Googleビジネスプロフィールの使い方 | 集客に役立つ無料ツール・初心者にもわかりやすく登録方法を解説

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

【連載:マーケティング用語・施策の基礎解説】

本連載では、国内外問わず通用するマーケティング施策を取り上げ、インバウンド対策にも役立つヒントをお届けします。

Googleビジネスプロフィールは、その集客力から多くの事業者から注目を集めています。

FacebookXInstagramといったSNSも集客に活用されていますが、これらではなくGoogleビジネスプロフィールを利用するメリットはどこにあるのでしょうか。

この記事では、Googleビジネスプロフィールの利用を検討している事業者の方に向けて、概要から機能、料金、メリットを紹介するとともに、店舗集客を加速化するために必要なGoogleビジネスプロフィール使い方を紹介していきます。より効率化したい場合は、外部の業者に委託することも検討しましょう。


<訪日ラボからのお知らせ>

インバウンドをテーマとしたカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」を2025年8月5日に開催いたします。

「THE INBOUND DAY 2025」特設サイトを見てみる


Googleビジネスプロフィールとは?

集客にはさまざまな手段がありますが、Googleビジネスプロフィールもその1つです。

Googleビジネスプロフィールがどのようなサービスなのでしょうか。概要と機能、料金について解説します。

Googleビジネスプロフィールの概要

Googleビジネスプロフィールを使って、Googleでの検索結果やGoogleマップ上に表示される店舗や施設に対しオーナー登録ができます。店舗や会社のみならず、出張型などの実店舗がないビジネスでも登録できます。

登録が完了すると、Googleサービス上で表示されるその店舗や施設について情報を更新することができるようになります。また、ユーザーのつける口コミに返信できるようになります。

情報更新や口コミの返信以外にも、さまざまな機能が利用できます。Googleビジネスプロフィールは、インターネット上で広くローカルビジネスの魅力を発信できるツールとして、注目を集めています。

詳しくは「Googleビジネスプロフィールとは?インバウンド客を集客する方法やメリット、注意点など」の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

Googleビジネスプロフィールの機能

Google上に掲載される店舗や施設の情報を「ビジネス情報」「ビジネスリスティング」といいます。

Googleビジネスプロフィールを活用すれば、この情報を正確かつ効率よく更新でき、Googleの検索結果に自社の情報が表示される可能性を高められます。

Googleビジネスプロフィールを使って写真や動画をアップロードできます。これらのコンテンツは、ユーザーからの投稿もビジネス情報の中に掲載されていきます。

またGoogleビジネスプロフィール投稿機能を活用すれば、顧客に対してお知らせしたい情報について即時に発信でき、インターネットで検索しているユーザーに対して最新情報を届けることに役立ちます。

Webサイトのリンクを掲載することもできるので、公式サイト等の情報を知りたいと考えているユーザーのニーズにも応えることができます。

こうした機能を使えば、店舗について知りたい顧客に対し効率よく情報提供ができ、集客につなげられると考えられるでしょう。

関連記事:Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用して集客する方法|効果・メリット・注意点も解説

Googleビジネスプロフィールの登録方法

Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるうえ、集客につながるなどさまざまなメリットがあります。

ここでは、Googleの検索結果とGoogleマップに店舗の正しい情報を表示させる上で必要な、Googleビジネスプロフィールへの登録方法とオーナー確認の方法を紹介します。

Googleビジネスプロフィールの使い方

まず、Googleビジネスプロフィールのトップページにアクセスし、ログインします。この際、既存のGoogleアカウントでログインするか、新規でアカウントを作成し、「次へ」をクリックします。

次に、店舗やオフィス、事業所など登録したいサービスの住所や電話番号、ビジネスカテゴリなど基本情報を入力していきます。

実店舗がないサービス提供者は、住所にその提供地域を入力します。住所を入力し終わったら、Googleマップに情報を表示するか否かを選択します。

ビジネスカテゴリは、検索ウインドウで検索し、選択する形式になります。WebサイトのURLの入力欄もあり、ある場合にはURLを入力し、「完了」をクリックします。

最後に、ビジネス情報の確認をします。後で確認する場合は、「後で確認」をクリックし、さらに「後で」をクリックします。その場で確認する場合、表示されるすべてのビジネス情報に誤りがないか確認していきます。

複数の店舗や事業所を運営している場合は、店舗や事業所ごとに基本情報を登録することが望ましいため、店舗や事業所を全て登録しておきます。

以下の記事では登録方法を画像付きで解説しています。

オーナー確認を済ませよう

オーナー確認をすることで、ユーザーからの信頼度アップに繋がるほか、別人によるビジネス代表者のなりすましを防止できるといったメリットがあります。

新規でオープンする場合は、動画でのオーナー確認が主流になっています。

動画によるオーナー確認では、

①店舗の所在地の証明(周辺の道路標識、番地標識、周辺の店舗の撮影)

②店舗の存在証明(店舗の外観、固定看板の撮影)

③店舗の運営権限の証明(従業員エリア、レジ操作、扉の開錠)

これらをGoogleの規定に従って撮影し、提出します。撮影した動画は、Googleによって審査され、オーナー確認が終わると通知がくるので、完了になります。

動画以外の方法によるオーナー確認もありますので、Googleの規約に従い、オーナー確認を完了してください。

Googleビジネスプロフィールで集客を成功させるために

Googleビジネスプロフィールの登録を済ませたら、次に必要なことは、自社または自店のビジネス情報をユーザーに見てもらえるように対策することです。

具体的にどのようにすればいいのでしょうか。その方法についてご説明します。

ビジネス情報を充実させる

Googleは、ローカル検索結果のランキングが決定される仕組みについて「関連性」「距離」「知名度」の3点を重視しています。

関連性は、検索語句とローカルリスティング(検索キーワードと場所の情報に応じて表示される広告)の合致度によって判断されます。そのため、ビジネス情報の中身をより詳しく明記することで検索語句との関連性を高めることができます。

<参照>

Googleビジネスプロフィールヘルプ:Googleのローカル検索結果のランキングを改善する方法

口コミを集める

Googleマップのローカル検索結果では、店舗までの距離がランキングの決定要因として重視されますが、それだけで表示順位が決まるわけではありません。店舗の評価や口コミ数なども考慮されるため、必ずしも距離が近い店舗が検索結果に表示されるとは限りません。

そのため、口コミを増やすことは非常に重要です。

口コミを増やすために有効な対策としては、ビジネス情報を充実させることのほかに、店内での口コミの投稿促進、口コミへの返信などがあります。

口コミの内容やビジネスオーナーからの返信内容も含めて評価されるため、オンライン上でも丁寧な対応をすることが大切です。

SNSやブログ、Webサイトで情報を発信する

他にも、SNSやブログを活用することで知名度が上がり、結果としてGoogleマップ上で上位に表示されやすくなります。

知名度はWebサイトのプレビュー数や店舗一覧などのオンライン情報が判断材料になります。SNSでは、できるだけ画像や動画を入れることや定期的に更新することで、よりユーザーに見てもらいやすくなります。

SNSはツールによって拡散されやすい内容が異なるため、目的に合わせてツールを使い分けることが効果的です。

Googleビジネスプロフィールで使える6つの基本機能

Googleビジネスプロフィールでは、具体的にどんな機能を使うことができるのでしょうか。ここでは、Googleビジネスプロフィールで使える機能を7つほどご紹介します。

1. 投稿

Googleビジネスプロフィールでは投稿という形で、特典情報、商品情報、最新情報、イベント情報を発信できます。

Googleビジネスプロフィールから情報発信することで、ユーザーに適切な情報を表示することができます。Googleビジネスプロフィールの投稿を有効活用することで、より効果的な情報発信ができます。

2. 情報

Googleビジネスプロフィールのビジネス情報は、店舗名やビジネス拠点、店舗の営業時間、ウェブサイト情報、写真など15項目ほどあり、入力指示に沿って書くだけで適切な情報をユーザーに表示させることが可能です。

3. パフォーマンス

Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法やユーザーの反応といった情報を確認することができます。

これを活用することで、ユーザーのニーズや興味を把握することができるほか、どのようなルートで店舗を知ったのか、Google検索やGoogleマップ検索後にどのような行動を取ったかの確認をすることができます。

関連記事:Googleビジネスプロフィールのアクセス解析機能「パフォーマンスデータ(旧インサイト)」で確認できる情報は?

4. 口コミ 

Googleビジネスプロフィール上では、口コミの返信対応が可能です。前述したように、口コミの丁寧な対応は、検索結果にポジティブな影響を与え、店舗の認知を高めることにつながります。

5. 写真・動画

Googleビジネスプロフィールでは、外観、店内の写真のほかに、動画やストリートビューなどのパノラマ写真を記載することができます。店舗情報として、写真や動画はユーザーにとって店舗イメージに直結する重要な情報ですので、活用することをおすすめします。

注意点として、写真はオーナーが投稿したものとユーザーが投稿したものの両方が表示されるために、誤った情報をユーザーが投稿してしまうこともあります。このような場合は削除申請し、常に管理することが重要でしょう。

