6月の訪日イギリス人数は3.4万人、4-6月の消費額は前年比1.4倍に:英国市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年上半期】

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日本政府観光局JNTO)が7月16日に発表した訪日外客統計によると、2025年6月の訪日イギリス人数は3万3,500人でした。

また、観光庁が同日に発表したインバウンド消費動向調査によると、2025年4-6月期の訪日イギリス人旅行消費額は685億円となっています。

本記事では、イギリス市場のインバウンド動向について解説します。

関連記事:2024年の訪日英国人数は43.7万人、消費額は1,665億円でともに過去最高:英国市場の最新インバウンドデータを解説【2024年年間】

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訪日イギリス人客数最新データ:6月は3.4万人

日本政府観光局JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2025年6月の訪日イギリス人数は3万3,500人で、前年同月から16.2%増加しました。

2025年上半期を見てみると、すべての月で2024年を上回る水準で推移しています。特に、訪日需要の高まりやイースター休暇などによって、4月は単月として過去最高を記録しました。

▲訪日イギリス人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日イギリス人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

イギリス人は4月を中心とする春季と10月頃に多く訪日し、冬季の訪日需要は落ち着く傾向にあります。しかし、下半期も引き続き前年を超えるペースで推移すれば、訪日イギリス人数が2024年を上回って過去最高を更新する可能性も十分にあるでしょう。

▲訪日イギリス人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日イギリス人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日イギリス人消費額最新データ:4-6月期685億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。

2025年4-6月期の訪日イギリス人旅行消費額は685億円(前年同期比44.5%増)となりました。1-3月期は前年をやや下回ったものの、4-6月期は訪日客数の増加に伴って、前年を大きく上回りました。

▲訪日イギリス人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日イギリス人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額は44万3,945円

1人当たり消費額を見てみましょう。

2025年4-6月の訪日イギリス人の1人当たり消費額は、44万3,945円でした。全市場の1人当たり平均消費額(23万8,693円)と比較すると20万5,252円多く、全市場で最も高い金額となりました。

▲訪日イギリス人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日イギリス人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

宿泊費は全市場で最も高くなっており、前年から5万円以上増加しました。一方で、5つの費目のうち交通費と娯楽等サービス費、買物代は前年から減少しました。

ーーー

以上、イギリスの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、イギリスインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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