Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるGoogleのサービスです。Google検索やGoogleマップに店舗や施設の情報を掲載し、国内外のユーザーに魅力をアピールできます。
Googleビジネスプロフィールを効果的に運用するポイントは、所在地や連絡先などといった基本情報を充実させるだけでなく、投稿機能を使って最新の情報を定期的に発信したり、魅力的な写真を掲載して視覚的に魅力をアピールしたりすることです。
この記事では、Googleビジネスプロフィールを活用して競合店と差をつけるための運用方法について、「投稿機能」「写真掲載」「アクセス解析機能を活かした分析方法」の3つの観点からご紹介します。
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【投稿機能編】Googleビジネスプロフィールの運用その1
GoogleビジネスプロフィールにはブログやSNSのように情報を発信できる「投稿機能」があります。この投稿機能を使ってテキストや写真、動画を公開できます。
この章では、Googleビジネスプロフィールの機能のひとつである投稿機能について解説します。
投稿機能を活用するメリット
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を利用し、さまざまな情報を発信することでオーナーとユーザーの両方にメリットがあります。
オーナー側にとって大きなメリットはユーザーと直接交流できることです。Googleマップや位置情報と連動して表示されるため、近隣のユーザーにアプローチしやすく、セールや特別企画、イベント、ニュース、特典などの最新情報を効率よく宣伝できます。
一方ユーザーにとってのメリットは、店舗の最新情報をキャッチアップできることで、利用するうえでの利便性が高まる点です。
最新の営業状況や店内の様子、お得なキャンペーンなどの情報を発信することで、ユーザーは店舗の利用をより判断しやすくなるでしょう。
動画や写真などを添付して投稿するなどして魅力的なページにすることも、実際の来店につなげるうえでは重要です。
投稿できる種類
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使って投稿できる内容には大きくわけて4種類あります。
- 最新情報を追加:最新の状況を文章や写真をまじえて投稿することで、店頭や店内の雰囲気を伝えられます。新メニューや新商品、新サービスの提供開始の告知や予告などの情報も盛り込むことで、ユーザーの興味をひけるでしょう。
- イベント情報:イベントの告知に最適な、表示期間を自由に設定できる機能もあります。
- 特典情報:特典情報の発信に向けた機能もあります。セールや特典を表示する期間を設定して投稿すると、投稿内に「クーポンを見る」というボタンが表示されます。
- 商品情報:取り扱う商品について投稿することで「商品」タブに項目が追加され、商品エディタで管理できるようになります。この機能を利用することで、ユーザーは主要な商品の一覧を簡単に確認できます。
Googleビジネスプロフィールへのコンテンツ投稿は、他サイトと連携させられます。たとえば、店舗ですでにブログを開設、更新している場合には、そのブログとGoogleビジネスプロフィールを連携することで効率的な運用が可能です。
ユーザーに対して有益な情報を蓄積することができれば、より多くの集客が期待できるでしょう。
また、「最新情報を追加」「イベント情報」「特典情報」のカテゴリでは動画をアップできます。動画には2つのアップロード方法があります。
1つ目は、「最新情報を追加」をクリックして、写真や動画を選択する方法です。 追加後は処理中の表示となりますが、処理の完了を待たずにその他の投稿内容を入力し、公開設定ができます。
2つ目の方法は、写真コンテンツに動画をアップロードする方法です。「写真」タブの「写真を追加」をクリックすると、アップロードできる状態になります。
投稿する際の注意事項
投稿機能を利用する際には、不特定多数のユーザーが閲覧することを念頭に置いて適切な文章や写真を掲載することが大切です。
また期間を設定せずに投稿した場合、7日間表示されますが、その後は表示されなくなります。投稿自体が削除されるわけではなく、過去の投稿として閲覧が可能です。
最新情報を求めるユーザーのために、できる限り定期的な投稿を心がけ、最新の投稿が常に表示されている状態を保つことがポイントといえるでしょう。
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【写真掲載編】Googleビジネスプロフィールの運用その2
Googleビジネスプロフィールに写真を掲載することは、ユーザーが店舗に興味を持ったり、実際に店舗を訪れたりするきっかけを作ることにつながります。