※ポリシー違反に該当しない場合は、削除されない場合があります

関連記事:Googleビジネスプロフィールに写真や動画を追加する方法!登録できる3つの写真や登録方法も解説

6. 商品

Googleビジネスプロフィール上では、詳しい商品情報を載せることもできます。これを掲載することで、ユーザーがGoogle上ですぐに商品のことを知ることができ、結果的に購買行動を促すことができます。

商品は単品商品の紹介と、カテゴリ設定や価格帯を掲載することができます。また、任意で商品にオンライン注文・購入・詳細・特典を利用ボタンを追加できるため、ウェブサイトへ集客することができます。

Googleビジネスプロフィールを利用するメリット

Googleビジネスプロフィールは、事業者にとってさまざまなメリットがあります。

Googleサービスを利用するメリットはどのような点にあるのかを紹介します。

1. 多くの見込み顧客に詳細な情報を届けられる

ユーザーは店舗や施設に足を運ぶ際、ある程度エリアの候補を決めてからお店の雰囲気や予算のなかから選ぶ傾向にあります。エリアを絞って検索したユーザーのGoogleマップ上で表示された店舗や施設は、来店候補にあがりやすくなります。

集客対策としてホームページを作成したり大手予約サイトへ掲載したりするのと同じく、とくに都市部ではGoogleビジネスプロフィールを活用した集客を実施している店舗や施設がほとんどです。

基本的な情報を入力するほか、最新情報を発信するだけでもある程度は集客につながります。効果的な施策を行うことで、さらなる集客効果が期待できるでしょう。

2. 情報を遅滞なく正確に発信できる

オーナー確認を行うことで、Googleや第三者からの情報の変更をオーナー自身の判断で承認や拒否が可能になります。オーナー自身で最新の正しい情報を更新したり管理したりできるため、間違った情報の発信を防げます。

Googleビジネスプロフィールは営業時間や定休日といったビジネスの基本的な情報を掲載できるだけでなく、イベント情報やお店の写真も発信できる集客に有効な手段です。口コミの管理のほかにも、ユーザーからの質問への返信も可能なため、オーナー確認は必須といえるでしょう。

3. インバウンド対策にも効果的

自店舗のWebサイトを他言語化させる際、多くの場合は費用が発生します。Googleビジネスプロフィールでは、店舗ページの多言語化が無料でできるため、インバウンド対策にも活用できます。

Googleビジネスプロフィールが表示されるGoogleマップは、多くの外国語に対応しており、自動でユーザーの使用言語に変換される仕組みになっています。ビジネス名は手動での設定が必要となりますが、さまざまな言語での表示が可能です。

ビジネス情報や口コミについて多言語で閲覧できるのであれば、口コミを重視する外国人などの訪問が期待できます。Googleビジネスプロフィール訪日外国人の集客にも効果を発揮すると考えられるでしょう。

Googleビジネスプロフィールは見込み顧客への訴求に活用できる

Googleビジネスプロフィールの活用は、新規顧客の獲得や、訪日外国人への情報提供を通じた誘客など、多くの効果が期待できます。

サービスの基本情報の入力など簡単な登録だけで利用できることや、ほとんどの機能や一般的には費用がかかる多言語化までも無料で使用できます。今後インバウンド市場の回復がすすむにつれ、店舗を経営する上ではより必要性が高まっていく可能性もあります。

利用する上では紹介したようなGoogleビジネスプロフィールに関する基本事項を理解し、オーナー登録や情報の充実などに努めていくとよいでしょう。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

【6/24開催】集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり

競合店舗がひしめく中で、お客様に選ばれ続けるためには「単発的な集客施策だけでは不十分」と感じられている店舗事業者の方も多いのではないでしょうか?

集客力を最大化するには、「新規顧客の獲得」と「再来店の促進」この2つの視点を両立することが必要不可欠です。

本セミナーでは、店舗ビジネス向けメディア「口コミラボ」を運営する株式会社movと、セミカスタム型アプリパッケージ「App Publisher」を提供するエンバーポイント株式会社が共催し、

・新しいお客様を呼び込むための口コミ活用術
・お客様にリピートしてもらうためのアプリを活用したCRM戦略

について、それぞれ解説いたします。

新規集客・リピーター獲得に課題を感じている方は、ぜひご視聴ください!

<本セミナーのポイント>

  • 新しいお客様を呼び込むための口コミの収集、活用方法が学べる!
  • アプリを活用したリピーターを獲得するためのCRM戦略が学べる!
  • 各企業の実例から”明日から使えるテクニック”が学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり【6/24開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに