【2026年版】タイの祝日・連休カレンダーとインバウンド動向

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東南アジアの中でも訪日観光客が多いタイ市場。

連休は旅行需要が高まることから、祝日の日程を把握することはインバウンド対策において重要です。

本記事では、2026年のタイの祝日・連休をまとめて紹介し、タイ市場における最新のインバウンド動向についても解説します。

※タイ政府による正式な祝日日程はまだ発表されていません。ここでは、タイ中央銀行のページを参照しています。発表があり次第、日程の修正・追加を行います。

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2026年のタイの祝日・連休一覧

2026年のタイの祝日は以下の通りです。

※タイ政府による正式な祝日日程はまだ発表されていません。ここでは、タイ中央銀行のページを参照しています。発表があり次第、日程の修正・追加を行います。

1月1日(木)〜2日(金)年始休暇【4連休】

新暦の元日です。タイでは旧正月を重んじるため、お店は通常営業が多くなります。2日は特別休暇として追加されました。

3月3日(火) マカブーチャ(万仏祭)

仏教の日の1つで、この日はアルコールの販売が禁止されます。

4月6日(月) チャクリー朝記念日【3連休】

チャクリー王朝が首都をバンコクに定めた記念日です。毎年4月6日に祝われます。

4月13日(月)〜15日(水) ソンクラーン(水かけ祭り)【5連休】

タイ旧正月で、水をかけあって楽しむ「水かけ祭り」が行われる日としても広く知られています。

旅行需要が高まるタイミングでもあり、土日を合わせて5連休となります。

5月1日(金)レイバーデイ(労働者の日)・4日(月)戴冠記念日【4連休】

レイバーデイは労働者の権利を祝う日で、戴冠記念日はタイ国王が即位した記念日です。

2つの祝日と土日でつなげて4連休になります。

6月1日(月)ヴィサカブーチャ(仏誕節)の振替【3連休】

仏陀が誕生し、悟りを開き、入滅したとされる仏教の重要な日です。この日はアルコールの販売が禁止されます。当日は日曜日にあたるため、翌日が祝日となります。

6月3日(水) スティダー王妃誕生日

王妃の誕生を祝う、2019年に制定された祝日です。2日(火)に休暇を取れば5連休になります。

7月28日(火)ラーマ10世国王誕生日

毎年7月28日は、タイ国王の誕生を祝う祝日です。

7月29日(水)アサラハブーチャ(三宝節)・30日(木)カオパンサー(入安居)

アサラハブーチャは「仏・法・僧」の3宝が成立したとされる日で、カオパンサーは僧侶が寺にこもって修行を始める日とされています。(カオパンサーは官公庁のみ休み)

この2日はアルコールの販売が禁止されます。

8月12日(水)シリキット王太后誕生日(母の日)

毎年8月12日は、王太后の誕生日を祝う祝日です。タイの母の日ともいわれています。

10月13日(火)ラーマ9世記念日

タイ国王が崩御された命日です。

10月23日(金)チュラロンコーン大王記念日【3連休】

1910年10月23日に崩御されたチュラロンコーン大王を称える日です。

12月7日(月)ラーマ9世誕生日(父の日) の振替【3連休】

タイの近代化を導いたラーマ9世の誕生記念日です。タイの父の日ともいわれます。当日は土曜日にあたるため、月曜が祝日となります。

12月10日(木)憲法記念日

絶対君主制から立憲君主制へ移行した記念日です。

12月31日(木)大晦日

年末12月31日は、カウントダウンイベントや花火などで賑わいます。


企業や学校の休暇制度について

タイの企業では休日に関して曜日の規定はなく、週休日については雇用主が作成する就業規則で規定されますが、一般的には土曜日、日曜日が休日になります。有給休暇は、1年間の勤続がある従業員に対し年間6日以上付与されます。

また、学校の長期休暇は主に以下の通りです。

  • 夏季休暇:4月初旬~5月中旬の6週間程度
  • 中期休暇:10月中旬~10月末の3週間程度

2024年の訪日タイ人数は国・地域別で第6位

ここでは、2024年と2025年の訪日外客統計のデータをもとに、タイ市場の動向について解説します。

関連記事:6月の訪日タイ人数5.2万人、上半期はコロナ前に近い水準まで回復:タイ市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年上半期】

2024年の訪日タイ人数は114.9万人

日本政府観光局JNTO)の統計によると、2024年の訪日タイ人数は114.9万人で、国・地域別で第6位となっています。

前年比15.4%増を記録したものの、2019年比では12.9%減と、コロナ禍前の水準には達していません。理由としては、消費者購買力の低下や、ビザ免除措置による中国の人気の高まりなどが考えられます。

一方、2025年累計は前年を超える水準で推移しており、今後の市場動向に引き続き注目が集まります。

▲訪日タイ人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日タイ人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

タイ人の訪日ピークは4月と10〜12月

訪日するタイ人旅行者は、4月と10〜12月にピークを迎えます。

特に4月は、タイ旧正月ソンクラーン」の休暇と重なることから、旅行需要が最も高まる時期です。また、スクールホリデーのある10〜11月や、年末年始である12月にも、旅行需要が拡大する傾向にあります。一方で、6〜9月の夏季は閑散期となります。

2024年は12月(14.7万人)が最も訪日数が多くなり、2025年4月にも15.8万人(前年比11.2%増)と高い訪日需要が見られました。秋以降も、昨年を上回る訪日数が期待されています。

またタイ人観光客は、全体の7割以上が訪日旅行2回目以上のリピーターである点が特徴的です。

▲訪日タイ人客数2019年、2024年、2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日タイ人客数2019年、2024年、2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

タイ人の訪日消費額は国・地域別で第7位

ここでは、2024年と2025年のインバウンド消費動向調査のデータをもとに、訪日タイ人の消費動向について解説します。

2024年の消費額は2,264億円

2024年の年間訪日外国人消費額は、8兆1,257億円でした。そのうち訪日タイ人観光客の年間消費額は2,264億円で、全体の2.8%を占め、国・地域別の消費額では第7位でした。

また、2019年比では30.7%増、2023年比では17.6%増と、過去最高の年間消費額を記録しています。

1人当たりの消費額は19万7,305円

訪日タイ人の一人当たりの消費額は19万7,305円でした。2019年比では50.1%増、2023年比では2.0%増でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万6,851円)と比較すると、約3万円低くなっています。

費目別に見ると、買い物代が31.6%と最も多く、宿泊費(30.8%)、飲食費(23.0%)、交通費(11.3%)、娯楽等サービス費(3.3%)と続きます。2019年と比較すると、買物代と宿泊費が2万円ほど増加しました。

▲訪日タイ人消費額の推移:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日タイ人消費額の推移:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

訪日ピークに合わせた早めの対策を

祝日・連休を把握することで、あらかじめインバウンド需要を予測し、事前のプロモーション受け入れ体制強化を行うことが可能になります。特にソンクラーンや秋冬シーズンは訪日ピークとなるため、計画的な対策が有効です。

また、旅行スタイルや消費傾向などを理解することも、インバウンド対策の精度を高めるために重要です。計画的な施策を行うことで、タイ市場のインバウンド需要を最大限活用しましょう。

関連記事:インバウンド対策とは?訪日客に選ばれるためのポイントも紹介

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計
観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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