訪日ラボが最新の口コミデータを元に独自調査・発表している『インバウンド人気ホテル・旅館ランキング』。都道府県別のランキングにおいて、たびたびトップ10に名を連ねるのが、アパホテルです。
日本を訪れる外国人観光客が急増する中、アパホテルは「新都市型ホテル」という独自のコンセプトのもと、インバウンド需要を成長戦略の柱と位置付けています。
その成長を支えているのが、「欧米を中心としたターゲティング」と、「利便性を武器にしたリピーター獲得」です。
欧米を中心としたターゲット戦略
アパホテルは、全国的に訪日数が多いアジアからの旅行者のみならず、欧米からの旅行者もバランスよく集客しています。
特に、アメリカやヨーロッパの訪日旅行者はアジアに比べて平均宿泊日数が長い傾向にあることから、収益性向上に大きく貢献しています。6月の国・地域別の訪日外国人数では、アメリカが単月で過去最高を記録しており、ヨーロッパ圏も引き続き好調であることから、今後さらに全体の売上に貢献する可能性もあります。
このように、アパホテルは、オンライン旅行代理店(OTA)などを通じてアジアからの旅行者層を確保しつつ、客単価の高い欧米からの宿泊客への対応を強化することで、全体の収益構造を最適化しています。
訪日客のニーズつかむ「新都市型ホテル」でリピーター獲得
またアパホテルは、「新都市型ホテル」というコンセプトを掲げています。
その大きな特徴は、駅から近い好立地に多くの施設を展開している点にあります。こうした戦略は、利便性やアクセスの良さを重視する訪日外国人観光客のニーズを的確に捉えていると考えられ、実際にアパホテルの宿泊客の20〜30%を訪日外国人が占めています。
ほかにも、アパホテルでは施設自体の利便性を高めるため、さまざまな施策が行われています。
具体的には、ホテルの館内案内を多言語で表示できるデジタルインフォメーションの設置や、セルフWi-Fiレンタルサービスの導入、海外のプラグに対応するユニバーサルコンセント設置など、外国人旅行者が安心して快適に滞在できる環境を整えています。
フロントに設置された自動チェックイン機も、チェックイン時の混雑を緩和し、スムーズな手続きを実現することで、宿泊客のストレス軽減に貢献しています。
こうした観光客の利便性を重視した取り組みが、訪日客の満足度向上につながり、リピーター獲得にも貢献しています。
訪日客の宿泊率、40〜50%見据える
こうした多角的な取り組みも一因となり、アパグループの2024年11月期連結決算は、売上高2,260億円(前期比18.2%増)、経常利益796億円(前期比44.0%増)と、過去最高売上・利益を更新しました。
アパグループは、近い将来、訪日客の宿泊比率が40〜50%を超えることを見据え、今後も新規ホテル開発や既存ホテルのサービス向上などを行うとしています。
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY」にアパグループ 社長兼CEO 元谷氏が登壇!
国内の宿泊客のみならず、海外からの旅行者のニーズにも広く対応し、今後も成長が期待されるアパホテル。
そのアパホテルを展開するアパグループの社長兼CEOである元谷 一志氏が、訪日ラボ主催のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY」に登壇します。講演では、アパグループの今後の戦略やビジョンについて、より詳しく語られます。
詳細は特設サイトをご確認ください。
開催概要
| 日時 |
2025年8月5日(火)11:00〜17:30(受付開始 10:00) |
| 会場 | |
| 参加費 |
一般:2,000円 ※一部セッションはアーカイブ配信を予定しています。 |
| 申し込み方法 |
以下のイベント特設サイトから、お申し込みください。 |
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<参照>
アパホテルズ&リゾーツ:
台東区 18棟目 アパホテル〈京成上野駅前南〉起工式開催
アパグループ新中期5ヶ年計画「AIM5 ~APA Innovative Movement」始動!
アパグループ 2024年11月期連結決算を発表
株式会社テレコムスクエア:チェーンホテルに初導入 セルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」アパホテル8店舗にて3月13日よりサービス開始
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