地図事業などを展開するジオテクノロジーズ株式会社と株式会社JTBは、持続可能な観光地域づくりに向けた共創を目指し、業務提携契約を締結しました。
10月1日より、共同開発した人流分析ツール「トレポト」のサービスを開始します。
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人流分析ツールを共同開発 持続可能な観光地域づくり目指す
インバウンド需要が拡大を続けるなか、オーバーツーリズムなどの観光地が抱える課題も顕在化しています。
ジオテクノロジーズとJTBは観光地の渋滞に着目し、渋滞の緩和や改善に貢献するために、渋滞情報や人流を可視化できる人流分析ツールとして「トレポト」を共同開発しました。
「トレポト」では、過去の渋滞状況が視覚的に把握できるほかに、統計に基づく渋滞予測が可能となります。また両社は同ツールを活用し、最短距離だけでなく通過時間も考慮した、最適な所要時間の計算に基づく詳細な分析レポートを提供するとしています。
同ツールについて、まずは観光地における交通課題が顕在化している自治体やDMO（観光地域づくり法人）を対象として、サービス提供を開始する予定です。
ツールの活用例としては、イベント時の交通影響の可視化や、運輸事業の検討と効果検証などに利用できます。例えばJTBは、沖縄県で「JUNGLIA OKINAWA（ジャングリア沖縄）」の開業が7月に控えていることを踏まえ、さらなる需要増が見込まれる沖縄県北部エリアに交通結節点を設置することの有効性について、実際のデータに基づいて客観的に評価したといいます。
両社は今後、交通渋滞や人流の分析データをもとに、より高精度なプロモーション戦略や観光政策の立案、さらに地域ごとの移動分散や公共交通機関の活用促進を提案し支援していくとしています。
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＜参照＞
株式会社JTB：ジオテクノロジーズとJTB、人流分析ツール 『トレポト』 を共同開発
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