2024年の航空市場、国際線プレミアムクラス旅行が増加【IATA世界航空輸送統計レポート】

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

国際航空運送協会IATA)は8月4日、2024年の包括的な統計データを収録した「世界航空輸送統計レポート(WATS)」の最新版を発表しました。

同レポートによると、2024年はプレミアムクラスが大きく成長したことがわかりました。また、日本の空港が人気の路線ランキング2位、3位にランクインしていることが明らかになりました。

関連記事IATA、航空業界の2025年財務見通しを発表 燃料安を追い風に「好調」予測

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

国際線プレミアムクラス旅行が増加 成長率トップはアジア

同レポートによると、2024年は国際線プレミアムクラスが成長したことがわかりました。

ビジネスクラスとファーストクラスを含む国際線プレミアムクラスでの旅行が11.8%増加し、エコノミークラス旅行の成長(11.5%)を上回りました。

地域別の成長率トップはアジア太平洋地域で、プレミアムクラス旅客数は2,100万人(前年比22.8%増)となりました。またアジア太平洋地域は、エコノミークラス旅行者も増加しており、前年比28.6%増の5億80万人となっています。

2024年におけるプレミアムクラス旅客数の最大の市場は、引き続きヨーロッパとなっており、3,930万人のプレミアムクラス旅客数を記録しました。全旅行者に占めるプレミアムクラス旅客数の割合が最も高かった地域は中東で、14.7%となりました。

▲地域別の旅客輸送量の増加と客室クラス別旅客数(2024年):IATAリリースより
▲地域別の旅客輸送量の増加と客室クラス別旅客数(2024年):IATAリリースより

「済州島〜ソウル」が最も人気の航空路線に 日本も上位に選出

2024年に世界で最も利用者数が多かった航空路線のランキングでは、アジア太平洋地域が上位を占めました。

1位は「済州島〜ソウル」で、両空港間の利用者は1,320万人にのぼると見込まれています。次いで、2位は「札幌〜羽田」(920万人)、3位は「福岡〜羽田」(900万人)と日本の空港も上位にランクインしています。

また、各地域における最も人気の航空路線は、以下の通りとなっています。

  • 中南米:「ボゴタ〜メデジン」(380万人)
  • アフリカ:「ケープタウン〜ヨハネスブルグ」(330万人)
  • 北米:「ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港〜ロサンゼルス」(220万人)
  • ヨーロッパ:「バルセロナ〜パルマ・デ・マヨルカ」(200万人)
▲2024年 世界で最も混雑する空港ペア:IATAリリースより
▲2024年 世界で最も混雑する空港ペア:IATAリリースより

2024年世界最大の航空市場は「アメリカ」 日本は6位

同レポートによると、2024年世界最大の航空市場*となったのはアメリカで、旅客数は8億7,600万人(前年比5.2%増)となっています。

次いで、中国が7億4,100万人の旅客数で2位に。3位はイギリス、4位はスペイン、5位はインドと続き、日本は世界で6位の航空市場となりました。

*各国を出発または到着するすべての乗客(国際線および国内線)が含まれる

▲2024年最大の旅客市場:IATAリリースより
▲2024年最大の旅客市場:IATAリリースより

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

IATA:IATA Launches 2024 World Air Transport Statistics Report

【8/21開催】インバウンドプロモーション最新版!人流データを活用した旅ナカ集客

本セミナーでは、株式会社unerryと株式会社movが共催し、「インバウンドの旅ナカ行動」に焦点を当て、訪日外国人が“日本のどこを回遊し、どのように消費しているのか”を解説いたします。

日本各地でインバウンドが戻りつつある中、「観光客は来ているが、地域内で回遊されていない」「店舗・施設への来訪に繋がっていない」といった課題も多く見られます。

そこで本セミナーでは、

  • インバウンドの最新動向
  • 日本におけるインバウンドの回遊・来店行動

の観点で、インバウンドの消費行動の“実像”を明らかにします。

<セミナーのポイント>

  • インバウンド市場の最新動向がわかる!
  • インバウンドの“旅ナカの動き”が学べる!
  • インバウンドの動きに合わせた広告配信と来店促進の手法が学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【8/21開催】インバウンドプロモーション最新版!人流データを活用した旅ナカ集客

【インバウンド情報まとめ 2025年7月後編】「万博に来た訪日客」の国別ランキングを発表!ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に7月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「万博に来た訪日客」の国別ランキングを発表! / JNTO、韓国・サウジ・ブラジルで訪日プロモーション強化 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに