ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の渋谷本店で、店舗内商品検索サービス「AI商品ナビ」の提供が開始しました。
同店は売上の約7割がインバウンド客によって占められており、ショッピング体験の向上と店舗スタッフの案内負荷の解消が期待されています。
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ドンキ渋谷本店、店舗内商品を検索できるAIサービス開始
店舗内商品検索サービス「AI商品ナビ」は、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)グループの株式会社カイバラボと、データ活用支援を展開する株式会社ブレインパッドによって共同開発されました。
同サービスは、Google CloudのGeminiやVertex AIの画像認識技術などを活用しながら、棚割りデータベースを構築しており、利用客によってバラつきのある画像から適切な商品提示ができるようなシステムが構築されています。
売上の約7割を占めるインバウンド客の利便性向上へ
PPIHが運営するドン・キホーテ渋谷本店では商品点数が約130万点にのぼり、売上の約7割をインバウンド客が占めています。
これまでは店舗内商品の配置を示すデータベースを構築できていませんでしたが、同サービスでは、利用客が店内に設置されたシステムに商品画像をアップロードすることで、探している商品の場所が提示されます。
これによって、インバウンド客を含む利用客が商品を探すために店内を巡る手間が省かれ、ショッピング体験の向上につながります。
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店舗スタッフの負荷軽減にも
またこれまでは、店舗スタッフが利用客の要望を理解して商品位置に案内する作業に時間を要していましたが、同サービスによって、スタッフの対応はイレギュラー時のみとなります。
ほかにも棚割りデータベースは、異なる棚に置かれた商品を正しい位置に戻す業務への活用も期待されており、店舗スタッフの業務負荷を軽減することにもつながっています。

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<参照>
株式会社ブレインパッド:ブレインパッド、PPIHが提供する顧客向け「店舗内商品AI検索サービス」の開発を支援
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