日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年6月の訪日北欧人数は1万8,300人でした。
本記事では、2025年上半期の北欧市場のインバウンド動向について解説します。
※ここでの北欧地域とは、JNTOが重点市場として位置づけるスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドを指します。北欧市場については、観光庁のインバウンド消費動向調査で消費額が公表されていないため、本記事では主に訪日外客統計のデータを扱います。
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北欧の訪日客数データ:3月を除くすべての月で前年超え
日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2025年6月の北欧地域からの訪日客数は1万8,300人で、前年同月から27.3%増加しました。
上半期の累計は9万4,395人と、2024年比で28.1%増加しており、3月を除いたすべての月で前年を超える結果となりました。
JNTOは好調の要因について、1月末にストックホルム〜羽田線が就航したことで、訪日旅行に関する報道が増えたことを挙げています。特に4月は、イースター休暇もあったことから大きく伸長しました。

北欧地域の市場規模は小さいものの、継続する訪日需要によって、着実に訪日客数を伸ばしています。
北欧地域からは、下半期では10月を中心とした秋季に多く訪日する傾向があります。このまま順調に推移すれば、2025年の北欧地域からの訪日客数が過去最高を更新することも十分に考えられるでしょう。

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以上、北欧の最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、北欧のインバウンド動向に関する情報を発信していますので、ぜひご覧ください。
※本記事では、日本政府観光局(JNTO)の訪日外客統計を用いて記事内容・グラフを作成しています。また2022年以前については「北欧地域」としての訪日客数の発表がないため、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの訪日客数を集計して使用しています。
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<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計
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