6月の訪日マレーシア人数は2.8万人、2024年超えの水準で推移:マレーシア市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年上半期】

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

日本政府観光局JNTO)が7月16日に発表した訪日外客統計によると、2025年6月の訪日マレーシア人数は2万8,100人でした。

また、観光庁が同日に発表したインバウンド消費動向調査によると、2025年4-6月期の訪日マレーシア人旅行消費額は283億円となっています。

本記事では、マレーシア市場のインバウンド動向について解説します。

関連記事:2024年の訪日マレーシア人数は50.7万人 消費額は1,086億円でともに過去最高:マレーシア市場の最新インバウンドデータを解説【2024年年間】

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

訪日マレーシア人客数最新データ:6月は2.8万人

日本政府観光局JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2025年6月の訪日マレーシア人数は2万8,100人で、前年同月から27.5%増加しました。

▲訪日マレーシア人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日マレーシア人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

上半期の推移を見てみると、前年を上回る水準で推移しています。特に特に1月は、旧正月マレーシアの通貨・リンギットの高騰などの影響により、前年同月比133.8%増と大きく伸長しました。

例年、マレーシア人の訪日旅行は12月頃にピークを迎える傾向にあります。そのため下半期も引き続き好調を維持すれば、2025年の訪日マレーシア人数は過去最高を更新することも十分考えられます。

関連記事:マレーシアと日本の関係は?政治・経済のつながりや日本へのイメージなど徹底解説

▲訪日マレーシア人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日マレーシア人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日マレーシア人消費額最新データ:4-6月期283億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。

2025年4-6月の訪日マレーシア人旅行消費額は283億円(前年同期比38.1%増)でした。訪日客数と同様に、前年の水準を上回って推移しています。

▲訪日マレーシア人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日マレーシア人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額は21万7,784円

1人当たり消費額を見てみましょう。

2025年4-6月の訪日マレーシア人の1人当たり消費額は、21万7,784円でした。全市場の1人当たり平均消費額(23万8,693円)と比較すると2万909円少なくなっています。

▲訪日マレーシア人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日マレーシア人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で7万7,775円でした。次いで買物代が6万5,718円、飲食費が4万5,630円、交通費が2万3,407円、娯楽等サービス費が5,255円でした。

2024年と比較すると、1人当たり消費額は2万円以上増加しました。5つの費目のなかでは、宿泊費、飲食費、買物代が前年より増加しており、特に買物代は、前年から1万円以上増加しています。

ーーー

以上、マレーシアの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、マレーシアインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

→マレーシアについて詳しく見る

※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜


今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。

ホテル内レストランでは、

  • 「宿泊者以外の集客が難しい」
  • 「メディアや広告に頼らざるを得ない」

といった課題の声を多く耳にします。

宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。

本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。

<セミナーのポイント>

  • ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
  • “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
  • 宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜

訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!

訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる


完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに