訪日ラボが最新の口コミデータを元に独自調査・発表している『インバウンド人気ホテル・旅館ランキング』。都道府県別のランキングにおいて、たびたびトップ10に名を連ねるのが、アパホテルです。
日本を訪れる外国人観光客が急増する中、アパホテルは「新都市型ホテル」という独自のコンセプトのもと、インバウンド需要を成長戦略の柱と位置付けています。
その成長を支えているのが、「欧米を中心としたターゲティング」と、「利便性を武器にしたリピーター獲得」です。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
欧米を中心としたターゲット戦略
アパホテルは、全国的に訪日数が多いアジアからの旅行者のみならず、欧米からの旅行者もバランスよく集客しています。
特に、アメリカやヨーロッパの訪日旅行者はアジアに比べて平均宿泊日数が長い傾向にあることから、収益性向上に大きく貢献しています。6月の国・地域別の訪日外国人数では、アメリカが単月で過去最高を記録しており、ヨーロッパ圏も引き続き好調であることから、今後さらに全体の売上に貢献する可能性もあります。
このように、アパホテルは、オンライン旅行代理店(OTA)などを通じてアジアからの旅行者層を確保しつつ、客単価の高い欧米からの宿泊客への対応を強化することで、全体の収益構造を最適化しています。
訪日客のニーズつかむ「新都市型ホテル」でリピーター獲得
またアパホテルは、「新都市型ホテル」というコンセプトを掲げています。
その大きな特徴は、駅から近い好立地に多くの施設を展開している点にあります。こうした戦略は、利便性やアクセスの良さを重視する訪日外国人観光客のニーズを的確に捉えていると考えられ、実際にアパホテルの宿泊客の20〜30%を訪日外国人が占めています。
ほかにも、アパホテルでは施設自体の利便性を高めるため、さまざまな施策が行われています。
具体的には、ホテルの館内案内を多言語で表示できるデジタルインフォメーションの設置や、セルフWi-Fiレンタルサービスの導入、海外のプラグに対応するユニバーサルコンセント設置など、外国人旅行者が安心して快適に滞在できる環境を整えています。
フロントに設置された自動チェックイン機も、チェックイン時の混雑を緩和し、スムーズな手続きを実現することで、宿泊客のストレス軽減に貢献しています。
こうした観光客の利便性を重視した取り組みが、訪日客の満足度向上につながり、リピーター獲得にも貢献しています。
訪日客の宿泊率、40〜50%見据える
こうした多角的な取り組みも一因となり、アパグループの2024年11月期連結決算は、売上高2,260億円(前期比18.2%増)、経常利益796億円(前期比44.0%増)と、過去最高売上・利益を更新しました。
アパグループは、近い将来、訪日客の宿泊比率が40〜50%を超えることを見据え、今後も新規ホテル開発や既存ホテルのサービス向上などを行うとしています。
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY」にアパグループ 社長兼CEO 元谷氏が登壇!
国内の宿泊客のみならず、海外からの旅行者のニーズにも広く対応し、今後も成長が期待されるアパホテル。
そのアパホテルを展開するアパグループの社長兼CEOである元谷 一志氏が、訪日ラボ主催のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY」に登壇します。講演では、アパグループの今後の戦略やビジョンについて、より詳しく語られます。
詳細は特設サイトをご確認ください。
開催概要
日時 |
2025年8月5日(火)11:00〜17:30(受付開始 10:00) |
会場 | |
参加費 |
一般:2,000円 ※一部セッションはアーカイブ配信を予定しています。 |
申し込み方法 |
以下のイベント特設サイトから、お申し込みください。 |
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<参照>
アパホテルズ&リゾーツ:
台東区 18棟目 アパホテル〈京成上野駅前南〉起工式開催
アパグループ新中期5ヶ年計画「AIM5 ~APA Innovative Movement」始動!
アパグループ 2024年11月期連結決算を発表
株式会社テレコムスクエア:チェーンホテルに初導入 セルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」アパホテル8店舗にて3月13日よりサービス開始
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
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