写真を掲載するメリット
写真を掲載していない店舗のページと比較して、投稿機能を活用して最新の写真を掲載している店舗のページでは、ユーザーが店舗への経路を検索したり、Webサイトへのリンクをクリックしたりする回数が多くなるといわれています。
検索結果の一番はじめに表示されるロゴや写真のほか、商品やイベントの写真などを掲載して店舗の魅力を伝えることで、集客アップにつながるでしょう。
投稿と同様に、最新の状況がわかるような写真を定期的に掲載していくことが重要です。
掲載できる写真はカテゴリごと「3枚以上」を推奨
住所や連絡先など、基本的な情報の記入が済んでいる店舗のページにおいては、店舗のロゴマーク画像を掲載することが効果的です。ロゴマークがプロフィール内で強調して表示され、ブランド名や提供するサービス形態をわかりやすくユーザーに伝えることに役立ちます。
また、プロフィール上部に表示されるカバー写真も自由に投稿できます。店舗や提供しているサービスをもっとも印象づける写真を掲載することが推奨されています。
その他、自由に掲載できる写真は、被写体に応じていくつかのカテゴリに分類できます。Googleビジネスプロフィールのヘルプセンターが掲載している内容によると、カテゴリごとに少なくとも3枚以上の写真の掲載が推奨されています。
外観の写真は、ユーザーが実店舗に来店する際の参考になるため、道路に面している部分を撮影したものが適しています。時間帯ごとに変化している様子も合わせてアップロードすると効果的でしょう。
また、店内の写真は、内装や雰囲気をユーザーにイメージさせやすくします。商品やサービスの写真は、ユーザーが実店舗を訪れた際の体験を想像するうえで役立つ情報となります。
従業員の様子がわかる写真も、お店の雰囲気を伝えたりユーザーに親しみを持ってもらったりするためにも、提供することが推奨されています。
【アクセス解析編】Googleビジネスプロフィールの運用その3
Googleビジネスプロフィールでは、「パフォーマンスデータ」というアクセス解析の機能があります。
「パフォーマンスデータ」機能を活用すると、Google検索やGoogleマップでの自店舗の閲覧数や、検索の際にユーザーが入力したキーワードを把握できます。
パフォーマンスデータをチェックするメリット
「パフォーマンスデータ」を確認することで、ユーザーが自店舗のページ上でどのような行動をしたかなどといったデータを獲得できます。
また、閲覧結果における自店舗ページへのアクセス数、ルート検索数、ウェブサイトのクリック数、通話をかけた件数などの集計ができます。
これらのデータは、店舗の認知度や集客数アップなどマーケティングの分野で効果を発揮します。
パフォーマンスデータで何がわかるのか
「パフォーマンスデータ」では、店舗のGoogleビジネスプロフィールのアカウントを見たユーザーに関するさまざまなデータを収集できる仕組みとなっています。
その1つが、検索キーワードです。ユーザーがどんなキーワードで検索した時に、自店舗のページが表示されたのかを回数が多い順に閲覧できます。また、自店舗のページを訪れたユーザーがどんな方法で検索したかも把握できます。
さらに、Google検索とGoogleマップ検索のそれぞれで自店舗が何回表示されたかデバイスごとに把握できるようになっています。
検索結果に自店舗のページが表示された後、ユーザーがとった行動も表示されます。たとえばユーザーがルート検索を行った日時や電話をかけた曜日、店舗が混雑する時間帯などが確認できます。
Googleビジネスプロフィールを運用して差別化を
近年では、実店舗だけでなくインターネット上のサービスにおいても他店との差別化や工夫が求められる時代となっています。
Googleビジネスプロフィールの運用においても、他店との差別化を図るために投稿機能を活用して最新情報を発信したり、写真を掲載することでユーザーに印象づけたりすることが大切です。
投稿機能では、イベント告知や特典情報、商品の追加などのさまざまな機能を使い分け、効果的な情報発信をすることが大切です。写真の掲載に関しては、手軽に効果を発揮する方法のため、すぐにでも実践したい方法といえます。
また、「パフォーマンスデータ」でのアクセス解析では、ユーザーの閲覧結果に自店舗ページが表示された経緯や自店舗ページ上でのユーザーの行動などのデータを確認できます。他店との差別化を行うにあたって、ユーザーのニーズを把握したり、施策効果を確認する上でこれらのデータは役立つでしょう。
Googleビジネスプロフィールについては、口コミアカデミーの「『Googleビジネスプロフィール』活用はここからスタート!【Googleビジネスプロフィール 基礎から学ぶ!】」の資料で詳しく紹介しています。
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