東京23区のホテル開発がV字回復 2020年を上回る規模へ

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不動産マーケティングプラットフォームの提供を行う株式会社マーキュリーは12月1日、東京23区におけるホテル宿泊施設の開発動向の調査結果を発表しました。

コロナ禍以降減少していた宿泊施設の開発件数は2024年から回復基調となっており、2026年には開発延床面積において、東京オリンピック開催予定だった2020年を上回ることがわかりました。

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東京23区のホテル開発、2024年から回復基調に

竣工年別のホテル開発件数は、東京オリンピック開催予定だった2020年に161件となったものの、その後コロナ禍によって開発計画自体が大きく減少したことから2021年は78件、2022年は39件、2023年は17件と大幅に落ち込みました。

その後は竣工予定の物件が増え、2024年は26件、2025年は44件と徐々に回復基調となっています。エリア別では台東区が最も多く、次いで中央区墨田区と続いています。

台東区の竣工件数が多い要因としては、浅草などの観光スポットへの近接性や、上野や東京といったターミナル駅へのアクセスが良いことなどが挙げられています。

▲竣工年別開発件数:株式会社マーキュリー発表資料

▲竣工年別開発件数:株式会社マーキュリー発表資料

一方、開発延床面積では、大規模再開発にホテル開発が含まれるケースが多いことを背景に、港区や千代田区といった都心部が上位を占めました。

竣工年別延べ床面積:株式会社マーキュリー発表資料
▲竣工年別開発延床面積:株式会社マーキュリー発表資料

2026年以降、開発件数がさらに増加 2020年を上回る規模

2026年は86件が竣工する見込みで、2025年の44件を大幅に上回る計画です。

エリア別では、これまでと同様に台東区中央区墨田区が上位を占める一方、開発延床面積では港区、千代田区などの都心部が上位に位置しています。

また、2026年と2027年に竣工を予定している物件の延床面積はいずれも年間100万㎡を超え、2020年の75万㎡を上回る見込みです。

▲竣工年別開発件数(2026年以降):株式会社マーキュリー発表資料

▲竣工年別開発件数(2026年以降):株式会社マーキュリー発表資料

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<参照>

株式会社マーキュリー:東京23区ホテル開発動向調査。供給がV字回復、2026年にピークへ

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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