6月の訪日インドネシア人数は5.2万人、前年超えの水準で推移:インドネシア市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年上半期】

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日本政府観光局JNTO)が7月16日に発表した訪日外客統計によると、2025年6月の訪日インドネシア人数は5万1,500人でした。

また、観光庁が同日に発表したインバウンド消費動向調査によると、2025年4-6月期の訪日インドネシア人旅行消費額は302億円となっています。

本記事では、インドネシア市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日インドネシア人客数最新データ:6月は5.2万人

日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2025年6月の訪日インドネシア人数は5万1,500人で、前年同月から19.6%増加しました。

2025年上半期の推移を見てみると、おおむね前年を上回る水準で推移しています。

前年は4月だったイスラム教の断食明け休暇が3月にずれた影響もあり、4月の訪日インドネシア人数は前年をやや下回りました。

関連記事:イスラム教のラマダンとは?断食のルールや目的、インバウンドとの関係など

▲訪日インドネシア人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

インドネシア人の訪日旅行は、12月頃にピークを迎える傾向にあります。そのため下半期も順調に推移すれば、2025年の訪日インドネシア人数が2024年を超えて過去最高になることも十分に考えられるでしょう。

関連記事:インドネシアのZ世代、9割が訪日旅行に高い関心:集客するためのポイントとは?

▲訪日インドネシア人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日インドネシア人消費額最新データ:4-6月期302億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。

2025年4-6月の訪日インドネシア人旅行消費額は302億円(前年同期比2.6%減)となりました。消費額が減少した理由としては、1人当たり消費額の減少が考えられます。

▲訪日インドネシア人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額は18万4,115円

1人当たり消費額を見てみましょう。

2025年4-6月の訪日インドネシア人の1人当たり消費額は、18万4,115円でした。全市場の1人当たり平均消費額(23万8,693円)と比較すると5万4,578円少なくなっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で6万9,729円でした。次いで買物代が4万8,358円、飲食費が3万6,732円、交通費が2万2,937円、娯楽等サービス費が6,063円でした。

▲訪日インドネシア人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

5つの費目すべてで前年を下回り、買物代は7,000円以上減少しました。

訪日客数は前年を上回って推移していることから、全体の消費額については好調が期待できる一方で、訪日インドネシア人の消費トレンドについては注目する必要がありそうです。

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以上、インドネシアの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、インドネシアインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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