティ」をふんだんに取り入れているのが特徴です。

関連記事:アドベンチャーツーリズムとは?概要から成功事例まで徹底解説

訪日客の集中する道央エリアにとどまらず、海外から個人での観光手配が難しい道北や道東エリアにも旅行できるよう、旭川や美瑛、知床、阿寒湖、釧路などの魅力を体感できる3ツアーが用意されています。

具体的には世界自然遺産である知床五湖でのハイキングや阿寒湖畔ウォーキング、美瑛の青い池、日本最大の釧路湿原など、道北、道東エリアの美しい自然が楽しめます。

期間や目的にあわせて希望のツアーを組み合わせることで、さまざまな体験をしながら北海道各地を巡ることができます。

「東北ディスカバリールート」、高付加価値ツアーで潜在ニーズの高い東北各地へ

東北ディスカバリールート」は、東北最大の都市である仙台を拠点として、平泉、盛岡、角館、青森、弘前と北上しながら巡るルートです。“東北の文化・ものづくりを辿(たど)る”をコンセプトとし、東北で継承されてきた無形文化財などにフォーカスしています。

拠点となる空港や駅から観光地までの交通、いわゆる二次交通が不足していることによって外国人観光客が周遊しづらかった東北各地の魅力を工程に組み込み、新たな人流を創出する狙いです。

岩手にある南部鉄器工場の見学や、角館を代表する伝統工芸品「樺細工」のコースターづくりなど、“本物”に触れる高付加価値ツアーが用意されています。

新たな人流を創出する「第4・第5ルート」として位置付け

▲JTBが開発したインバウンド観光ルート:JTBプレスリリースより

JTBが手がける「サンライズツアー」は、日本初の訪日外国人観光客向けパッケージツアーブランドです。1964年に発売が開始されてから延べ800万人以上の外国人旅行客を迎えてきました。

サンライズツアーではサステナブルツーリズムへの取り組みとして、地方誘客に向けた人流の創出とオーバーツーリズム解消を目指し、2023年秋から新たなインバウンドルートを開発してきました。

1つは東京、金沢、京都を巡る「レインボールート」で、もう1つは瀬戸内エリアを周遊する「せとうちシーニックビュールート」。そして福岡、熊本、鹿児島をめぐる「九州オーセンティックルート」です。

今回新たに追加された「北海道アドネイチャールート」と「東北ディスカバリールート」は、この3ルートに続く第4、第5のルートとして位置付けられています。

JTBでは今後、これらのルートに沿った各地域発のツアーの企画を強化していく予定です。広範囲なエリアへ人流を創出することで、地域経済の活性化に寄与し、持続可能な新しい観光の実現を目指すということです。

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<参照>

JTB:訪日外国人観光客向けパッケージ旅行「サンライズツアー」にて「北海道アドネイチャールート」「東北ディスカバリールート」を開発

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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