エミレーツ航空は4月28日、日本と中東地域における観光振興の協力関係強化を目的に、日本政府観光局(JNTO)と覚書を締結しました。
同社は、中東をはじめとしたグローバルな市場からの訪日インバウンド需要の拡大をサポートするとしています。
関連記事:【世界の航空会社ランキング2024】ANAが4位、JALは6位にランクイン。1位は?
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
エミレーツ航空、JNTOと覚書締結
覚書の締結は、エミレーツ航空のオルハン・アッバース極東地区商業担当上級副社長と、JNTOドバイ事務所の小林大祐所長によって、エミレーツ航空の上級幹部や在ドバイ日本国総領事館の今西淳総領事が出席する中で行われました。
プレスリリースによると、エミレーツ航空のオルハン・アッバース極東地区商業担当上級副社長は、以下のようにコメントしました。
このたび、日本政府観光局(JNTO)との連携を通じて、日本の観光振興に貢献し、世界有数の文化的魅力と活気に満ちた観光地である日本へ、中東からより多くの旅行者をお迎えできることを大変嬉しく思います。日本における長年の運航実績に加え、卓越した製品・サービスへの継続的な投資は、この重要な市場に対する当社の揺るぎない姿勢と一貫した取り組みを体現しています。日本政府観光局(JNTO)をはじめ、日本国内および当社ネットワーク各地のパートナーの皆様と力を合わせ、日本が持つ豊かな文化や魅力的な体験の数々を、より多くの旅行者の皆様に知っていただけるよう、共に取り組んでいくことを楽しみにしています。
またJNTOドバイ事務所 小林大祐所長は、以下のようにコメントしています。
このたびの覚書締結を通じて、エミレーツ航空とのパートナーシップを正式に確立できたことを大変嬉しく思います。日本は、他に類を見ない多様な魅力を持つ旅行先であり、エミレーツ航空のグローバルなネットワーク、プレミアムなサービス、そして中東地域における強力な影響力は、日本へのさらなる訪日旅行者を呼び込む上で理想的なパートナーと言えるでしょう。この協力関係を通じて、日本の豊かな文化遺産、現代的な体験、そして一年を通じて楽しめる日本各地の観光魅力を新たなターゲット層に紹介できることを期待しています。
エミレーツ航空による日本へのインバウンド観光需要拡大サポート
2002年に日本で就航開始したエミレーツ航空は現在、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港へ毎日就航しています。日本へ継続的に投資しており、成田国際空港と関西国際空港に4クラス編成のA380型機、羽田空港には「スタイリッシュに改装された」というB777型機を導入しています。
中東をはじめとするグローバルな市場から、日本へのインバウンド観光需要を拡大するためのサポートを提供すると公約しており、このパートナーシップには、日本への認知度向上と訪問促進を目的としたマーケティングやプロモーションの取り組みにおける協力関係が含まれています。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
エミレーツ航空 プレスリリース:エミレーツ航空、日本政府観光局(JNTO)と観光分野における戦略的相互成長促進に向けた覚書を締結
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月前編】最新の「観光白書」公開!インバウンドに関わる政策の変更点を徹底解説 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→最新の「観光白書」公開!インバウンドに関わる政策の変更点を徹底解説 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!