西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は11月5日、2026年3月期 第2四半期業績(2025年4月1日〜9月30日)を発表しました。
大阪・関西万博効果やインバウンド需要の取り込みなどにより、5期連続の増収増益を記録しました。
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JR西日本、2025年4月〜9月期決算を発表
JR西日本は11月5日、2026年3月期 第2四半期業績(2025年4月1日〜9月30日)を発表しました。
万博効果・国内外の旅行需要捉え、5期連続の増収増益
営業収益は前年同期比7.4%増の8,718億円、営業利益は同17.3%増の1,229億円となり、5期連続の増収増益となりました。
セグメント別でみると、モビリティ業では営業収益が同6.4%増の5,278億円、営業利益が同18.0%増の863億円で、増収増益となりました。主な要因としては、想定を上回る万博需要や、堅調なインバウンド・国内需要を捉えたことによって運輸収入が増加したことが挙げられています。
また流通業では、万博需要や好調な鉄道利用に連動した駅構内店舗の売上増、ヴィアインの宿泊収入増により、過去最高益を記録しました。不動産業は、まちづくりプロジェクト(大阪・広島)の開業効果でホテル・ショッピングセンターが好調に推移し、増収増益となりました。

インバウンド収入は過去最高 万博効果も計画上回る
インバウンド収入は412億円で、上期として過去最高を更新。運輸収入に占めるインバウンドの割合は、前年同期の4.4%から5.3%へと上昇しました。増加要因としては、訪日外国人旅行者数の増加に加え、訪日客の大部分を占めるアジア圏からの観光客が、JR西日本のエリアに位置する関西空港や福岡空港を多く利用している点が挙げられます。
大阪・関西万博の効果については、プラスワントリップや万博用ダイヤ設定、会場内でのイベント主催やオフィシャルストア出店など、グループ一体で需要を取り込んだ結果、単体・グループともに利益計画を上回りました。

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