Trip.com Groupは、同社のフードトラベルガイドサービス「Trip.Gourmet」の受賞発表会である「Trip.Gourmet Global Awards」を開催し、世界の人気上位レストランを発表しました。
今回の発表では、日本を含むアジアのレストランが多数表彰されたほか、Trip.comのデータに基づく食に関するトレンドも紹介されました。
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Trip.Gourmet、世界の人気上位レストランを発表
Trip.com GroupのフードトラベルガイドサービスであるTrip.Gourmetは、同サービスの受賞発表会である「Trip.Gourmet Global Awards」をシンガポールのマリーナベイ・サンズにて開催。世界の人気上位レストランを発表しました。
アジアのレストランが多数表彰
当アワードでは、シンガポールの「Odette」「Waku Ghin by Tetsuya Wakuda」「CUT by Wolfgang Puck」やバリの「Kubu at Mandapa」、バンコクの「Potong&Le Du」、東京の「SÉZANNE」「RyuGin」、ソウルの「La Yeon」「Bicena」など、アジアのファインダイニング(富裕層向けの高級レストラン)が表彰されました。高級レストランでは、フランス・中国・日本の存在感強く
今回の発表によると、Trip.Gourmetの中で最上級ランクを表す「ブラックダイヤモンド」に選定されたレストランのうち、50%はフランス・中国・日本から選出されており、高級レストランの分野において強い存在感を持っていることがうかがえます。日本からは「菊乃井 本店」「カンテサンス」「ロオジエ」「鮨 さいとう」などが選定されました。
ホテルダイニングが富裕層から支持を受ける
またランキングの41%をホテルダイニングが占めており、富裕層から支持を集めていることが分かりました。
マンダリン オリエンタル クアラルンプールの「Lai Po Heen」やスイスホテル・ザ・スタンフォードの「JAAN by Kirk Westaway」(シンガポール)などがランクインし、香港・パリ・東京などで複数の一流レストランを展開するフォーシーズンズやリッツ・カールトンも人気を集めました。
旅行者の食への関心は高まりつつある
Trip.comの調査によると、食に関するキーワードを検索するユーザーは前年比較で30%以上増加し、「東京のストリートフード」や「シンガポール料理」といった食と地名を組み合わせた検索への関心が高まっていることが明らかとなりました。
さらにユーザー調査では、回答者の44%が「旅行先を選ぶ際に食体験を重視している」と答えました。
旅行者の食への関心は高まっており、実際に政府は「ガストロノミーツーリズム」の推進や食体験コンテンツの磨き上げ支援などを行っています。
食に関するコンテンツを充実させることが、インバウンド誘客・地方誘客を促す重要な手段になるといえそうです。
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<参照>
- Trip.com:旅行中に訪れたいグルメスポットを簡単検索! Trip.comのフードトラベルガイドサービスTrip.Gourmetが「Global Awards」セレモニーで世界のトップレストランを発表
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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