トリップドットコムは、 2024年の「Trip.Best GLOBAL 100」と「ASIA 100」ランキングを発表しました。
このランキングは、ユーザーレビューとセールス人気をもとに、ホテルやアトラクションなど旅行者に人気のコンテンツをランク付けしたものです。
日本からはニセコなどのスキーリゾートや、有馬温泉などの温泉地が上位にランクインしています。
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トリップドットコム、2024年「Trip.Best GLOBAL」&「ASIA」トップ100ランキングを発表
グローバルオンライン旅行サービスプロバイダーのトリップドットコムは、2024年の「Trip.Best GLOBAL 100」と「ASIA 100」ランキングを発表しました。
実際のユーザーレビューと通年のセールス人気に基づき、旅行者が最高の体験をできるホテルやアトラクション・ナイトライフ・レストラン・デスティネーション(目的地)をランク付けしたものです。
高級ホテルで「アマン東京」が4位、絶景ホテルのアジア首位には「星のや富士」も
- オテル ドゥ クリヨン ア ローズウッド ホテル(フランス)
- ラッフルズ シンガポール(シンガポール)
- ル ブリストル パリ(フランス)
- アマン東京(日本)
- ラ レゼルヴ パリ ホテル アンド スパ(フランス)
1位は、パリを代表する観光地であるコンコルド広場前にある「オテル ドゥ クリヨン ア ローズウッド ホテル」でした。日本からは、皇居にほど近い5つ星ホテル「アマン東京」が4位にランクインしています。
さらに絶景ホテルのアジア首位に、富士山山麓のグランピングリゾート「星のや富士」が選出され、グローバルランキングでも2位にランクインしています。
現地体験ホテルのランキングでは、「アマン京都」がアジア2位に、グローバルランキングでも3位にランクインしています。
有馬温泉や湯布院温泉のほか、日本のスキーリゾートも上位に
- ブルーラグーン(アイスランド)
- 有馬温泉(日本)
- 湯布院 山灯館(日本)
- パムッカレ石灰華段丘(トルコ)
- オンセン ホットプールズ(ニュージーランド)
首位の「ブルーラグーン」(アイスランド)に続き、2位に兵庫県の「有馬温泉」、3位に大分県の「湯布院 山灯館」がランクインしました。その他にも、世界のトップ50以内には銀山温泉や定山渓、熱海など日本各地の温泉地がランクインしています。
スキーリゾートのアジアランキングでは、以下の施設がトップ5のうち4つを占め、上位を独占しています。
- 札幌国際スキー場(日本)
- グダウリスキーリゾート(ジョージア)
- GALA湯沢スキー場(日本)
- 富良野スキー場(日本)
- ニセコ東急グラン・ヒラフ(日本)
札幌国際スキー場は世界全体のランキングでも15位にランクインしており、上質のパウダースノーと広大なゲレンデで有名で、初心者から上級者まで楽しめると紹介されています。
またスキーリゾートとは別に“スキーホテル”としてのランキングも発表されており、アジアランキングでは、日本のスキーホテルがトップ5のうち4つを占めています。
- クラブメッド・キロロ ピーク(日本)
- クラブメッド北海道サホロ(日本)
- 山翠ニセコ(日本)
- パーク ハイアット 長白山(中国)
-
ザ・ヴェール・ニセコ(日本)
スキーホテルについては、アジアのトップ50に日本から多くのホテルがランクインしています。
人気目的地、日本はアジア4位 観光スポットではUSJが上位に
人気の目的として、日本はグローバルランキングで6位、アジアランキングで4位となりました。アジアランキングのトップ5は以下の通りです。
- バンコク(タイ)
- 北京(中国)
- シンガポール
- 東京(日本)
- 上海(中国)
また大阪は、グローバルランキングで9位、アジアランキングで6位となりました。
観光スポットランキングとして、日本からは「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)」が上位に選ばれました。USJは「おすすめ観光スポット」のグローバル・アジアともに5位、「ファミリー向けスポット」のグローバ・アジアともに4位にランクインしています。
その他にもアジアのファミリー向けスポットには、「東京ディズニーランド」が8位、東京ディズニーシーが19位にランクインしました。
レストランランキングで日本が上位に
今回発表されたランキングの中でも、「レストラン」の項目では特に日本のランクインが多く見受けられました。
アジアのレストランランキングでは以下の3つの項目があり、すべてに日本のレストランがランクインしています。
- 高級レストラン
- 現地の味が楽しめるレストラン
- 眺めが良いレストラン
それぞれの項目におけるトップ5は以下の通りです。
■高級レストラン
- オデット(シンガポール)
- 菊乃井本店(日本)
- 神楽坂 石かわ(日本)
- 龍吟(日本)
- 緒方(日本)
■現地の味が楽しめるレストラン
- パーム ビーチ シーフード(シンガポール)
- レイガーデン(中国)
- 野田岩 麻布飯倉本店(日本)
- 福 1039(中国)
- かに道楽 道頓堀本店(日本)
■眺めが良いレストラン
- スパゴ ダイニングルーム/スパゴ バイ ウルフギャング パック(シンガポール)
- アルヴァ(日本)
- ジン シュアン(中国)
- ジャーン by カーク・ウエスタウェイ(シンガポール)
- ピエール(日本)
日本は「温泉」「スキー」「レストラン」で存在感を発揮
トリップドットコムが発表した2024年「Trip.Best GLOBAL」&「ASIA」トップ100において、日本はナイトライフ以外のすべての項目において、上位にランクインする結果となりました。
特に「温泉」「スキー」「レストラン(日本食)」など、日本が観光の強みとして押し出しているジャンルにおいては、トップ5以降においても、多くの施設や店舗、地域がランクインしていました。
6月に発表された骨太の方針でも、日本固有の観光資源(温泉・旅館・食・歴史など)や文化資源の磨き上げをはじめとした施策の推進によって、インバウンドの地方誘客に取り組むと記されています。今回多くランクインしたジャンルが、今後も日本の観光産業の中で重要な地位を占めていくと見られます。
関連記事:政府「骨太の方針」決定、インバウンドに関わる記述は:「持続可能な観光立国の実現」に向けた取り組みを推進
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トリップドットコム:Trip.com、 2024 年 「Trip.Best GLOBAL」&「ASIA」TOP 100 ランキングを発表
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【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは
本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。
観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。
2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました
誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。
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→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
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- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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