観光庁は1月31日、宿泊旅行統計調査(2024年11月・第2次速報、2024年12月・第1次速報)を公表しました。
12月の延べ宿泊者数は5,582万人泊で、前年同月比6.3%増となりました。外国人宿泊者数は前月から50万人増加し、1,529万人泊(前年同月比21.9%増)となっています。
また11月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、中国が1位であることがわかりました。
2024年年間の外国人宿泊者数は、1億6,348万人泊※となりました。
※1〜12月の数値を合算して算出。12月のみ速報値
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12月の延べ宿泊者数は5,582万人泊、外国人は1,529万人泊
観光庁は、2024年12月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表し、12月の延べ宿泊者数は全体で5,582万人泊となりました。
外国人延べ宿泊者数は1,529万人泊と、前月から50万人増加しました。12月の訪日外客数は単月過去最高(348万9,800人)を記録しましたが、外国人延べ宿泊者数は10月(1,582万人)よりも減少しました。

客室稼働率は全体で59.9%で、前年同月から2.7ポイント、2019年同月比では1.2ポイント高い結果となりました。
最も稼働率が高かったのはビジネスホテル・シティホテルで、73.3%となっています。
また、都道府県別の稼働率(11月)を見ると、大阪が83.2%と、全国で最も高い値でした。
11月の国籍別延べ宿泊者数、引き続き中国が1位
また、11月の国籍別延べ宿泊者数も発表されました。国籍別では、10月に引き続き中国が1位となっています。
中国は、前年同月比で69.3%増加しました。他の増加が著しい国としては、ロシア(前年同月比113.1%増)、スペイン(前年同月比90.1%増)が挙げられます。
上位5か国は、中国に続いて台湾、米国、韓国、香港の順となりました。

11月の地方部における外国人宿泊者数、2019年の約1.49倍
11月の外国人延べ宿泊者数を三大都市圏と地方部で比較すると、2019年同月比で三大都市圏が1.71倍となっていたのに対し、地方部では1.48倍にとどまりました。
11月の外国人延べ宿泊者数における三大都市圏と地方部の割合は、69.7% / 30.3%となっています。

2024年の外国人延べ宿泊者数は1億6,348万人泊 過去最高
2024年年間の延べ宿泊者数は、6億5,149万人泊でした。
また、訪日外国人延べ宿泊者数は1億6,348万人泊となりました。2019年の1億1,566万人泊から4,782万人増加し、過去最高を記録しました。
※2024年12月は第1次速報値であることから、2月28日公表予定の第2次速報値で変更となる可能性があります。

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