外務省は5月21日、日本と韓国の4か所の空港において、双方の国民の入国審査優先レーンを設けることを発表しました。
日韓国交正常化から60周年の機会を捉え、6月1日から30日までの期間で実施されます。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)
日韓国交正常化60周年、入国手続きを円滑化
1965年の日韓国交正常化から今年で60年を迎えるにあたり、両国の訪問者について、入国手続きの円滑化措置を実施することが発表されました。
日韓の空港で入国審査優先レーンを設置
2025年6月1日から30日までの間、日本国内では羽田空港第3ターミナルおよび福岡空港、韓国国内では金浦(キンポ)空港および金海(キメ)空港にて入国審査優先レーンが設置されます。
韓国人が訪日する際には、以下の利用条件を全て満たす必要があります。
- 対象空港:羽田空港第3ターミナル、福岡空港
- 対象便:韓国国内の空港を出発し、午前9時から午後4時までに対象空港に到着する旅客便
- 対象者:
- 韓国国籍の人
- 今回の入国日から起算して過去1年以内に1回以上の入国歴*がある人
- Visit Japan Webに登録し、対象期間中に短期滞在の在留資格で入国する人
*過去1年以内に入国歴があっても、前回入国時と今回で使用する旅券が異なる場合は、優先レーンの対象外
対象者は搭乗便の到着後に、上陸審査場内の外国人審査ブースにある優先レーンに案内されます。また対象者に同行する配偶者や1親等以内の家族についても、Visit Japan Webに同伴家族として登録することで、対象者と共に優先レーンを利用できます。
訪日韓国人客数は国別で1位 入国審査時間の短縮に期待
1965年の国交正常化以来、日韓間では双方国民によるさまざまな交流が積み重ねられており、現在では双方が相手国民の渡航先第1位となっています。
2024年の訪日韓国人客は881万7,765人で過去最高を記録し、2025年に入ってからも引き続き順調に推移している一方で、入国手続きの待ち時間の長さが課題となっていました。
今回の措置によって、入国審査にかかる時間の短縮によるスムーズな入国手続きの実現が期待されています。
関連記事:2024年の訪日韓国人数は881.8万人、国別で1位【インバウンドデータを解説】
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
出入国在留管理庁:日韓双方における入国手続の円滑化措置について
【10/16開催】宿泊施設の自社予約を増やす3つのポイントを解説!〜施設の認知拡大・予約導線づくり・予約率向上〜
株式会社movとtripla株式会社の共催により、「自社公式サイトの予約率向上に向けた最新施策」をテーマにセミナーを開催します。
インバウンド需要回復や国内旅行需要の高まりにより、宿泊施設に訪れるお客様は増えています。しかし、依然としてOTA経由の予約比率が高く、自社公式サイトの予約率が上がらない課題を感じている施設も少なくありません。
本セミナーでは、宿泊施設の認知向上と自社予約につなげるために必要な Googleビジネスプロフィール(GBP)・Googleマップの活用や口コミの重要性についてmovから解説。
そしてtripla社からは、公式サイト予約システムの最適化とGoogleマップとの連携によって、OTAと併用しながらも、自社予約を着実に伸ばしていくための実践的な施策をご紹介します。
<セミナーのポイント>
- Googleマップが施設の認知拡大・集客につながる具体的な事例を学べる!
- 自社予約システムとGoogleマップの連携による予約導線の作り方がわかる!
- 公式サイトで予約を確実に獲得するUI/UXがわかる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【10/16開催】宿泊施設の自社予約を増やす3つのポイントを解説!〜施設の認知拡大・予約導線づくり・予約率向上〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!