エクスペディアが2025年の旅行トレンドを発表 「第二の旅先」や「買い物旅行」など

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エクスペディア・グループは、2025年の旅行トレンド「Unpack’25」を発表しました。

今後注目される旅行スタイルとして、混雑していない「第二の旅先」や、地元ならではの買い物体験を求める「買い物旅行」など6つのトレンドを紹介しています。

関連記事:2024年の旅行トレンド6つ 「ロケ地巡り」「ノンアル旅」など(エクスペディア発表)

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エクスペディア、2025年の旅行トレンド発表

エクスペディア・グループは、2025年の旅行トレンド「Unpack’25」を発表しました。

このレポートは、エクスペディア・グループ内のデータと、世界19地域における2万5,000名の旅行者を対象とした調査結果に基づき、今後1年間の旅行トレンドを予測しています。

1. 混雑していない「第二の旅行先」

エクスペディアは、定番の旅行先だけでなく、「第二の旅行先」を旅行者が求める流れが広まると予想しています。

第二の旅行先とは、人気観光地の近くにあり、日帰り旅行にも最適であると同時に、旅行の主目的ともなりうる場所を指します。調査によると世界の旅行者の約63%が、第二の旅行先に行ってみたいと回答しているといいます。

また同社が発表した、人気の旅行先に対する第二の旅行先は、以下の通りです。日本からは福岡が挙げられています。

第二の旅行先 人気旅行先

ランス(フランス

パリ

ブレシア(イタリア

ミラノ

コスメル(メキシコ)

カンクン

サンタバーバラ(アメリカ

ロサンゼルス

ワイカト(ニュージーランド)

オークランド

ジローナ(スペイン

バルセロナ

福岡(日本)

東京

アブダビ(アラブ首長国連邦)

ドバイ

クラビ(タイ

プーケット

キャンモア(カナダ

カルガリー

2. 現地ならではのお土産を買う「買い物旅行」

TikTokなどの影響で、韓国のスキンケア製品や日本のお菓子など、買い物やお土産を目的とした旅行が増えると予想されています。

調査によると、世界の旅行者の39%が「旅行中に現地の食料品店やスーパーを訪れる」、44%が「現地でしか買えないローカルなお土産を買う」と回答しました。

また旅行先でよく買うお土産については、世界の旅行者では「キーホルダーやマグネットなどの小物(47%)」だったのに対し、日本人は約7割が「現地のローカルグルメや珍味(68%)」と回答し、世界で最も高い割合となりました。

エクスペディアの現地ツアーデータによると、コスタリカでのコーヒーツアーや中国でのお茶の試飲、日本での茶道体験などは、同社でも最も人気がある旅行体験だといいます。

▲旅行先でよく買うお土産について:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより
▲旅行先でよく買うお土産について:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより

3. Z世代から支持される「オールインクルーシブ」

2025年には、オールインクルーシブホテルに注目が集まると予想されています。

特にZ世代から支持を得ており、ハッシュタグ「#allinclusive」はTikTokでトレンドになっています。

調査結果によれば、Z世代の約3分の1が「オールインクルーシブに対する認識が良い方向に変わった」と述べ、42%が「オールインクルーシブリゾートを好んでいる」と回答しています。

また旅行者がオールインクルーシブを選ぶ理由として、Z世代の41%が「ストレスが最小限であること」を挙げています。そのほかには「予約のしやすさ」(39%)や「ラグジュアリーな体験」(38%)という回答が続いています。

一方で、オールインクルーシブホテルの宿泊経験については、世界の68%が「ある」と回答したのに対し、日本人は38%にとどまりました。

▲オールインクルーシブホテルの宿泊経験:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより
▲オールインクルーシブホテルの宿泊経験:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより

4. 宿泊意欲に影響する「グルメ重視のホテル選び」

2025年は、グルメ重視のホテル選びがトレンドになると予想されています。

調査では旅行者の約3分の1が「ホテル内の有名レストランのルームサービスがあると宿泊意欲が上がる」と回答し、31%は「レストランに宿泊客専用の席があること」をホテル選びの大きな理由として挙げています。

ホテルは収益に大きく影響するレストランの食事体験向上に取り組んでおり、ホテルズ・ドットコムにおける施設内のレストランやシェフ、バーに関する肯定的な口コミは、前年比で40%増加しています。

5. 映画やテレビから影響を受ける「ロケ地めぐり旅」

エクスペディアが2024年に新たなトレンドとして発表した「ロケ地めぐり旅」は、2025年も人気が続くと考えられています。

調査によると、世界の旅行者の62%が「映画やテレビ番組に影響されて旅行先を検索したことがある」と回答し、日本では63%が同様の回答をしています。

また旅行先を選ぶうえで影響を受けたものについて、世界の旅行者で最も多かった回答が「Instagram(43%)」、次いで「TV番組(40%)」、「映画(39%)」と続く一方で、日本では7割近くの旅行者が「TV番組(68%)」、4割近くが「本(39%)」と回答しており、昔ながらのメディアの影響力の大きさがうかがえます。

▲旅行先を選ぶうえで影響を受けたもの:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより
▲旅行先を選ぶうえで影響を受けたもの:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより

6. インフルエンサーのプランをそのまま予約「ワンクリック旅行」

多くの旅行者が、インフルエンサーの投稿から旅行のアイディアを得ているといいます。

一方でエクスペディアは、インフルエンサーの投稿をきっかけに購入するソーシャルショッピングは、高額になりえる旅行分野ではまだ発展途上にあると分析しています。

調査では、消費者の約半数が「SNSで見た旅行を予約したいと思ったことがあるものの、時間がなかったり複雑だったりして実際に予約しなかった」と回答しています。

またエクスペディアは、インフルエンサーが厳選した旅行体験をそのまま予約できるサービスイギリスアメリカで開始しており、2025年にはそのほかの国でも提供を予定しているといいます。

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<参照>

エクスペディア・ジャパン:【エクスペディア・グループ】2025年の旅行トレンド「Unpack ’25」を発表
エクスペディア:Unpack’25

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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