エクスペディアが2024年の旅行トレンド6つを発表 「ロケ地巡り」「ノンアル旅」など

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エクスペディア・グループが2024年の旅行トレンド「Unpack ’24」を発表しました。

2024年に注目される旅行スタイルとして、「ロケ地巡り旅」「音楽ツアー旅行」「ノンアル旅」など6つのトレンドを紹介しています。

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2024年に注目の旅行トレンド6つとは

エクスペディア・グループが2024年の旅行トレンド「Unpack’24」を発表しました。

この調査結果は、世界14地域における2万人以上の旅行者のデータを基にし、エクスペディアおよびホテルズドットコム内の幅広い情報から得られたものです。

2024年に注目される旅行スタイルとして、「ロケ地巡り旅」「音楽ツアー旅行」「ノンアル旅」など6つのトレンドを紹介しています。

1. 人気ドラマなどの舞台を訪れる「ロケ地巡り」

2024年の旅行トレンドのひとつとして紹介しているのが「ロケ地巡り旅」です。

エクスペディアの調査によれば、過去のテレビ番組や映画の影響で旅行先を選ぶ人々が増加しており、53%の人が「テレビ番組や映画の影響で旅行先を調べた、もしくは実際に旅行を予約した」と回答しています。

たとえば、2022年にパリを舞台にした人気ドラマの最新シーズンが公開された後、「パリ」の検索数が200%増加するなどドラマの影響が実際の旅行先選びに影響を与えることが明らかになっています。

エクスペディア・グループ内のデータによると、2024年には「ロケ地巡り旅」の目的地としてタイ、ルーマニア、マルタ、パリ(フランス)、ロンドン、バース、ウィンザー、韓国などが人気を集めると予想しています。

▲旅行先を決めるのに影響を受けたもの:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより
▲旅行先を決めるのに影響を受けたもの:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより

2. 人気観光地と類似度が高い「そっくり観光地」

2024年には「そっくり観光地」が注目を浴びることが期待されています。

観光客の数が少なく、手頃な価格で訪れられることから、類似度の高いそっくり観光地が人気を集めるとしています。そっくり観光地への旅行経験について、8割が「経験あり」、または「経験はないが、してみたい」と回答しています。

エクスペディアによると、過去1年間で検索数が大幅に増えたそっくり観光地の上位5都市は、前年比で検索件数が倍以上になるなど、注目を集めています。

▲検索数が増加した「そっくり観光地」と前年比の増加率:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより
▲検索数が増加した「そっくり観光地」と前年比の増加率:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより

3. "推し"のアーティストに会いにいく「音楽ツアー」

2024年には「音楽ツアー旅行」が一段と盛り上がると予想しています。

調査によれば、旅行者の7割近くが「好きなアーティストのコンサートのために遠征したい」と回答し、4割以上の人が「コンサート遠征を今まで行ったことがない場所へ旅行する口実としたい」と考えています。

アーティストのコンサート開催地が旅行先の選定に大きな影響を与えていることが明らかになりました。

4. 飲酒なしで旅行を楽しむ「ノンアル旅」

2024年には旅先でのアルコール摂取を控え、もしくは一切摂取せずに楽しむ新しい旅行スタイル「ノンアル旅」が広がると予想しています。

調査によると、4割以上の人が「来年はデトックス旅行をしたい」と回答するなど、自制心を保ちつつ心身ともに健康な状態を維持したいと考える人が多いことが分かりました。

旅行者のなかにはアルコールフリーな環境で宿泊したいと考える人も多く、ノンアルコールのドリンクやモクテル(ノンアルコールカクテル)作りの体験などを提供する宿泊施設も増えています。

一方、調査によれば韓国では57%、アメリカでは46%の回答者が「(次の旅行で)アルコール摂取量を増やす」と回答するなど、世界中で「ノンアル旅」が広がりつつも、国によってはまだまだアルコールが欠かせないと考える人もいるようです。

5. 「雰囲気重視」のホテル選び

ホテルを選ぶ際、設備やサービス、星の数だけでなく、「雰囲気」がますます重要視されています。口コミにおいて「雰囲気(vibe)」という言葉を使用する割合が前年比で1090%増加し、今回の調査でも92%の人が「予約の際にホテルの雰囲気を重視する」と答えました。

世界全体で最も多かった「雰囲気」に関する好みは、「落ち着いた雰囲気(33%)」と「モダンな雰囲気(33%)」でした。続いて、「ビーチや海岸などがあるリゾートな雰囲気(31%)」が人気でした。

ホテルズドットコムのアプリでは「モダン」「レトロ」「クラシック」「ビーチ」「ファンキー」などが上位を占めており、宿泊者たちがどのような雰囲気を求めてホテル選びをしているかがわかります。

▲ホテルを選ぶときに重視する雰囲気:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより
▲ホテルを選ぶときに重視する雰囲気:エクスペディア・ジャパンプレスリリースより

6. 「生成AI」の活用

2024年には「生成AI時代」が到来し、旅行においてテクノロジーがますます大きな役割を果たすことを予想しています。

調査によれば、7割近く(69%)の人が旅行計画に生成AIを「使ったことがない」と回答。一方、アメリカ(51%)や韓国(60%)では、半数以上の人が旅行計画をする際に生成AIを利用した経験があることが分かりました。

将来的には、旅行予約時の生成AIの活用について、半数以上の人が「旅行予約時の生成AIの活用に興味がある」、69%が「生成AIは旅程のプランニングに役立つ」と考えています。

生成AIを活用する目的としては、「最適な宿泊先を見つけるため」が39%で最も多く、35%が「アクティビティや現地ツアーのプランニング」、33%が「フライトの比較」、20%が「旅程の変更やキャンセル」と答えています。

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<参照>

エクスペディア・ジャパンプレスリリース:エクスペディア・グループ 2024年の旅行トレンド「Unpack’24」を発表

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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