「宝飾店」の倒産が前年比で減少 好調なインバウンド需要が寄与

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帝国データバンクは、宝飾店の倒産動向についての調査・分析結果を発表しました。

調査によると、2025年1月から7月に発生した宝飾店の倒産は5件で、前年同期に比べて大幅に減少しました。富裕層訪日客を中心に高額なファッションジュエリーの販売が増加しており、このペースが続けば、倒産件数が過去20年間で最少となる見込みです。

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「宝飾店」の倒産が大幅減 過去20年で最少の見込み

帝国データバンクの発表によると、2025年1月から7月までの宝飾店の倒産(負債1,000万円以上、法的整理)は5件にとどまり、前年同期の11件を大きく下回りました。このペースが続くと、通年では過去20年間で最少となると見込まれています。

2024年度の宝飾店の損益動向を見ると、前年度から増益となった企業は50.5%となり、過去20年間で最大でした。また前年度からの業績悪化(減益もしくは赤字)の割合は45.0%となったものの、19年ぶりに4割台に低下しており、宝飾店の好調ぶりが示されました。

▲「宝飾店」の倒産件数 推移:株式会社帝国データバンク リリースより
▲「宝飾店」の倒産件数 推移:株式会社帝国データバンク リリースより

訪日客を中心にファッションジュエリーの販売が伸長

株価や不動産価格の上昇を背景に、富裕層訪日客を中心とした高額なファッションジュエリーの販売が伸長しています。特にアジア圏の訪日客向けでは、中古高級ブランド品の販売需要が旺盛となっており、買取販売も好調だとしています。

一方で同社は、訪日中国人客を中心に客数が減少傾向との声も聞かれるとして、インバウンドの勢いが曲がり角に差し掛かりつつあると指摘しています。

実際に百貨店では、円高によって高額品の購買が減少しており、宝飾品や貴金属についても前年を下回る傾向が見られています。

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<参照>

株式会社帝国データバンク:「宝飾店」の倒産、大幅減 過去20年で最少「金高騰」追い風 インバウンド向けが好調、半数超が2024年度「増益」

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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