マーケティングコミュニケーションとは?7つの手法、マーケティングの4P・4Cとの関係を紹介

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マーケティングコミュニケーションとは、顧客と接点を作り、信頼関係を構築していく活動全般のことを指します。

主な手法としては、広告や販売促進、PR・広報、イベント、人的販売(営業、店頭販売)やダイレクトマーケティングなどが挙げられます。

訪日外国人観光客が増加する中、適切なコミュニケーション戦略を活用することで、認知度の向上・集客・ブランド価値の強化につながるでしょう。

本記事では、マーケティングコミュニケーションの意味や目的、マーケティングの4P・4Cとの関係、そして具体的な手法について詳しく解説します。

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マーケティングコミュニケーションとは

マーケティングコミュニケーションとは、顧客とつながりを持ち、信頼関係を築くための活動を指します。

具体的な方法としては、広告や販売促進、PR・広報、イベント、人的販売やダイレクトマーケティングが挙げられ、これらを組み合わせて顧客とのコミュニケーションを図ります。

例えば後述の「4P」のうち、コミュニケーションをとる「Promotion」がマーケティングコミュニケーションに該当します。

マーケティングコミュニケーションの目的

マーケティングコミュニケーションの目的は、企業やブランドが顧客と効果的にコミュニケーションを取り、商品・サービスの価値を伝え、購買やブランドロイヤルティを高めることです。

具体的には、以下のような目的があります。

1. 自社商品の認知度をアップさせるため

まず、企業は広告やSNS、PR活動などを通じて、自社の商品やサービスをより多くの人に知ってもらう必要があります。

特に、新商品や競争の激しい市場においては、ターゲット層に適切なメッセージを届けることで、ブランドの認知度を向上させることが重要です。

2. ユーザーの購買意欲を高めるため

商品やサービスの認知度を高めた後は、見込み顧客に対してその魅力や価値を伝え、購買意欲を高めることが求められます。

具体的には、製品の特徴やメリットをわかりやすく伝えるコンテンツの発信、キャンペーンの実施、クーポンの配布などが有効です。これにより、顧客の購買行動を促進し、売上につなげることができます。

3. 既存顧客と良好な関係を構築するため

一度購入した顧客との関係を維持し、長期的なロイヤルティを高めることもマーケティングコミュニケーションの重要な目的です。定期的なメールマーケティングやアフターサポート、SNSでのエンゲージメント強化、ロイヤルティプログラムの提供などを通じて、顧客満足度を向上させ、リピート購入やファンを増やしていきます。

4Pと4Cにおけるマーケティングコミュニケーションの位置付け

この項目では、「マーケティングミックス」というマーケティング手法として広く知られる「4P」「4C」の中で、マーケティングコミュニケーションがどの位置付けにあるかを紹介します。

4Pとマーケティングコミュニケーション

4Pとは、1960年にアメリカのマーケティング学者である、エドモンド・ジェローム・マッカーシーによって提唱されたものです。

4Pは「Product(製品・サービス)」「Place(流通・販売する場所)」「Price(価格)」「Promotion(宣伝・広報など)」の4つから成っており、マーケティングコミュニケーションは4番目の「Promotion」にあたります。

4Pではこれらの要素を使ってマーケティング戦略を実行し、見込み客を醸成します。

4Cとマーケティングコミュニケーション

4Cは、1990年に広告学者のロバート・ローターボーンにより提唱されたものです。

4Cは「Customer Value(顧客にとっての価値)」「Convenience(利便性)」「Cost(支払うコスト)」「Communication(コミュニケーション)」の4つから成っています。

1960年に提唱された4Pと異なり、4Cではインターネットなどの発達を考慮し、消費者と企業が双方向にやりとりを行う「コミュニケーション」という要素を盛り込んでいます。この4Cでは、「Communication(コミュニケーション)」の部分がマーケティングコミュニケーションにあたります。

マーケティングコミュニケーションの7つの手法

この項目では、マーケティングコミュニケーションの具体的な手法を7つ紹介します。

1. 広告

広告は、テレビCMや、雑誌や新聞の一面広告、Web広告などを指します。

テレビや新聞などのマス広告では、リーチできる人数が多いという利点がある一方、狙ったユーザー層にアピールしづらかったり、効果測定がしづらい点がデメリットに挙げられます。

なお、近年ではこうした従来の広告の欠点を払拭したWeb広告の利用が急増しています。

2. 販売促進

広告の目的は商品やサービスの認知向上であるのに対し、販売促進の目的は購入の動機付けの流れを作る意味合いが強くなります。

販売促進の例としては、クーポンや商品サンプルの配布、割引、試食サービスなどの提供が挙げられます。

また、近年ではInstagramやX(Twitter)といったSNSを活用した販売促進が多い点も特徴で、SNS上でプレゼント企画やキャンペーンなどを実施する企業も見られます。

3. PR・広報

PR・広報では、自社製品やサービスについて情報を発信・公開し、メディアに取り上げてもらうことが目的です。

例としてはプレスリリースや発表会、セミナーの実施が挙げられます。

広告よりも売り込みの要素が弱まりますが、見込み客に商品の使い方や価値を理解してもらうきっかけ作りができる点がポイントで、特にBtoB商材などで効果を発揮します。

4. イベント

顧客との接点として、商品やサービスに関連するイベントを開催することもマーケティングコミュニケーションの一つです。

展示会などもイベントの施策に含まれます。

5. 人的販売(営業、店頭販売)

