訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、人気チョコレートショップ4ブランドに寄せられた約1,700件の口コミを分析しました。
「ブランド平均」や「各店舗の評価比較」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の方の口コミ評価」についても解説しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2024年12月時点)を対象に行いました。
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
【ブランド別】口コミ数と平均評価の内訳
調査対象の4ブランドで「評価(★の数)の内訳」を調査しました。
平均評価が4.34と、4ブランドの中で最も高い「green bean to bar CHOCOLATE」では、★4以上の評価の割合がおよそ87%となっています。
★5の割合のみを切り取っても 「green bean to bar CHOCOLATE」が54.4%でトップでした。
【ブランド別】キーワード傾向・ポジティブ率分析
4ブランドそれぞれで頻出キーワードのポジティブ率を調査しました。
業界全体としては店舗の店内環境についてポジティブな評価を得ていますが、「ダンデライオン・チョコレート」では「注文・席」などのキーワードで、「バニラビーンズ」においては「席・テラス・店内」などのキーワードで相対的に評価が低く、改善の余地があることがうかがえます。
【言語別評価比較】「バニラビーンズ」の店舗改善のヒントは外国語口コミあり!?
上の表は4ブランドを言語別評価で比較しています。
平均評価が4.21と、4ブランドの中で最も低かった「バニラビーンズ」ですが、外国語口コミの平均が4.60と、4ブランド平均の4.53を唯一上回っています。
一方、「bubó BARCELONA」は外国語口コミの平均評価が4.14と、4ブランドのなかで最も低い結果となりました。
外国人のお客様が満足/不満を抱くポイントを分析することで、他ブランドとの差分を解消し店舗改善につながる可能性がありそうです。
【言語別キーワード分析】外国語口コミでの「バニラビーンズ」の高評価の秘訣は?
「バニラビーンズ」の外国語口コミのキーワードでポジティブに語られている比率が高いものと日本語口コミのキーワードでネガティブに語られている比率が高いものをそれぞれランキング形式にしました。
この分析でそれぞれのブランドにおいてお客様が何に満足をしていて、何に不満を抱えてしまっているのかが明らかになります。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
調査概要
- 口コミ分析対象期間:
2023年1月1日 〜 2024年12月31日 - 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:1,656件
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
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