観光庁は6月6日、2024年度の「主要旅行業者の旅行取扱状況年度総計」を発表しました。
発表によると、総取扱額は約3兆6,768億円(2023年度比101.2%)となっており、なかでもインバウンド旅行は約2,156億円(2023年度比105.0%)となりました。
なお発表された総取扱額は、主要旅行業者43社・グループの旅行取扱状況をまとめたものです。
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観光庁、「主要旅行業者の旅行取扱状況年度総計」を発表
観光庁は6月6日、2024年度の「主要旅行業者の旅行取扱状況年度総計」を発表しました。
インバウンド旅行取扱額、前年比105.0%
2024年度の総取扱額は、3兆6,767億7,424万7,000円となりました。コロナ前の2019年度比では81.0%となりましたが、2023年度比では101.2%となっています。
なお総取扱額は、海外旅行、外国人旅行、国内旅行の取扱額を合計したものです。
そのうち外国人旅行は、日本の旅行会社によるインバウンド旅行の取り扱いを指し、2024年度は2,156億4,165万6,000円で前年比105.0%となりました。また2019年度比では96.8%と、コロナ前の水準まで回復しつつあることが明らかになりました。
旅行商品ブランドの取扱状況においては、インバウンド旅行の取扱額が23億9,354万6,000円(2023年度比131.0%)となっています。
海外旅行が好調な一方で、国内旅行は伸び悩む傾向に
2024年度の海外旅行は、1兆2,959億3,084万1,000円(前年度比120.9%)と好調であったことが明らかになりました。また旅行商品ブランドの取扱額においても、海外旅行は1,363億8,574万7,000円(同140.0%)となっています。
一方で、国内旅行は約2兆1,652億174万7,000円(同91.9%)となり、旅行商品ブランドの取扱額においても6,372億円8,147万9,000円(同91.9%)となり、伸び悩みが見られます。
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<参照>
観光庁:2024年度(令和6年度)主要旅行業者の旅行取扱状況年度総計
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