人的販売とは、ダイレクトマーケティングの一種です。

例としては、店頭の販売スタッフなどが商品やサービスに関する説明や、サンプリングを直接行うことが挙げられます。

顧客と密に関わることができるため、一人ひとりの顧客と関係構築をしやすいというメリットがあります。

6. ダイレクトマーケティング(DM)

ダイレクトマーケティングとは、商品やサービスを提供する企業と顧客が直接コミュニケーションをとり、販売する方法です。

テレマーケティングやメールマガジン、カタログ通販などがダイレクトマーケティングの例に挙げられます。

関連記事:DM(ダイレクトメール)とは?種類や特徴・作成のコツを紹介

7. 口コミへの返信・口コミ促進

上記に紹介したようにマーケティングコミュニケーションには様々な手法がありますが、昨今では特にインターネットを使用したコミュニケーションが中心になっており、口コミへの返信も顧客との関係性を高める上で重要です。

また、口コミを投稿したいと思った顧客が投稿しやすいよう書き込み先を案内するなど、コミュニケーションを促すための情報を提供するなどの対策が挙げられます。

マーケティングコミュニケーションを行う手順

マーケティングコミュニケーションを成功させるためには、計画的な手順に沿って進めることが重要です。

以下の手順に従って戦略を策定・実行することで、効果的に顧客と関係を築くことができるでしょう。

1. 目的・目標を明確にする

まず、マーケティングコミュニケーションの目的を明確にします。例えば、ブランドの認知度向上、見込み顧客の獲得、購買促進、既存顧客との関係強化など、達成したい成果を以下のように具体的に設定します。

目的・目標の例

  • 新商品の認知度を1カ月で30%向上させる
  • SNS経由での売上を前年比20%増加させる
  • メールマーケティングの開封率を10%向上させる

さらに、KPI(重要業績評価指標) を設定し、成果を測定できるようにしましょう。

主なKPI指標

  • SNSの「いいね」やシェア数
  • 広告のCTR(クリック率)・CVR(コンバージョン率)
  • メールの開封率・クリック率
  • サイト訪問者数・滞在時間

2. ターゲット(顧客層)を設定する

次に、どのような顧客に向けてマーケティングコミュニケーションを行うのかを明確にします。ターゲット層を細かく分析し、年齢・性別・ライフスタイル・購買行動・興味関心などを考慮してペルソナを設定しましょう。

  • 20代の女性(SNSを活用するトレンド志向の高い層)
  • 訪日外国人観光客(中国・韓国・欧米の旅行者)
  • 30〜40代の共働き世帯(時間を有効活用したい層)

3. コミュニケーション戦略を立てる(チャネル・メッセージの決定)

ターゲットに適した情報発信の手段(チャネル) を選び、効果的なメッセージを設計します。

顧客の行動パターンに合わせて、SNS、Web広告、テレビCM、イベント、メールマーケティングなどを組み合わせるとよいでしょう。

主なチャネルの選び方

  • SNS(Instagram・X・TikTok) → 若年層向け・トレンド商品
  • YouTube・ブログ記事 → 詳細な商品説明が必要な場合
  • テレビCM・新聞広告 → 幅広い認知を狙う場合
  • メールマーケティング → 既存顧客との関係強化

メッセージの設計

  • 課題解決型:「忙しいあなたに最適な時短アイテム!」
  • 感情に訴える型:「この香りがあなたの毎日を特別にする」
  • データ活用型:「90%のユーザーが満足した最新スキンケア!」

4. コンテンツを作成し、発信する

戦略に基づき、ターゲットに響くコンテンツを作成し、適切なタイミングで発信します。コンテンツの例

  • 動画コンテンツ(TikTokやYouTubeでの短尺レビュー)
  • インフルエンサー投稿(InstagramでのPRコラボ)
  • ブログ・記事(SEO施策を施した製品レビュー)
  • キャンペーンページ(期間限定プロモーション)

また、ターゲットの行動に合わせて発信のタイミングも最適化します。例えば、SNS投稿は夜19〜22時、メール配信は朝9〜11時は開封率が高いなど、データをもとに配信計画を調整します。

5. 反応を分析し、改善する

マーケティングコミュニケーションの効果を測定し、データに基づいて改善します。SNSのエンゲージメント率、広告のクリック率、売上の変化などを分析し、戦略の見直しを行います。

分析結果をもとに、ターゲットに合わないチャネルを調整したり、より効果的なメッセージを作成したりして、継続的にマーケティング施策を改善していきましょう。

マーケティングコミュニケーションは「発信して終わり」ではなく、データを活用しながら継続的に改善し、顧客との関係を深めていくことが成功の鍵となります。

マーケティングコミュニケーションは商材を踏まえて設計

顧客との信頼関係を構築するためのマーケティングコミュニケーションは、どんな商品やサービスを扱う事業でも欠かせない手法です。

ただし、マーケティングコミュニケーションの具体策は広告、PR、イベントなどと幅広いため、どのようなアプローチを取るかは商材の内容などを踏まえて設計する必要があるでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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